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ファーは洗濯できる?フェイクとリアルに分けて手入れの仕方を解説

ファーは洗濯できる?フェイクとリアルに分けて手入れの仕方を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年3月18日

ファーの汚れが気になるとき、まず確認したいのが洗濯できるかどうかだ。傷めたり毛が抜けたりといった失敗を避けるためにも、正しい方法を確認しておきたい。この記事ではフェイクファーとリアルファーに分けて洗濯方法を解説する。洗濯の頻度や洗濯後のファーをふわふわに戻す方法など、役立つ知識と併せてまとめた。

  

1. ファーは家庭で洗濯できる?

ファーは「リアルファー」と「フェイクファー」の2種類に分かれる。それぞれの特徴と家庭で洗濯ができるのかについて、詳しく解説しよう。

リアルファー

リアルファーとは動物の毛皮を使った天然素材のファーだ。ミンクやラビットなどさまざまな種類があり、美しい質感が楽しめる。ただし、リアルファーは水洗いができないので洗濯はNGだ。「パウダークリーニング」という特殊な方法で汚れを落とす必要があるため、クリーニング店に依頼しよう。また、カビや害虫といったリスクも高く、収納するときは防湿や防虫対策が必要になる。

フェイクファー(エコファー)

天然の毛皮に似せて作ったフェイクファーは、洗濯できるものが多い。ただし、詳しい洗濯方法はファーによって異なるので、まずは洗濯表示を確認しよう。洗濯桶のマークにバツ印がついていなければ水洗いが可能だ。手のマークがついている場合は手洗いが必要になり、何もなければ洗濯機で洗える。洗濯表示にはさまざまな意味があるので、あらかじめ確認しておくと安心だ(※1)。

2. ファーを洗濯する頻度はどのくらい?

フェイクファーは定期的に洗濯することで清潔に保てるだろう。洗濯の頻度と清潔に保つためのポイントについて説明する。

洗濯の頻度

洗濯ができるフェイクファーでも、頻繁に洗うと傷みやすくなる。質感が悪くなったり毛が抜けたりすることもあるので、洗濯のしすぎには注意しよう。1シーズンに1回を目安に洗濯をすれば十分だ。衣替えの前など長期保存するまえに洗えば、次の年にキレイな状態で使用できる。

清潔に保つには?

ファーを使用する頻度が高かったり、洗えないリアルファーだったりすると汚れが心配だ。日頃からお手入れをすれば、清潔に保てるだろう。ファーは毛の間に空間があるためゴミやホコリがたまりやすい。着用したあとは数時間ほど吊るして湿気をとばし、ブラッシングでホコリやゴミを取り除いてから収納しよう。

3. 失敗しない!ファーの正しい洗濯方法

フェイクファーの洗濯方法について解説する。リアルファーが汚れたときの対処と併せて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

フェイクファーを洗濯する方法

洗濯機で洗えるファーは、手洗い(ドライ)コースで洗濯をしよう。手洗いのマークがついているファーでも、手洗いコースなら洗濯が可能だ。オシャレ着洗い用の中性洗剤を使い、洗濯ネットに入れて洗濯をしよう。柔軟剤を使えばふんわりと仕上がり、静電気の防止にもなる。

長時間脱水すると毛並みが乱れてしまうので、短時間に設定しておくのがポイントだ。また、手洗いする場合は、洗濯桶に中性洗剤を溶かして押し洗いをする。キレイな水で中性洗剤を落としたあと、最後のすすぎで柔軟剤を使おう。

リアルファーが汚れたら?

雨や雪で濡れたときは、乾いたタオルで丁寧に拭いてから陰干しで乾燥させる。リアルファーの汚れが気になるときは、オシャレ着洗い用の中性洗剤を使って拭き取ってほしい。

水に中性洗剤(水4Lに10ml)を溶かした液にタオルを浸して固く絞る。汚れた部分をタオルで優しく叩いてキレイにしよう。水に浸したタオルで2~3回ほど拭いて中性洗剤を取り除いたら、あとは陰干しで乾燥させる。

4. 洗濯後のファーをふわふわに戻す方法

ファーのさわり心地を維持するためには、洗濯後のお手入れが重要だ。ふわふわに戻す方法について詳しく解説する。

陰干しをする

洗濯したあとのファーは陰干しで乾燥させよう。ファーは熱に弱いため、アイロンをかけたり天日干ししたりするのは避ける。洗濯バサミに挟むと傷むので、平干しにするのがおすすめだ。乾燥後はドライヤーの冷風を当てて毛並みに沿ってブラッシングすれば、ふわふわに仕上がる。また、ファーをたたむと毛が寝てしまうので吊るして収納しよう。

ふわふわに保つ方法

ファーを使用した後は、ブラッシングをして毛並みを整える。また、洗濯などで癖がついてしまったときはドライヤーを活用しよう。ドライヤーの温風を当てて、ブラシをつかって優しくなでる。クセがとれたのを確認したら、ドライヤーを止めてブラッシングをしよう。ドライヤーを近づけすぎると毛が傷むので、ファーから離して温風をあててほしい。

結論

ファーを洗濯したいならまず種類を確認しよう。リアルファーは洗濯できないので、クリーニング店に依頼する。汚れが気になるときは、タオルに中性洗剤を染み込ませて拭き取ってほしい。フェイクファーは洗濯できるものが多いので、まずは洗濯表示を確認する。ドライコースを選んで、中性洗剤を使用すれば洗濯機でも洗うことが可能だ。洗濯したあとは陰干しで乾燥させて、ブラッシングをすればふわふわの触り心地を維持できる。
(参考文献)
※1出典:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
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  • 更新日:

    2021年3月18日

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