1. ゴミ分類別タオルケットの切断可否

タオルケットは薄くてもかさばるため、ゴミに出すときに切断している人もいるだろう。しかし処分するときに切断できるかどうかは自治体のゴミ分類によって異なるため、事前に確認しておきたい。
燃えるゴミの場合
タオルケットを燃えるゴミとして扱う自治体では、切断が許可されている場合がある。規定の大きさより小さく切断してひもでしばるか、燃えるゴミ用の袋に入れてから出せば収集してもらえる。自治体によっては、切断せずにたたんで燃えるゴミに出すことを推奨していることもあるので、切断前に確認しておこう。
粗大ゴミの場合
タオルケットを粗大ゴミとして扱う自治体では、切断は推奨されていないことが多い。明確に禁止されていないこともあるが、切断をするかしないかで、処分する手順や処分手数料に違いはない。そのため、切断するメリットは少ないと考えられる。
ただし、規定の大きさより小さくたたんだり切断したりすれば燃えるゴミとして扱ってもらえるケースもある。各自治体で条件が異なるので、ホームページなどで確認しておくとよい。
ただし、規定の大きさより小さくたたんだり切断したりすれば燃えるゴミとして扱ってもらえるケースもある。各自治体で条件が異なるので、ホームページなどで確認しておくとよい。
資源ゴミの場合
タオルケットを資源ゴミに分類している自治体では、切断が禁止されていることが多い。資源ゴミは収集後に中古品や別の製品の素材として扱われることがあるため、切断せずにそのままの状態で捨てるようにしよう。
2. 燃えるゴミや粗大ゴミ以外の選択肢。タオルケットは資源ゴミになることも

状態を確認
まずは処分したいタオルケットの状態を確認しよう。穴が開いているものや汚れがひどいものは再利用できないため、燃えるゴミか粗大ゴミとして扱われるケースも多い。中古品としてそのタオルケットを使いたいと思うかという視点でチェックするとよいだろう。
処分前に洗濯する
資源ゴミとして出す前に、タオルケットを洗濯しよう。汚れたままの状態や水分を含んだままの状態では、収集後にカビが生えてしまうことがある。ほかの古着や古布の状態を損ねてしまうおそれもあるので、きれいに洗濯してよく乾かしてから資源ゴミに出そう。
透明度の高い袋に入れる
中身がすぐにわかるように透明度の高い袋に入れて出そう。タオルケットはかさばるため、小さく折りたたむと袋に入れやすくなる。袋に「古布」や「古着」と記載しなければならない場合もあるので、ホームページやゴミ収集表などで確認しておこう。
収集後に袋から出す手間を省くため、自治体によっては袋に入れず、ひもでしばって出すように指示している場合がある。適切な出し方は自治体ごとに異なるので確認しておこう。
収集後に袋から出す手間を省くため、自治体によっては袋に入れず、ひもでしばって出すように指示している場合がある。適切な出し方は自治体ごとに異なるので確認しておこう。
雨の日は出さない
燃えるゴミや粗大ゴミの回収とは異なり、資源ゴミは収集日に雨が降ってしまった場合には、収集されないことがある。雨にぬれた布はカビの原因となり、再利用できなくなってしまうためだ。天気が悪いときは収集所に出さないようにして、次回以降の天気のよい収集日に出すようにしよう。
3. 各自治体におけるタオルケットの処分方法

タオルケットは、ゴミ分類によって処分の方法が異なる。各自治体での実際の処分方法について、処分にかかる費用や注意しておきたい点などを見ていこう。
札幌市におけるタオルケットの処分方法
札幌市では、タオルケットは燃えるゴミに分類されている。自治体指定の有料ゴミ袋に入れて収集日に合わせて出そう。ただし、綿50%以上で状態のよいタオルケットは資源ゴミとして扱われる。中身の見える透明な袋に入れて、リサイクルセンターなどの自治体指定回収場所に持ち込めば無料で引き取ってもらえる。引取受付時間は回収場所の営業時間に準じる。
秋田市におけるタオルケットの処分方法
秋田市ではタオルケットを燃えるゴミとして収集している。1辺が50cm以下になるように小さくたたみ、ひもでしばっておこう。「家庭ごみ用有料指定ごみ袋」に入れ、週2回の収集日に合わせて近隣の収集所に出す。
目黒区におけるタオルケットの処分方法
目黒区ではタオルケットを粗大ゴミとして収集している。処分手数料の目安は300円だ。「目黒区粗大ごみ受付センター」に連絡して予約をしたら、指示された処分手数料と収集日を控えておく。処分手数料は、目黒区内の商店などで「有料粗大ごみ処理券」を購入することで支払うことができる。
各自治体で有効な処理券は異なるため、誤って別の地区の処理券を買わないように注意しよう。処理券に予約した収集日、氏名もしくは受付番号を記載してタオルケットに貼ったら、収集日の午前8時までに自宅前やマンションの入り口前に出す。
各自治体の処分手数料や方法は変更されることもあるため、最新の規定にしたがって処分しよう。
各自治体で有効な処理券は異なるため、誤って別の地区の処理券を買わないように注意しよう。処理券に予約した収集日、氏名もしくは受付番号を記載してタオルケットに貼ったら、収集日の午前8時までに自宅前やマンションの入り口前に出す。
各自治体の処分手数料や方法は変更されることもあるため、最新の規定にしたがって処分しよう。
結論
タオルケットを燃えるゴミに出す場合には、かさばらないように小さくすることが求められる場合がある。切断するか、たたんでひもでしばるかは自治体によるので、確認してから処分準備にとりかかるようにしたい。粗大ゴミとして出す場合は収集までに時間がかかるので、早めに申し込んでおこう。資源ゴミとして出すときには、タオルケットの状態をチェックして、洗濯してから出すようにしよう。いずれの場合も居住地ごとの適切な処分方法を確認することが大切だ。