1. そもそも土間収納とは?

土間とは室内にありながら土足で入れる、家の玄関脇などに設けたスペースのことを指す。昔の暮らしでは土間を作業場として使う機会が多く、収穫した野菜を置いたり、農具を収納したり、炊事したりする場所だった。
土間は昔ながらの家についているものというイメージが強いが、最近はその利便性の高さを活かし、あえて土間を取り入れる新築物件も多い。土間があるだけで靴や雨具など多くを収納できるほか、自転車やタイヤなど大きなものもしまえるためだ。土間は収納スペースとして非常に優秀な空間といえるだろう。
土間は昔ながらの家についているものというイメージが強いが、最近はその利便性の高さを活かし、あえて土間を取り入れる新築物件も多い。土間があるだけで靴や雨具など多くを収納できるほか、自転車やタイヤなど大きなものもしまえるためだ。土間は収納スペースとして非常に優秀な空間といえるだろう。
2. 土間収納の上手な整理術

土間収納は、外で使うもの、靴を脱いで運ぶのが面倒なもの、移動させるのが大変な大きなものをしまうのに向いている。あくまで一例だが、以下で土間に収納したいアイテムの例を見ていこう。
土間に収納したいアイテム例
・車のタイヤ
・自転車
・ベビーカー
・ゴルフバッグ
・備蓄用の米や水など
・帽子やマフラー、手袋などの季節用品
・スキー板やスノーボード
・アウトドア用品
・シューズケア用品
・子どもの外遊びアイテム
・自転車
・ベビーカー
・ゴルフバッグ
・備蓄用の米や水など
・帽子やマフラー、手袋などの季節用品
・スキー板やスノーボード
・アウトドア用品
・シューズケア用品
・子どもの外遊びアイテム
土間収納の整理術
シューズケア用品や子どもの外遊びアイテムなど、こまごまとしたものを収納したい場合、土間にカラーボックスなどの棚を置くとしまいやすくなる。
帽子やマフラーなどの季節用品を収納する場合は衣装ケース、レインコートなどをかける場合はハンガーラックなどがあるといい。
帽子やマフラーなどの季節用品を収納する場合は衣装ケース、レインコートなどをかける場合はハンガーラックなどがあるといい。
3. 土間収納のDIYで失敗しないためのコツ

ここでは新築時やリノベーション時に土間収納を作りたい場合、また既存の土間をDIYする場合に、失敗しないためのコツを解説しよう。
コツ1.扉は大きめの引戸が理想的
土間収納に扉をつける場合は、大きいものを出し入れすることも考え、幅広の扉を選ぶといい。開閉しやすい大きめの引戸が主流である。しかし玄関が狭い場合は、開き戸にすると置いた靴が開閉の邪魔になることもある。広く間口を取れないときは扉を設置せず、ロールスクリーンやアコーディオンカーテンなどで仕切るという選択肢もある。
コツ2.照明やコンセントをつける
土間は一般的に窓がなく、玄関の明かりも届かないため、中が暗くなりがちだ。ものを出し入れしやすくするためにも、照明はつけたほうがいい。アウトドア用品を充電したり、掃除機をかけたりできるように、コンセントもぜひ設置したい。
コツ3.棚は可動式にする
収納するアイテムに応じて棚板の位置を動かせるよう、棚は可動式にするのがおすすめだ。子どもの成長につれて収納するアイテムが変わったり、収納スペースを変えたりする際に便利だろう。
コツ4.湿気対策をする
土間には濡れたレインコートや傘など、湿気のあるものを収納する場合もある。湿気がこもってカビが生えないよう、換気扇をつけるなどして対策しよう。
コツ5.将来も想定して収納するものを考える
収納スペースを考えるためにも、しまうものを想定しておくことが大切だ。子供が小さいうちはベビーカーなどを置いても、大きくなったら使わない空間になる可能性もある。いま必要なものだけでなく、将来どう使うかまで考えておこう。
4. 土間収納のアイデア施工例

家の土間収納をさらに便利にしたい方やオシャレにアレンジしたい方のために、土間収納のアイデア事例を紹介する。
一面の棚板に靴を並べてショップ風に
家族が多い、靴のコレクションが趣味などで家に大量の靴がある場合、土間の壁一面に棚を設置し、靴をショップ風にずらりと陳列するのも手だ。オシャレなだけでなく、履きたい靴を探しやすい、取り出しやすいというメリットもある。
天井にバーや突っ張り棒で収納スペースを
土間の空間を有効活用するなら、天井にバーや突っ張り棒を取り付け、頭上にものを収納するのがおすすめだ。スキー板やスノーボードなどの平たいものを、場所を取らずにしまえる。
自転車をオシャレにディスプレイ
土間には自転車やバイクを保管するのもいいが、ただ置くだけでなく、使っていない自転車をかっこよくディスプレイするというアイデアもある。土間の壁・天井にラックやフックをつけ、自転車をかけるだけでインテリアのようになるだろう。
フックやラックを天井・壁にビスで固定する場合、下地に打たないと落下の原因になる。必ず設計段階で施工業者に、自転車をどうかけたいか下地の相談をしよう。後付けでディスプレイしたいときは、突っ張り棒タイプや置き型のスタンドを使う方法もある。
フックやラックを天井・壁にビスで固定する場合、下地に打たないと落下の原因になる。必ず設計段階で施工業者に、自転車をどうかけたいか下地の相談をしよう。後付けでディスプレイしたいときは、突っ張り棒タイプや置き型のスタンドを使う方法もある。
結論
土間に置くと便利なアイテムや、上手に収納するコツ、収納アイデア事例を紹介してきた。「家に土間があるけれどうまく使いこなせない」という方も、「土間を作ってものをたくさん収納したい」という方も、この記事を参考にお気に入りの土間収納を作ってみよう。