1. 天井収納って何?

天井収納とは、デッドスペースになっている天井付近などの高い場所を使った収納方法である。収納するものが衣類であればタンス、本であれば本棚、雑貨であればカラーボックスなどそれぞれに適した家具を使うことが多い。しかし、家具を置くスペースがなかったり設置した家具に物が入りきらなくなったりすることもあるだろう。その場合、デッドスペースとなっている天井部分を使えば、今まで以上の収納スペースを確保できる。
天井収納するメリット
天井収納の1番のメリットは収納スペースが増えることだ。物が溢れていた部屋も、居住スペースが広くなり過ごしやすくなるだろう。また、床に置いていた収納家具などのスペースが天井に移動することで、床が空き掃除がしやすくなるのもメリットの1つといえる。
2. 天井収納には何を入れたらいいの?

天井収納は収納スペースが増えるが手が届きにくいため、収納するものには向き不向きがある。天井収納に向いているものを知り、適したものを収納することでデッドスペースをよりうまく活用できるだろう。
ストック類
トイレットペーパーやティッシュペーパーなどストックしておくと便利な日用品は多い。ストック類は今使っているものが無くなるまでは出番はないが、普段使う場所に収納しておくと邪魔になることがあるため天井収納がおすすめだ。
掃除用具類
使用頻度の低い掃除用具も天井収納に向いている。フローリング用ワックスや洗濯槽クリーナーなど「一度に使い切らないもの」「数か月に1度しか使わないもの」を天井部分にまとめて収納しておけば、生活スペースをより広く使える。
ペット用品
ペットを飼っている家庭では、ペット用の収納スペースを確保していることもあるだろう。ペット用品は種類が多くなかなか幅を取る。天井収納をペット用スペースにし、餌のストックやトイレシートなどの消耗品をまとめておくのもいいだろう。
天井収納に向かないもの
天井収納に使用頻度の高いものを収納すると、出し入れの手間がかかるためおすすめしない。また、重いものは収納に力が必要で、地震などで倒れる危険もあるため避けよう。
3. 天井収納の意外な収納アイデアとは

天井収納にチャレンジしたいという方に向けて、おすすめの収納アイデアを紹介する。
突っ張り棒で簡易棚を作る
突っ張り棒はどこでも手軽に設置できるおすすめアイテムだ。突っ張り棒を使えば、トイレや脱衣所、クローゼットの中などさまざまな場所に天井収納が作れる。設置する場所の横幅に合わせた突っ張り棒を複数本並べ、その上にボックスなどを置けば簡易の棚として使えるだろう。
賃貸におすすめのディアウォール
ディアウォールは、壁に穴を開けずに木材を固定できるDIYグッズである。これを使って2本または4本の木材を床から天井まで固定し、棚板を追加すれば高さのある収納棚が作れる。好きな場所に設置でき見た目もオシャレなためおすすめのアイテムだ。賃貸の方も便利グッズを使って、新たな収納スペースをDIYしよう。
4. 天井収納は夏場の高温に注意

天井収納をするときには温度に注意してもらいたい。室内では暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質を持つ。そのため、季節によっては床と天井部分で10℃から15℃の温度差が生まれることもある。外気温が高い夏場は天井収納も高温になるため「高温を避けて保存してください」など注意書きがあるものは収納しないようにしよう。
結論
今回はデッドスペースになりやすい天井を使った収納方法を紹介した。賃貸で収納スペースが少なかったり、家族が多くて物が溢れていたりすると、どこに何を収納するべきかが悩みの種だ。生活スペースを広くとるためにも、今回紹介した天井収納を参考に、収納スペースを増やし効率的な収納を目指そう。