Tシャツは干し方で変わる？Tシャツのお悩みを解決する干し方とは

1. Tシャツのヨレを防ぐ干し方

Tシャツは、洗濯しているうちに襟もとや袖口のヨレが気になってくる。ヨレが目立つとだらしなく着崩れた印象を持たれてしまう。ヨレを防ぐ干し方を紹介しよう。

Tシャツをハンガーにかけるとき襟もとを引っ張りながらハンガーを入れていないだろうか。このようにしてハンガーを入れると、生地がどうしても伸びてヨレの原因になる。ハンガーでの干し方は、必ず裾から入れるように心がけよう。

襟もとがヨレないようにする干し方は、Tシャツを二つ折りにして干すことだ。物干しざお、洗濯ロープ、あるいはハンガーを使ってもいい。生地が重なる部分があるので、やや乾きにくいところもあるが、途中外側と内側を入れ替えるようにするといいだろう。

襟もとを下に、裾を上にして干すとヨレを防止することができる。ピンチハンガーを使って裾の部分を数カ所止める。バランスよく均等に止めないと、Tシャツの重みで裾がヨレてしまうこともあるので、ピンチの数を増やすなどの工夫が必要だ。

Tシャツの素材によっては、シワが気になるものもある。乾いてからシワを伸ばすのも大変なので、シワを防ぐ干し方を紹介しよう。

干し方以前の問題になるが、洗濯が終わってからいつまでも洗濯槽に放置するのは、シワが取れにくい原因になる。また、放置している時間が長いほど、その間に雑菌が増えて生乾き臭の原因にもなるので、できるだけ早く取り出すことが大切だ。

Tシャツを干すときには、振りさばいてシワを伸ばすことがキレイに仕上がる干し方だ。両肩の部分を持って、上下に数回振るだけだ。ただし、伸縮性の高いTシャツは、伸びて型崩れしてしまう心配があるので、振りさばくのは避けて形を整えてから干すようにしよう。

振りさばいてもシワが残りそうなTシャツは、干す前にアイロンをかけてしまう方法もある。サッとアイロンをかけておけば、乾きも早くなる。ただし、プリントが施されているTシャツは、プリント部分に当て布をしてアイロンをかけないと、熱で変色やはがれてしまうこともあるので注意しよう。

ヨレやシワがなくても、色あせたTシャツは着古した印象を持たれてしまう。お気に入りのTシャツの風合いを長く保つための干し方を紹介しよう。

日に当ててカラッと乾いた洗濯物は気持ちがいいものだ。しかし、色柄物に紫外線が当たると、色あせしてしまう。色あせを防ぎたいTシャツの干し方としては、裏返して干すという方法をおすすめする。裏返すと縫い目などが表に出て、早く干せるというメリットも期待できる。

直射日光を避けて陰干しする干し方もおすすめだ。Tシャツのなかには、洗濯タグに陰干しを推奨しているものもある。とくにビビッドな色彩のTシャツは日光のダメージを受けやすいので、風通しのよい日陰で干すようにしよう。

しっかり洗濯しているのに、Tシャツから嫌なにおいがしてくる。そのような場合は、干し方に原因があるのかもしれない。

干したTシャツから嫌なにおいがするというのは、生乾き臭であることが多い。生乾き臭の原因は乾くまでに時間がかかり、その間に雑菌が増えてしまうからだ。できるだけ短時間に乾かす干し方は、洗濯物同士の間を広く開けて風通しをよくすることだ。

防犯上や花粉対策として、Tシャツを部屋干ししなければならない場合、乾きが遅くなるので生乾き臭が出やすくなる。早く乾かす干し方としては、エアコンのドライ機能を使ったり、扇風機で空気の流れを作ったりする方法がおすすめだ。

Tシャツは、オールシーズン着ることができる便利な衣類だ。そのぶんヘビーローテーションとなって、ヨレやシワ、色あせなどが起こりやすくなる。しかし、Tシャツの干し方を変えるだけでこうした悩みも解消できる。お気に入りのTシャツをできるだけ長く着るためにも、干し方にも注意を払おう。