1. 掃除機で水は吸えるの?

一般的な掃除機で水を吸ったときのリスクについて解説する。水が吸える掃除機についても解説するので、ぜひチェックしてほしい。
水は吸えない
掃除機は小さなゴミやホコリを吸い取るために使用する。水や液体を吸い取れないので、掃除のときには注意が必要だ。飲み物やジュースをこぼしてしまった場合は、掃除機を使わずに雑巾を使ってキレイに拭き取ろう。
洗面所やキッチンの床など、水気が多い場所を掃除するときはあらかじめ確認する。少しくらいなら問題ないケースもあるが、水がたまっているなら先に拭き掃除をしよう。水が混ざったホコリやゴミは、ティッシュなどで取り除いてから掃除機をかけてほしい。
洗面所やキッチンの床など、水気が多い場所を掃除するときはあらかじめ確認する。少しくらいなら問題ないケースもあるが、水がたまっているなら先に拭き掃除をしよう。水が混ざったホコリやゴミは、ティッシュなどで取り除いてから掃除機をかけてほしい。
故障の原因になる
掃除機で水を吸い込むと故障の原因になるので、注意が必要だ。吸込口やホース、内部のモーターがぬれると、漏電やショートが発生するリスクもある。
火災に発展することもあるので、水を吸い込んだまま使い続けるのは危険だ。水を間違って吸い込んでしまった場合は、使用を中断して正しい方法で対処しよう。
火災に発展することもあるので、水を吸い込んだまま使い続けるのは危険だ。水を間違って吸い込んでしまった場合は、使用を中断して正しい方法で対処しよう。
水が吸える掃除機も?
水や液体に掃除機を使いたいなら乾湿両用タイプがおすすめだ。通常の掃除から水や液体の処理まで、さまざまな用途で活用できる。
水で洗って手入れできるようになっており、コンパクトなハンディタイプが一般的だ。お子さんがこぼした飲み物や窓の結露を、サッと吸引して楽に掃除できるだろう。水とホコリとゴミが混ざった汚れの掃除にもおすすめだ。
水で洗って手入れできるようになっており、コンパクトなハンディタイプが一般的だ。お子さんがこぼした飲み物や窓の結露を、サッと吸引して楽に掃除できるだろう。水とホコリとゴミが混ざった汚れの掃除にもおすすめだ。
2. 掃除機で水を吸ったときの対処法

一般的な掃除機で水を吸った場合、すぐに対処すれば問題なく使用できる可能性がある。サイクロン式と紙パック式、コードレスワイパーに分けて、正しい対処法を紹介しよう。
サイクロン式と紙パック式
まずはサイクロン式掃除機で水を吸い込んだときの対処法を紹介する。作業前の準備として電源プラグからコードを抜く。コードレスタイプならバッテリーを外しておこう。
- ホースや延長管、ノズルなどのパーツを取り外す
- 外したパーツに付着した水を拭き取って風通しのよい場所で1日ほど乾燥させる
- ゴミをためるダストカップやフィルターを取り外す
- ゴミを出したら洗えるパーツを水洗いしてタオルで水気を拭き取る
- 1日ほど乾燥させたらダストカップやフィルターを元通りに組み立てる
- 本体に取り付けたら電源につないで試運転をする
紙パック式掃除機でも手順1~2までの工程は、サイクロン式と同じだ。手順3からは紙パックとフィルターを取り外そう。内部のぬれている部分をタオルで拭き取り、フィルターは水洗いして自然乾燥で乾かす。その後はフィルターと紙パックを取り付けて、試運転で動くかを確認してほしい。
コードレスワイパー
コードレスワイパーで水を吸い込んだ場合、通常の掃除機とは対処法が異なる。バッテリーを外してから作業をしよう。
- 着脱ボタンを押しながらパイプを引き抜いて本体部分からハンドルを外す
- 付着した水を拭き取ったら風通しのよい場所で1日ほど乾燥させる
- ダストカップやフィルターを取り外して水洗いをする
- タオルで拭いたあとに1日ほど乾燥させて元通りに取り付ける
- バッテリーを戻してコードレスワイパーの試運転をする
バッテリーやパイプの外し方はメーカーによって異なる可能性があるので、分からないときは説明書で確認してほしい。シートを取り付けるタイプの掃除機なら手順1のときに外しておこう。
直らない場合は?
試運転をしても動かなかったり異臭がしたりする場合は、注意が必要だ。ショートや感電の危険性があるので、異常を感じたらすぐに運転を停止しよう。自分で直すのは難しいので、販売店やメーカーに点検や修理を依頼してほしい。
3. 水も吸引できる掃除機のおすすめ3選

水を吸引できる乾湿両用タイプの掃除機を3つに厳選した。各掃除機の特徴をまとめたので、選ぶときの参考にしてほしい。
THANKO/「スイトリーナ」
高い吸引力があり、こぼした飲み物やペットの粗相までキレイに吸い込める。コードレスタイプなので使いやすく、霧吹きが付いているので汚れを落としたいときにも活躍するだろう。吸込口がスクイジーのようになっているため、お風呂の壁や窓の掃除にも使える。
FUKAI/「充電式ウェット&ドライハンディークリーナー」
さまざまな用途で使用できる乾湿両用タイプの掃除機だ。給水ノズルや隙間ノズルなど、3つのノズルがセットになっており、汚れの種類や使用する目的によって変更できる。専用スタンドが付属していて、立てて収納ができるのも魅力だ。
シリウス/「switle<スイトル>」
一般的な掃除機に装着するだけで使用できる。タンクに入れた水を噴射して汚れを落とし、汚水を吸い込んでスッキリと除去する仕組みだ。カーペットに染み込んだコーヒーや調味料など、落ちにくい液体汚れに高い効果を発揮する。
結論
一般的な掃除機は水や液体の掃除には使えない。故障やショートの原因になるので、拭き取ってから掃除機をかけよう。間違って吸い込んでしまったら、掃除機の種類に合わせて適切な対処をしてほしい。対処後の試運転で異常があるなら、メーカーや購入した店舗で点検や修理を依頼する必要がある。また、水や液体に使える乾湿両用タイプ掃除機もあるので、そちらもぜひチェックしてほしい。