掃除機がいらないという説は本当？掃除機なしでの掃除方法やメリット

「掃除機はいらない」という説があるが、結論からいうと、確かに掃除機がなくても生活できる。たとえば一人暮らしのワンルームなど広くない部屋に住んでいる場合は、掃除機がなくても室内をキレイに保てるだろう。
その場合、掃除機の代わりにフロアワイパーなどを使って掃除するといい。しかし、フロアワイパーではカーペットやラグは掃除できない。部屋にそれらを敷いている場合は、カーペット上を転がして掃除できる粘着クリーナーが必要だ。

掃除機のメリットはフローリング、カーペット、畳などさまざまな素材を掃除できることにある。毛足の長いラグなどに入り込んだゴミも吸い出せるため、掃除機1台であらゆる部屋が掃除でき、効率よく掃除したい方に向いている。また花粉やダニなどのアレルギーがあり、こまめに掃除してアレルゲン物質を除去したい方も掃除機を使ったほうがいいだろう。
これらを踏まえると、広い家に住む方、時短で掃除したい方、カーペットやラグを掃除する機会の多い方、アレルギーがある方は掃除機を使うのがおすすめだ。

部屋が狭い、物が少ないなどの場合は掃除が短時間で終わるため、そもそも掃除に効率を求める必要がない。また部屋に敷き物がない、とくにアレルギーがないという方は掃除機がいらないといえるだろう。

フローリングを掃除するには、本来はフロアワイパーと掃除機、雑巾の3つを使った方法が主流だ。しかしフロアワイパーや雑巾を使えば、掃除機がいらない掃除方法を実現できる。ほうきやちりとりなどの掃除グッズがあるとさらに便利だろう。

1．まずはフロアワイパーにドライシートを付け、フローリングを掃除しよう。大きなゴミやホコリ、髪の毛などをキャッチしていく。
2．フローリングの溝や部屋の隅などに残っている細かいゴミも取り除こう。ほうきがある場合、隙間のゴミをかき出すのに使うといい。
3．床についた食べこぼしや染みなどの汚れは、最後に雑巾またはフロアワイパーのウェットシートで水拭きする。

このようにフロアワイパーや雑巾で掃除すれば、掃除機がいらないだろう。

掃除機がいらない生活をするメリットは数多くある。部屋が狭い、物が少ない、カーペットを敷いていないなどで掃除機なしでも生活できそうな方は、以下のメリットを参考に検討するといい。

掃除機を使うと騒音が大きく、夜間には近隣の迷惑になるため使いにくい。しかしフロアワイパーや雑巾での掃除は騒音が出ないため、時間を気にせずいつでも掃除できる。掃除機がいらない生活では、自分の都合にあった時間でサッと掃除できるのだ。

また電気代が抑えられるのもメリットだ。掃除機を1日10分使うだけでも、年間で2千円ほどの電気代がかかるというデータもある。日々の電気代を節約したい方に向いている。

掃除機は機種によっては5万円以上するものもあり、購入するには比較的に多くの費用がかかる。掃除機がいらない生活を送ることで、家電を購入するコストを抑えられる。その分、費用をほかのものに回すことが可能になるだろう。

掃除機はサイズが大きい物が多く、収納にスペースをとってしまう。フロアワイパーであれば隙間などにも立てかけられるため、掃除機に比べて省スペースで収納できる。