目次
1. 洗濯機のこんな症状はごみ取りネットが原因かも

ごみ取りネットとは
ごみ取りネットとは、洗濯機を回している最中に出たごみや糸クズ、毛などが洗濯物に再付着しないように防いでくれるフィルターだ。ほぼすべての洗濯機にごみ取りネットが備え付けられており、当然のように使っている。
ごみ取りネットにごみがたまると?
ごみ取りネットにごみがたまると、新たに洗濯機を回した際にうまくごみをキャッチできず、洗濯物に再付着してしまう。ごみの中で雑菌が繁殖すれば、黒カビが生えて不衛生になることもある。
ごみ取りネットが原因かもしれない症状
洗濯機を回したあと「洗濯物に糸クズや髪の毛などが付着している」「洗濯した直後なのにくさい」といった症状があれば、ごみ取りネットが原因の可能性が高い。カビが洗濯物に移ってしまうことも考えられるため、ごみがたまる前にしっかりケアしておきたい。
2. 洗濯機のごみ取りネットのお手入れ方法と頻度

洗濯機につけられているごみ取りネットにはいくつか種類がある。まずはそれぞれを確認し、掃除方法や頻度について見ていくとしよう。
ごみ取りネットの種類
タテ型の洗濯機であれば、「ネットタイプ」と「プラスチックタイプ」のごみ取りネットがある。また、ドラム式の洗濯機なら「乾燥用」と「排水用」、2種類のごみ取りネットが設置されているはずだ。
タテ型のネットタイプの掃除方法
ごみ取りネットが乾いているときのほうが掃除しやすい。洗濯機からごみ取りネットを外して裏返し、たまっているごみを捨てる。縫い目などのごみは、桶に水をはってごみ取りネットを入れ、使わなくなった歯ブラシなどでこすり落とす。黒カビが発生していたら、漂白剤を含ませてしばらく置いてから水で洗い流そう。
タテ型のプラスチックタイプの掃除方法
洗濯機からごみ取りネットを外し、取り除けるごみは手で、残りは水に浸しながら歯ブラシなどでこすり洗いをして落とす。黒カビがあれば漂白剤を使おう。
ドラム式のごみ取りネットの掃除方法
ごみ取りネットを外したら、先に掃除機で吸えるだけごみを吸い取る。次に水に浸しながら歯ブラシなどでこすり洗いをしてごみを落とそう。あとはしっかり乾燥させてから洗濯機に戻せば完了だ。
排水用のごみ取りネットは、取り出したあと水に浸けながら歯ブラシなどでごみを落とそう。洗濯機に水が残っているとビショ濡れになってしまうので、必ず水が残っていない状態で取り外すことを忘れずに。
排水用のごみ取りネットは、取り出したあと水に浸けながら歯ブラシなどでごみを落とそう。洗濯機に水が残っているとビショ濡れになってしまうので、必ず水が残っていない状態で取り外すことを忘れずに。
掃除の頻度
ドラム式の乾燥用ごみ取りネットは毎回、それ以外は週1回を目安に掃除をしておきたい。もちろん、洗濯の回数が多いときは、より頻繁にお手入れをしたほうがいいだろう。
3. 洗濯機のごみ取りネットはどこで買える?交換目安も

破れなどの劣化や、大量のカビが見られる洗濯機のごみ取りネットは、迷わず交換をおすすめしたい。そのまま使い続けても回復することはないからだ。
入手方法
大きく2つ。洗濯機メーカーの純正品を取り寄せるか、100均または通販で市販のごみ取りネット(付け替え用)を手に入れるかだ。
メーカーに注文する場合は、洗濯機の型式を伝えれば適したごみ取りネットを送ってくれるはずだが、100均や通販で購入する際はサイズに注意したい。枠の長さを測っておき、適合するサイズのごみ取りネットを選ぶようにしよう。
メーカーに注文する場合は、洗濯機の型式を伝えれば適したごみ取りネットを送ってくれるはずだが、100均や通販で購入する際はサイズに注意したい。枠の長さを測っておき、適合するサイズのごみ取りネットを選ぶようにしよう。
交換目安
- ネット部分が薄くなっている
- ネット部分に穴があいている
- カビのような黒ずみがある
目に見えるこうした症状があれば、交換時期と判断していいだろう。メーカーに頼んだ場合でも500〜1,000円程度で済むため、そこまでコストを気にする必要もないはずだ。
4. 洗濯槽の掃除にあると便利な洗濯機のごみ取りネット

最後に、洗濯機の洗濯槽に投げ入れるごみ取りネットを紹介する。100均で買えるアイテムで、主に洗濯槽の掃除をする際に役立つごみ取りネットだ。
洗濯槽の掃除に使える100均のごみ取りネット
セリアやダイソー、キャンドゥなどの洗濯コーナーで手に入るごみ取りネットは、洗濯機の洗濯槽を掃除する際に使うと便利だ。洗濯機にお湯をためて洗濯槽クリーナーを溶かし、運転と同時に投げ込むだけだ。洗濯槽の回転と一緒に回りながら、ごみをかき集めてくれる。
結論
洗濯機のごみ取りネットはごみがたまりやすいので、定期的な掃除や交換が必要だ。「ごみ取りネットのごみは捨てている」という方も多いと思うが、劣化やガンコな黒カビを見つけたら、交換することをおすすめしたい。