1. 洗濯槽の掃除はなぜ必要?
洗濯槽の掃除は必要なのか?そもそも洗濯槽はなぜ汚れるのだろうか? 洗濯槽の汚れの正体は、ほとんどがカビだ。洗濯機の中は、衣類から出る糸くずや洗剤カスなどカビの養分が溜まりやすい。そこに水が加わるため、カビが繁殖するには都合のよい環境となる。このため、洗濯槽の掃除は必須なのだ。
洗濯槽の掃除をしないと、洗った衣類に残るニオイや茶色いカスの原因になる。せっかく洗濯をしていても衣類が不潔な状態になってしまう。
洗濯槽の掃除をしないと、洗った衣類に残るニオイや茶色いカスの原因になる。せっかく洗濯をしていても衣類が不潔な状態になってしまう。
2. 洗濯槽の掃除をする頻度は?
洗濯槽の掃除は1ヶ月に1度行うのが理想的だ。洗濯のたびに糸くずや洗剤カスなどのゴミが溜まっていく。それをエサにして、目に見えない場所にもカビは繁殖する。
季節を問わずカビは繁殖するため、1~2ヶ月に1度は定期的に洗濯槽の掃除をしよう。目に見える汚れやニオイがなくても、洗濯槽の掃除をすると浮き出てくる汚れに驚くはずだ。
季節を問わずカビは繁殖するため、1~2ヶ月に1度は定期的に洗濯槽の掃除をしよう。目に見える汚れやニオイがなくても、洗濯槽の掃除をすると浮き出てくる汚れに驚くはずだ。
3. 洗濯槽の掃除に使えるおすすめの洗剤
洗濯槽の掃除で大切なのが洗剤の選び方だ。洗濯機のタイプや掃除の頻度で、選ぶべき洗剤は変わってくる。具体的には、次の2つをチェックしよう。
洗濯機のタイプ
家庭で使われている洗濯機のタイプは大きく2つに分けられる。縦型洗濯機とドラム式洗濯機だ。市販のなかには、ドラム式に対応していないものもある。故障の原因になるので、必ず最初に対応しているかどうかをチェックしよう。
縦型洗濯機
縦型の洗濯槽の掃除には、塩素系漂白剤・酸素系漂白剤から重曹やクエン酸まで幅広く使える。
ドラム式洗濯機
ドラム式の洗濯槽の掃除では、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤は使えない。これらの洗剤は、泡の力で汚れを浮かせる。洗濯槽が泡でいっぱいになると水漏れが起きたり、剥がれた汚れが詰まったりするからだ。汚れを溶かす塩素系漂白剤であれば、問題なく使える。
掃除する頻度
掃除する頻度によって洗剤を変えるのも手だ。1~2ヶ月に1度こまめに洗濯槽の掃除するなら、塩素系漂白剤が向いている。塩素系漂白剤は雑菌を抑えるため、洗濯物に臭いニオイが残るときも使うとよい。
反対に、しばらく掃除をしていなかったら、酸素系漂白剤で浸け置き洗いをして徹底的にキレイにしよう。
反対に、しばらく掃除をしていなかったら、酸素系漂白剤で浸け置き洗いをして徹底的にキレイにしよう。
4. 簡単な洗濯槽の掃除方法を紹介
洗剤別に洗濯槽の掃除方法を解説していこう。
塩素系漂白剤
洗濯槽の掃除を塩素系漂白剤で行うには、次の手順でやっていこう。
1.洗濯槽いっぱいに40~50℃のお湯をはる
2.所定の量の洗剤を投入する
3.所定の時間放置する
4.電源を入れ、洗い・すすぎ・脱水を行う
お湯を使うことで洗浄力はアップするが、熱湯だと塩素ガスが発生する。とても危険なので、お湯の温度は守ろう。
1.洗濯槽いっぱいに40~50℃のお湯をはる
2.所定の量の洗剤を投入する
3.所定の時間放置する
4.電源を入れ、洗い・すすぎ・脱水を行う
お湯を使うことで洗浄力はアップするが、熱湯だと塩素ガスが発生する。とても危険なので、お湯の温度は守ろう。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤を使って洗濯槽の掃除をするには次の手順だ。
1.ゴミ取りネットを外す
2.洗濯槽いっぱいに40~50℃のお湯をはる
3.電源を入れ、5分ほど洗濯機を回す
4.電源を切り、所定の時間放置する
5.再度電源を入れ、また5分ほど洗濯機を回す
6.汚れが浮いてきたら網などですくう
7.汚れを取り切ったら、すすぎ・脱水を行う
酸素系漂白剤を使うときは、長時間放置することが多い。洗濯機を使わない時間帯に掃除をしよう。
1.ゴミ取りネットを外す
2.洗濯槽いっぱいに40~50℃のお湯をはる
3.電源を入れ、5分ほど洗濯機を回す
4.電源を切り、所定の時間放置する
5.再度電源を入れ、また5分ほど洗濯機を回す
6.汚れが浮いてきたら網などですくう
7.汚れを取り切ったら、すすぎ・脱水を行う
酸素系漂白剤を使うときは、長時間放置することが多い。洗濯機を使わない時間帯に掃除をしよう。
重曹とクエン酸
重曹とクエン酸という自然由来のものも利用できる。
1.ゴミ取りネットを外す
2.洗濯槽いっぱいに40~50℃のお湯をはる
3.重曹2カップとクエン酸1カップを投入する
4.電源を入れ、5分ほど洗濯機を回す
5.電源を切り、10時間程度放置する
6.汚れが浮いてきたら網などですくう
7.汚れを取り切ったら、すすぎ・脱水を行う
1.ゴミ取りネットを外す
2.洗濯槽いっぱいに40~50℃のお湯をはる
3.重曹2カップとクエン酸1カップを投入する
4.電源を入れ、5分ほど洗濯機を回す
5.電源を切り、10時間程度放置する
6.汚れが浮いてきたら網などですくう
7.汚れを取り切ったら、すすぎ・脱水を行う
5. 洗濯槽の掃除頻度を減らすコツ
洗濯槽の掃除を頻繁にしなくても、清潔に保つ方法はあるのだろうか?普段の洗濯機の使い方やお手入れを見直すことで、洗濯槽の掃除頻度は減らせる。
洗濯用洗剤は適量使う
洗剤を多く入れたほうが衣類をキレイにできると、考えている方もいるかもしれない。だが、洗剤を入れすぎることは洗剤カスを増やし、カビの原因を作ることにつながる。適量を心がけよう。
洗濯物はすぐに干す
洗濯物は放置せず、すぐに干そう。放置すると洗濯物にも洗濯槽にも雑菌が繁殖しやすくなる。
洗濯機の扉は開けておく
洗濯しないときは洗濯機の扉は開けておく。洗濯槽のなかには水気が残っているので、扉を閉めていると湿気がこもってカビが繁殖しやすい環境になる。
自動掃除機能を使う
機種によって、洗濯槽の掃除を自動で行える機能がついているものもある。洗濯槽の乾燥や洗浄機能がついていたら、日頃から使って手間なくお手入れをしておくのがおすすめだ。
結論
洗濯槽の汚れは目に見えない部分に溜まっていく。このため、洗濯槽の掃除を意識的に行っている方は少ないかもしれない。だが、実際にしてみると、驚くほどの汚れが浮き上がってくる。こんなに汚い洗濯機を使っていたのかと、恐ろしくなるくらいだ。洗濯槽の掃除向けにさまざまな洗剤があるが、洗濯機のタイプによって使えないものもある。ご自宅の洗濯機に使えるかを確認して、ぜひ試してみよう。