1. 柔軟剤が固まる原因とは?

まずは柔軟剤が固まる3つの原因を紹介する。トラブルを予防することにつながるため、あらかじめチェックしておこう。
長期間放置した
柔軟剤を長期間放置すると、ドロドロになったり固まったりする可能性がある。食品のような消費期限はないが、放置する時間が長いと固まるリスクは高くなるだろう。開封後だけではなく、開封前の柔軟剤が固まることもあるので注意してほしい。
保管場所の温度
柔軟剤は温度の影響を受けやすい。0度以下や30度以上の場所、また気温変化の激しい場所では、柔軟剤は固まりやすくなるため保存場所に注意しよう。寒い冬や暑い夏は固まるリスクが高いので、保管方法には特に気をつける必要がある。
他の柔軟剤と混ぜる
違う種類の柔軟剤を混ぜると、組み合わせによっては固まることがある。継ぎ足して使ったり、使用後のボトルに違う種類の柔軟剤を入れたりするのは避けよう。香りをブレンドして楽しみたいなら、まずは少量で試してみることをおすすめする。ドロドロになったり液が濁ったりする場合は相性が悪いので、ブレンドは諦めてほしい。
2. 柔軟剤が固まると使えない?試してみたい対処法

柔軟剤が固まると気になるのが使用できるかどうかだ。固まったときの対処法と併せて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
使えない可能性がある
柔軟剤が固まると使えない可能性がある。固まったまま投入すると投入口が詰まるので注意が必要だ。効果が十分に発揮されなかったり、濃い柔軟剤が衣服についてシミになったりするリスクも考えられる。
ただし、少しドロッとしていてもキャップに注げるなら、そのまま使用しても大きな問題はない。柔軟剤の状態を毎回確認しつつ使用できるかを判断する。ただし、においが変わっていたり分離していたりする場合は、使用できないので正しい方法で処分しよう。
ただし、少しドロッとしていてもキャップに注げるなら、そのまま使用しても大きな問題はない。柔軟剤の状態を毎回確認しつつ使用できるかを判断する。ただし、においが変わっていたり分離していたりする場合は、使用できないので正しい方法で処分しよう。
固まったときの対処法
柔軟剤が固まると効果が発揮されにくいが、それでも使いたいときは液状への戻し方を試してほしい。まずはボトルを振ってから柔軟剤の状態をチェックしよう。固まりがなくなりキャップに注げようになれば、そのまま使用しても大きな問題はない。
また、お湯と混ぜれば固まった柔軟剤をサラサラに戻せる。均一に溶けるようならそのまま使用してみよう。ただし、固まったままだったり均一に溶けなかったりする柔軟剤だと、衣服にシミがつく可能性があるので使用は避けてほしい。自分で判断できない場合は、メーカーに直接問い合わせてみよう。
また、お湯と混ぜれば固まった柔軟剤をサラサラに戻せる。均一に溶けるようならそのまま使用してみよう。ただし、固まったままだったり均一に溶けなかったりする柔軟剤だと、衣服にシミがつく可能性があるので使用は避けてほしい。自分で判断できない場合は、メーカーに直接問い合わせてみよう。
3. 固まった柔軟剤の正しい捨て方

柔軟剤が固まると適切に処分する必要がある。少量の場合と量が多い場合に分けて、それぞれの捨て方を確認しよう。
少量ならそのまま流す
ボトルに少しだけ残った柔軟剤なら、そのまま排水口に流しても問題ない。柔軟剤が固まるとボトルに付着して取れにくくなるので、キレイに洗ってから処分する。排水口の中で固まると詰まる可能性があるので、お湯や水をボトルに入れてよく振ってから捨てよう。
量が多い場合は可燃ごみ
大量に残ったり未使用のまま固まったりした柔軟剤は、排水口に流すと固まる可能性が高い。新聞紙やキッチンペーパー、不要な布に吸い込ませたあと、可燃ごみとして捨てるのが一般的だ。ただし、自治体によって捨て方のルールは異なるので、公式ホームページや問い合わせで確認しておこう。
4. 柔軟剤が固まるのを防ぐ方法

柔軟剤が固まるのを防ぐためには対策が重要だ。3つの方法を解説するので、柔軟剤を使うときの基礎知識として役立ててほしい。
早めに使い切る
柔軟剤は長期間保管すると品質が劣化するので早めに使い切りたい。未開封の状態なら使用期限はないが、3年以上経過すれば固まる可能性が高くなる。大容量タイプは使い切るのが難しいので、柔軟剤の使用頻度が低い方や洗濯物が少ないご家庭は、使用を避けたほうがよいだろう。
ストックに注意
過剰にストックすると使わない柔軟剤を放置することになる。必要以上に購入しないように注意して、古いものから使うような工夫をしよう。購入した順番で並べて古いものから取り出せるようにすれば、固まるリスクを減らせる。また、寒い冬や暑い夏はストックする量を減らすとよいだろう。
保存場所を見直す
柔軟剤は気温や直射日光によって劣化しやすくなるため、保存場所には注意が必要だ。日光に当たる場所に置くと柔軟剤が温められ、夜に冷えたときとの温度差が大きくなり固まる。戸棚や引き出しの中など、日光が当たらない場所を選んで保管してほしい。
結論
保存期間の長さや保管場所の温度、混ぜ合わせることで柔軟剤は固まる。固まってしまったら、まず柔軟剤の状態を確認しよう。キャップに注げる状態なら使用できるが、分離したものやぬるま湯で溶けないものは処分する。少量なら排水口に流して、量が多い場合は新聞紙や布に染み込ませて可燃ごみとして捨てよう。また、早めに使い切る、日光を避けるなどの対策も重要だ。適切に管理すれば柔軟剤が固まるリスクを減らせるだろう。