1. 固め方の前に!油はどう捨てている?
調理に使ったかどうかに関わらず、油を排水口などに直接流すことは絶対に避けよう。排水設備の詰まりを招いたり、水質を悪化させたりするおそれがある。固め方を解説する前に、まずは油の正しい捨て方をおさらいしよう。
油は捨てる前に自治体のHPをチェック
自治体ごとに異なるケースがあるため、必ず最初に自治体のホームページなどを確認してほしい。「可燃ごみ」として捨てられる場合は、次の方法で可燃ごみの収集日に出そう。
「可燃ごみ」だったときの油の捨て方
可燃ごみとして捨てられる場合は、空の牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパー、ボロ布(吸油性のあるもの)などをつめ、そこへ冷ました油を流し込もう。ただしそれだけでは自然発火のリスクが残るため、水を混ぜることも忘れないでほしい。最後に牛乳パックの口をガムテープなどでしっかり閉じてから可燃ごみとして出そう。
牛乳パックがないときは、ポリ袋などに新聞紙やキッチンペーパーなどをつめて、冷ました油を流し込む方法がある。同じように水を混ぜ、口は輪ゴムなどでしっかり閉じてから可燃ごみとして出そう。
もうひとつ、油を固めて可燃ごみとして捨てる方法もおすすめだ。固め方はいくつかあるので後述する。市販の油固め剤などを使った方法は手軽だが、商品ごとに注意点があるため必ずパッケージを確認し、使用方法や注意点を守ろう。
牛乳パックがないときは、ポリ袋などに新聞紙やキッチンペーパーなどをつめて、冷ました油を流し込む方法がある。同じように水を混ぜ、口は輪ゴムなどでしっかり閉じてから可燃ごみとして出そう。
もうひとつ、油を固めて可燃ごみとして捨てる方法もおすすめだ。固め方はいくつかあるので後述する。市販の油固め剤などを使った方法は手軽だが、商品ごとに注意点があるため必ずパッケージを確認し、使用方法や注意点を守ろう。
2. 油を固める3つの方法とは?
油を固める方法を3パターン紹介する。
市販の油固め剤を使う
もっとも手軽なのが、市販の油固め剤(凝固剤)を油に混ぜて固める方法だ。具体的な使用方法は商品によって多少異なるかもしれないが、基本的には油が熱いうちに投入して混ぜ合わせると、冷めるにつれ徐々に固まっていくというものだ。固まった油はそのまま可燃ごみとして捨てられる。
片栗粉を使う
市販の油固め剤がないときは、片栗粉で固めることができる。油が冷めないうちに(熱いうちに)、油と同量の片栗粉を混ぜるのがポイントだ。市販の油固め剤ほどではないが、可燃ごみとして捨てられるくらいには固められるだろう。
小麦粉を使う
同じように、小麦粉を使って油を固めることもできる。片栗粉と同じく、油が熱いうちに油と同量の小麦粉を混ぜるのがポイントになる。冷めて固まったら、可燃ごみとして捨てよう。
なお片栗粉と小麦粉どちらにも言えることだが、油の量が多ければ片栗粉や小麦粉も大量に使う可能性がある。古くなった片栗粉や小麦粉の使いみちに困っているときや、捨てる油の量が少ないときなどに試すとよいだろう。また、油の温度や量によってはうまく固められない可能性もある。「あんかけ」状態になってしまうと余計に処理がしづらくなるので、できれば市販の油固め剤を備えておくことをおすすめする。
なお片栗粉と小麦粉どちらにも言えることだが、油の量が多ければ片栗粉や小麦粉も大量に使う可能性がある。古くなった片栗粉や小麦粉の使いみちに困っているときや、捨てる油の量が少ないときなどに試すとよいだろう。また、油の温度や量によってはうまく固められない可能性もある。「あんかけ」状態になってしまうと余計に処理がしづらくなるので、できれば市販の油固め剤を備えておくことをおすすめする。
3. おすすめの油固め剤3選を紹介
最後に、おすすめの油固め剤を紹介しよう。
SCジョンソン「固めるテンプル」
植物成分100%が原料の環境にやさしい油固め剤だ。1回分ずつ個包装になっていて使いやすい。普通の油はもちろん、健康油にも使用できる。
カネヨ石鹸「固めっこ」
安全かつ衛生的な天然油脂成分が原料の油固め剤だ。個包装ではないが500gの大容量サイズで、約17L(15kg)の油を固めることができる。
コットン・ラボ「油固め隊」
植物由来の原料を使用した油固め剤がこちら。個包装されており、1包あたり600mlの油を固めることができる。コスパ重視の方におすすめだ。
結論
油は、固めることで可燃ごみとして捨てられる自治体も多い。まずはお住まいの地域のごみ出しルールを確認し、それに従おう。片栗粉や小麦粉を使った固め方も紹介したが、できれば市販の油固め剤を持っておくと安心だろう。