1. コピー用紙を収納するときの注意点

コピー用紙を収納するときは、いくつか注意するべき点がある。紙の劣化や、それによって引き起こされるコピー機やプリンターのトラブルを防ぐためだ。
直射日光に注意
コピー用紙に限った話ではないが、紙は直射日光に弱い。古い黄ばんだ紙を見たことはないだろうか。変色してしまうのは、紙に含まれているリグニンという成分が、日光に影響を受けるからだ。コピー用紙に直射日光があたると、同じように黄ばんでしまうため、注意が必要だ。
湿気に注意
コピー用紙に湿気は大敵である。湿気て水分を含んだコピー用紙は、紙同士が貼り付きやすくなり、給紙がスムーズにできなくなることがある。結果として、コピー機やプリンターの紙詰まりを招いてしまうのだ。コピー用紙にシワができていれば、湿気ている可能性がある。収納場所は、加湿器や水回りの近くなどを避けよう。梅雨や多湿の時期は、乾燥剤や除湿剤で対策しておくとよいだろう。
折り目に注意
コピー用紙に折り目がつくと、給紙が上手くできず、コピー機やプリンターにうまく通せないことがある。コピー用紙を立てて収納する際は、枚数が減るにつれて自立しづらくなり、折り目がついてしまうこともあるため、注意しよう。
バランスの悪い場所に注意
紙に重いイメージはないかもしれないが、何百枚といった枚数になると、かなりの重さになってくる。たくさんの本を想像すればわかりやすいかもしれない。その重たいコピー用紙をバランスの悪い棚やラックの上に置いてしまうのは危険だ。安定した棚などを活用しよう。
2. コピー用紙の上手な収納方法【自宅編】

注意点がわかったところで、自宅でのコピー用紙の上手な収納方法を見ていこう。
引き出しケースに寝かせて収納
引き出しのついたケースに、寝かせてコピー用紙を収納するシンプルな方法。コピー用紙のサイズごとに段をかえれば、使用するときも取り出しやすい。引き出しにサイズをラベリングしておくと、さらに使い勝手がよくなるだろう。ポイントは、ゆとりを持ってコピー用紙を入れられるケースを選ぶこと。出し入れもスムーズになり、コピー用紙が折れてシワになるといったトラブルも防ぎやすい。
ファイルスタンドケースに立てて収納
コピー用紙が入るサイズのファイルスタンドケースを用意し、立てて収納する方法。寝かせる収納は場所をとりやすいが、ケースに入れて棚やブックスタンドに並べることで、省スペースに収納できる。コピー用紙のサイズが複数あるときは、ファイルケースも複数用意し、仕分けするとよい。ただし、コピー用紙が減ってくると紙が自立しづらくなり、折り目がつく可能性がある点に注意しておこう。
ジョイントA4ラックに収納
ダイソーなどの100均で販売されている、ジョイントA4ラック。サイズや収納したい枚数にあわせて必要な数のラックを用意し、重ねるだけでコピー用紙の収納ができる。引き出しのように開閉する必要もないため、取り出す際も補充も簡単な点が魅力だ。
3. コピー用紙の上手な収納方法【オフィス編】

オフィスでは、自宅よりも大量のコピー用紙をストックしているケースも多い。仕事中、スムーズに使用し、補充ができるように上手に収納しておきたいところ。オフィスでの収納方法をチェックしてみよう。
リサイクルボックスに収納
デスクサイドタイプのリサイクルボックスにはマグネットがついている製品も多く、デスクの横などに貼り付けて使用できる。コピー用紙の取り出しや補充がしやすいサイズで、手頃な価格の製品が多いのも魅力だ。ただし、紙を立てて収納するため、枚数が減ってくると癖や折り目がつきやすい点に注意しよう。
ペーパーラックで大量収納
書類整理などにも役立つペーパーラック。段の多いペーパーラックなら、枚数やサイズも豊富なオフィスのコピー用紙収納に活躍してくれる。大容量の収納には、ペーパーラックが便利だろう。また、コピー用紙を寝かせて収納できるため、折り目がつきにくいのも魅力といえる。
4. コピー用紙の収納ボックスの作り方

コピー用紙の収納アイテムを購入するほどではないときは、DIYで自作するのも一つの方法だ。ここでは、100均で手に入る材料でできる、収納ボックスの作り方を紹介する。
A4ラックとまな板
ダイソーのA4サイズラックとまな板、スクエア収納ボックス用フタで、引き出し付きジョイントラックができる。ラックを重ね、各段にまな板を敷く。一番上にフタをセットすれば完成だ。まな板のつまみを引くと、引き出しとして使用できる。コピー用紙の出し入れがスムーズに行えるのだ。フタはなくても問題ないが、上に物を載せられることと、ホコリ除けができるメリットがある。
ファイルスタンドケースとプラダン
ダイソーやセリアなどの100均で販売されているファイルスタンドケース。そのままでは仕切りがないため、少々使い勝手が悪い。コピー用紙のサイズが複数ある場合にも、仕分けができないのは難点だ。そこで、プラダン(プラスチック製ダンボール)を使って仕切りをつける。プラダンの底に1~2cmほどの幅ができるよう折り目をつけ、テープでファイルボックスに止めれば完成だ。工程も少なく簡単にできるため、気軽に挑戦してみてはいかがだろうか。
結論
収納に困ることも多い、コピー用紙のストック。直射日光や湿気、折り目などに注意しつつ、上手に収納するのが望ましい。自宅とオフィスでは、使用シーンや量も異なるため、それぞれに合った方法で収納してみよう。100均などで手に入るアイテムを使って自作するのもおすすめだ。