1. 有孔ボードを立てかけるだけで壁面収納になる

有孔ボードは、賃貸など壁に穴を開けたくない場合でも、立てかけるだけで壁面収納を楽しめる。さらに部屋のディスプレイとしても活用する。まずは、壁に穴を開けずに有孔ボードを設置する方法を見ていこう。
壁に斜めに立てかける
有孔ボードを設置の際、ネジやピンなどを使わず簡単にできるのが、壁に立てかけるだけという方法である。手前に倒れないように、壁に対して斜めに立てかけるようにしよう。ただ、倒れる心配がある重いものを置く場合は、立てかけるだけではなく、ほかの方法を検討した方がいいだろう。
家具と壁の間にはさむ
有孔ボードを家具と壁の間にはさむ方法もある。例えば、寝室のベッドと壁の間に有孔ボードをはさめば、簡単にベッドヘットの完成だ。ベッドヘットは、スマホや本などの収納に最適である。また、有孔ボードの色によって部屋の雰囲気は変化する。自分に合った色の選ぶようにしよう。
突っ張り棒と壁の間にはさむ
突っ張り棒を引っ張って固定し、突っ張り棒と壁の間に有孔ボードをはさむ方法もある。突っ張り棒と有孔ボードを固定するのではなく、はさむだけなので、簡単に取り付けられる。また、取り外しもすぐにできるだろう。場所を少し変えてみることも可能だ。
2. 立てかけるだけの有孔ボード活用アイデア

有孔ボードを立てかけるだけでも、工夫次第で収納の幅は大きく広がる。次に、一般の方々が実践している活用アイデアを紹介する。自分だけのDIYに役立ててほしい。
キーフックを作る
家を出ようとしたとき、家や車の鍵が見つからない場面は意外と多い。玄関の靴箱などの上に有孔ボードを立てかけるだけで、キーフックとして活用できる。部屋の中まで持ち込んでしまうと、置いた場所が分からなくなる。玄関のキーフックに掛けることで、管理がしやすくなるだろう。
文房具を収納
有孔ボードをデスクの壁面に立てかけるだけで、文房具をスッキリ収納できる。ハサミやペンなどの日常で使う文房具はもちろん、手帳やメモ書きなど、作業をするときに必要なものを置いておくのも便利だろう。必要なものがスッキリ収納されることで、作業効率も上がるはずだ。
ファッション小物を掛ける
時計やメガネなどのファッション小物も、散らかりやすいものといえる。有孔ボードを立てかけるだけで、あっという間にオシャレ収納に変化する。収納の機能性のみならず、それらの小物を引っ掛けるだけで、お店のディスプレイのようなに見えてくる。機能性とオシャレを兼ね備えた収納である。
3. 立てかけるだけじゃない!有孔ボード設置のコツ

有孔ボードを立てかけるだけでも、見た目もキレイな収納ができあがる。立てかけるだけではなく、さらにすてきな収納を作るために、有孔ボード設置のコツを紹介する。
ディアウォールを使う
ディアウォールとは、2×4材を使い、室内に柱を作れる便利アイテムである。有孔ボードを壁に立てかけるだけよりも、強度の強い設置が可能だ。天井の高さを測り2×4材の長さを決める。準備した2×4材の両端に、白いキャップ状のディアウォールを取り付け、天井と床の間に突っ張り棒のように固定する。それを2本固定すれば、有孔ボードを取り付けられる柱ができあがる。あとは柱に有孔ボードをネジ打ちすれば完成だ。
突っ張り棒を使う
それほど重たいものを収納しないのであれば、突っ張り棒を使っても有孔ボードを取り付けることができる。取り付けたい場所を測り、長さの合った突っ張り棒を準備しよう。突っ張り棒を天井にしっかりと設置する。突っ張り棒と有孔ボードの穴を結束バンドで固定すればできあがりだ。
パンチングボード用石こうボード止め具セットを使う
この止め具セットは、名前の通り石こうボードの壁にパンチングボード(有孔ボード)を取り付けるためのアイテムである。この止め具を壁に取り付けてから、止め具にネジ打ちをすることで、壁を傷つけずに有孔ボードを固定できる。壁に針を4本差して固定するのだが、この針の大きさは画びょうと同じで、穴の跡が分からないくらい小さいのが特徴だ。
結論
有孔ボードは立てかけるだけでも、オシャレな収納になる。見せる収納を手軽に実現したいときに、おすすめの方法である。立てかける以外の方法も試してほしい。フックや棚、色を組み合わせることで、収納の幅が広がり、部屋の雰囲気も上がるだろう。生活が楽しくなるような、自分だけの作品に挑戦しよう。