1. 敷布団にカビやダニが繁殖する原因とは

敷布団のカビやダニが気になるという人は多いが、その繁殖の原因はご存じだろうか。まずは、それぞれの原因についてみていこう。
敷布団にカビが生える原因
敷布団にカビが生える原因は以下のようなものがある。
- 十分な湿気
- 豊富な栄養分
- 適度な温度
- 酸素
人間は寝ている間、コップ一杯の汗をかくと言われているため、毎日寝ている敷布団には湿気がこもりやすく、こまめに乾燥させなければカビが生えてしまうのだ。適度に部屋の空気の入れ替えをし風通しをよくすると湿気を軽減できるが、乾燥させるには至らない。さらに、カビはフケや髪の毛、アカなどといったゴミを栄養源とするので、お手入れをせずに放置するとカビの繁殖を促すことになるので注意が必要だ。
敷布団にダニが繁殖する原因
敷布団にダニが繁殖しやすい環境には以下のような条件がある。
- 20〜30℃の暖かい温度
- 70%以上の湿った湿度
- ゴミなどの栄養源
毎日使う布団だからこそ、とくに夏場はダニが繁殖しやすい環境になりやすい。カビやダニの繁殖は、アトピー、蕁麻疹、喘息、結膜炎、鼻炎などを発症する恐れがあるので、日頃からしっかり正しくお手入れをすることが大事だ。
2. 敷布団をカビやダニから守る方法

敷布団をカビやダニから守る方法はいろいろあるが、基本的な対策は主に3つだ。
- 敷きパッド、シーツ、布団カバーを使う
- 布団の上げ下ろしを毎日する
- 定期的に天日干しをする
中でも、天日干しはカビやダニを防ぐには非常に効果的だ。天日干しをする頻度は、普段敷布団に湿気がどれくらいこもっているかにもよるが、1週間に1〜3回ほどを目安にしよう。干す時間は日差しが強い10時〜15時くらいがちょうどよく、片面ずつ2時間程度干すとよく乾き、カビやダニの繁殖を防ぐことができる。
ただし、せっかく天日で乾燥させても取り込む時間が遅くなると、湿気が戻ってしまうので注意しよう。干した布団を外で叩く人がよくいるが、布団を叩くとダニの死骸やホコリが細かくなり、寝ている間に吸入しやすくなるので実はしない方がよいのだ。
ダニの死骸やホコリが気になる場合には、掃除機で表面を吸うときれいになるので是非試してみよう。また、梅雨などの天日干しができない時期には、布団乾燥機がおすすめだ。
そして、臭いが気になるからといって除菌消臭スプレーなどを頻繁に使うと、シミや湿気の原因になることがあるため、カバーの上から軽く吹きかける程度にしよう。では、汗や皮脂による汚れが気になる場合にはどのようなお手入れが必要なのだろうか。
ただし、せっかく天日で乾燥させても取り込む時間が遅くなると、湿気が戻ってしまうので注意しよう。干した布団を外で叩く人がよくいるが、布団を叩くとダニの死骸やホコリが細かくなり、寝ている間に吸入しやすくなるので実はしない方がよいのだ。
ダニの死骸やホコリが気になる場合には、掃除機で表面を吸うときれいになるので是非試してみよう。また、梅雨などの天日干しができない時期には、布団乾燥機がおすすめだ。
そして、臭いが気になるからといって除菌消臭スプレーなどを頻繁に使うと、シミや湿気の原因になることがあるため、カバーの上から軽く吹きかける程度にしよう。では、汗や皮脂による汚れが気になる場合にはどのようなお手入れが必要なのだろうか。
3. 敷布団の汗や皮脂による汚れを落とすには?

敷布団はほぼ毎日使うため、雑菌や汚れが気になるという人が多い。とくに、汗や皮脂による黄ばみなど、目に見える汚れは気になるものだ。気軽に洗うことができなくて困っているという人のために、敷布団を自宅で洗濯する方法について紹介する。クリーニングに出さなくても汗や皮脂の汚れを落とし、きれいな敷布団にしよう。
敷布団を自宅で洗濯する手順
敷布団の汗や皮脂による汚れを落とすための自宅での洗濯方法を紹介しよう。敷布団を自宅で洗濯する際には、まず初めに中の綿がくずれないように筒状に細く丸めて数カ所を紐で縛る。
次に浴槽にぬるま湯を入れ、洗濯洗剤をよく溶かす。そこに縛った敷布団を入れ、全体に洗剤が染み込むように浴槽に浸し上から汚れを押し出すように足で踏む。汚れを出し切ったら、シャワーでぬるま湯をかけながら洗剤が残らないよう足や手で押し洗いし、泡が出なくなるまで繰り返す。
最後に、浴室で水気をある程度取り、物干し竿を2本に敷布団を渡す。表面が乾いてきたらこまめに裏返し、全体をしっかり乾かす。しっかり乾くまでには2〜3日程度時間がかかるので、晴天が続くときを見計らって洗うようにしよう。
次に浴槽にぬるま湯を入れ、洗濯洗剤をよく溶かす。そこに縛った敷布団を入れ、全体に洗剤が染み込むように浴槽に浸し上から汚れを押し出すように足で踏む。汚れを出し切ったら、シャワーでぬるま湯をかけながら洗剤が残らないよう足や手で押し洗いし、泡が出なくなるまで繰り返す。
最後に、浴室で水気をある程度取り、物干し竿を2本に敷布団を渡す。表面が乾いてきたらこまめに裏返し、全体をしっかり乾かす。しっかり乾くまでには2〜3日程度時間がかかるので、晴天が続くときを見計らって洗うようにしよう。
結論
敷布団は常に清潔を保つためにお手入れが大事だ。カビやダニの繁殖は身体に害を及ぼすので、とくに注意しよう。宅配のクリーニングに依頼することもできるが、衣類のクリーニングに比べ料金が高額になるので、事前に問い合わせをしてから依頼することをおすすめする。