掃除機のヘッドはどう掃除すればいい？ホコリや髪の毛を取り除く方法

掃除機のヘッドは定期的に掃除したほうがいい。ヘッドはゴミを直接吸い込む部分のため汚れやすい。またヘッドにホコリや髪の毛などのゴミが絡みつくと、ブラシの回転が妨げられて吸引力が落ち、ゴミをうまく吸い込めなくなる可能性がある。ヘッドは月に1回程度を目安に掃除しよう。

ほかにも掃除機のホース内部にゴミが入り込んでいる場合や、フィルターがゴミでいっぱいになっている場合も掃除機の吸引力が落ちやすい。ヘッド以外のパーツも定期的に掃除するのがおすすめだ。

掃除機のヘッドには「パワーヘッド」と「エアーヘッド」の2種類がある。パワーヘッドはヘッドの内部にモーターを搭載したタイプで、ブラシ自体が回転してゴミを吸い取る。一方エアーヘッドは、ヘッドの内部を空気が通り抜けることでブラシを回し、そのパワーでゴミを吸引する。一般的にゴミを吸い取る力はパワーヘッドのほうが強い。

パワーヘッドとエアーヘッドの掃除機は基本的に同じ方法で掃除できるが、手順の一部が異なる場合がある。掃除する際はそれを念頭に置いておこう。また、中にはヘッドを水で丸洗いできる掃除機もある。掃除の前に、お使いの掃除機がどの掃除方法に適しているかチェックするといい。

1．まずはヘッドを本体から外し、ヘッドの表面に付着したゴミを除去する。掃除機にヘッドを掃除できる付属のパーツがある場合は、それをつけてヘッドのゴミを吸い取ろう。
2．ヘッドに絡みついたゴミはピンセットで取り除いていく。髪の毛などが何重にも絡まって取れない場合は、誤ってブラシを切らないよう注意しながらはさみで切ろう。ブラシの間に挟まったホコリが取れにくい場合は、古い歯ブラシでこするのも手だ。
3．ブラシが水洗いOKの場合は取り外し、バケツなどに溜めた水の中で振るようにして洗う。水洗いのあとは完全に乾かそう。ただしパワーヘッドのタイプはモーターを内蔵しているため、基本的に水洗いできない場合が多い。取扱説明書を読んで、取り外しと水洗いが可能か確認してほしい。
4．最後にヘッドの本体を雑巾で水拭きする。汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めた液で拭き、仕上げにキレイな水をかたく絞った雑巾で拭き取ろう。

ヘッドがキレイになったら、あとは掃除機本体やフィルター、ダストカップも掃除しておきたい。それぞれの掃除方法を解説するので、この機会にヘッドだけでなく掃除機全体をピカピカにしよう。

フィルターには細かなホコリが詰まっている。古い歯ブラシや付属のブラシでフィルターを軽くこすり、ホコリを除去しよう。ホコリの量が多い場合はピンセットなどで取りたくなるが、フィルターを傷つけるおそれがあるため避けたほうがいい。仕上げにキレイな水で洗い、残った汚れを流そう。

掃除機本体からダストカップを取り外す。ゴミ袋を広げて中にダストカップを入れ、古い歯ブラシなどでホコリをかき出していこう。ダストカップが水洗い可能な場合は、中性洗剤を薄めた液で洗い、最後にキレイな水で流す。においや故障の原因にならないよう、完全に乾かすことも大切だ。

掃除機本体が汚れている場合は、ヘッド本体の掃除方法と同様に、中性洗剤を薄めた液を雑巾に付けて拭き掃除する。その後かたく絞った雑巾で洗剤を拭き取ろう。アルコールスプレーやアルコールウェットティッシュで拭くのもおすすめだ。