掃除機のフィルター掃除は重要！掃除方法や手入れが簡単な掃除機も

ここでは掃除機のフィルター掃除の必要性を解説する。

冒頭でもお伝えしたが、掃除機のフィルター掃除は大切だ。定期的にフィルター掃除をしないと、ホコリやゴミが溜まり嫌なにおいがしたり、吸引力が低下したりする可能性があるからだ。掃除機で吸い込んだゴミが水分を含むものである場合、放置するとカビが発生する可能性もあるので十分注意してほしい。最低でも月1回のペースでフィルター掃除をするとよいだろう。

掃除機のフィルターは、定期的な掃除が必要だと説明した。しかし、フィルターをどのように掃除したらよいのか分からない方も多いだろう。ここでは、掃除機のフィルター掃除の方法を説明する。紙パック式とサイクロン式で分けて紹介するので、参考にしてほしい。

紙パック式の掃除機は、紙パック自体がフィルターの役割を担っている。そのため、紙パックに溜まったゴミを捨てるだけでOKだ。

サイクロン式は、紙パック式と違い紙パックがなく、ダストボックス内に直接ホコリやゴミが溜まるタイプだ。付属のフィルターにゴミがつきやすいため、定期的なフィルター掃除が必要となる。掃除の仕方は、フィルターの形状(ネットフィルター、プリーツフィルター)によって異なる。以下で形状ごとの掃除方法を説明する。

・ネットフィルター
表面がネット状になっているフィルターのことだ。ついているゴミは、ブラシを使ってとろう。

・プリーツフィルター
表面がひだ状になっているフィルターのことだ。一つ一つのひだに溜まっているゴミは、ブラシの柄を使ってかき出し、はたいて落とそう。

フィルター掃除の際、ブラシだけではゴミがキレイに落とせないこともあるだろう。実は、掃除機のフィルターの多くは、水洗いが可能だ。ただし、正しい方法で水洗いをしないと、目詰まりなどのトラブルが起こる可能性もある。ここでは、掃除機のフィルターの水洗い方法を説明する。

・洗面器などの容器
・タオル

1．取り扱い説明書でフィルターの水洗いが可能か確認する
2．掃除機のダストボックスを開ける
3．フィルターを外す
4．水を張った容器にフィルターを入れ、30分程度放置する
5．フィルターを洗い流す
6．フィルターについた水気をタオルでふき取る
7．陰干しで乾燥させる
8．フィルターを元の状態に戻す

フィルターのなかには、水洗い不可なものもある。洗う前に取り扱い説明書で水洗い可能かどうかを必ず確認しよう。もみ洗いをすると、フィルターが破損する可能性がある。容器へつけ置き後は、水で洗い流す程度にとどめよう。

このとき、洗剤は使わないように注意が必要だ。洗剤は、フィルターの寿命を短くさせてしまう可能性があるからである。また、不十分な乾燥は、嫌なにおいやフィルターの目詰まり、カビの原因となる。フィルターはしっかり乾燥させてから、戻すようにしよう。

ここまで、掃除機のフィルターの掃除方法を説明してきた。しかし、掃除機のなかには、フィルターレスのタイプもある。ここでは、フィルターレスの掃除機について紹介する。

フィルターレス掃除機とは、フィルターがないサイクロン掃除機のことだ。フィルターのあるものより、ゴミと空気を分ける性能が高い。そのため、ゴミを止める役割でもあるフィルターが必要ないのだ。このような掃除機は、さきほど紹介したフィルターの手入れが不要となる。そのため、掃除機の手入れがかなり簡単になるといえるだろう。