有孔ボードと突っ張り棒で壁面収納を作ろう！固定する方法を解説

突っ張り棒は、伸縮性があり、壁面などに押し当てて固定できるアイテムだ。収納に活用する場面が多く、有孔ボードとの相性もよい。有孔ボードを突っ張り棒で固定する方法を紹介する。

突っ張り棒を設置して、結束バンドで有孔ボードを固定する方法である。必要なものは、有孔ボードと突っ張り棒、結束バンドだ。設置したい場所に、2本の突っ張り棒を有孔ボードの幅に合わせて垂直に突っ張り固定する。固定した突っ張り棒の上に有孔ボードを立てかける。そして、有孔ボードの穴から結束バンドを通し、突っ張り棒と固定すればできあがりだ。結束バンドは、上、中、下の3ヶ所を固定すると安定する。

壁面に突っ張り棒を固定して、間に有孔ボードをはさむ方法は、有孔ボードを固定しない分、手軽で簡単にできる。また、使っていく中で少し移動させたいときや、取り外すときも手間いらずだ。キッチンや洗面所の狭いスペースなど、あらゆる場所に設置が可能である。フックを取り付け、いろいろなアイテムを収納しよう。

有孔ボードと突っ張り棒を使えば、収納の幅が広がる。次に、一般の方が実践している活用アイデアを紹介する。自分で作るときのヒントにしてほしい。

料理を作るとき、すぐ手の届くところにあってほしいキッチン道具。突っ張り棒に有孔ボードを固定し、フックを取り付ければ、見た目も鮮やかなキッチン収納ができあがる。かけて見せる収納なので、使いたいものの場所がひと目で分かり、料理の効率も上がること間違いないだろう。毎日使用するキッチンだからこそ、道具の使いやすさは重要である。

帽子や上着、鍵など、ものが散乱しやすい玄関まわり。玄関まわりは狭く、収納家具を置けない場合がほとんどだろう。そのようなときは、有孔ボードと突っ張り棒を使った壁面収納が役立つ。外出時に必要なものを玄関で収納すれば、出かける直前になって、探しまわることもなくなるだろう。玄関がすっきりしていれば、急な来客時も慌てないで済むはずだ。

デスクに座って集中して作業したいときもあるだろう。床と天井に突っ張り棒を固定し、そこに有孔ボードを取り付ければ、間仕切りも作れる。また、作業に集中できる自分だけの空間を作れるだけではなく、有孔ボードは収納としても機能する。散らかりやすい文房具などを、見える場所に収納することで、作業の効率も上がるだろう。

有孔ボードの固定に、突っ張り棒はとても便利である。ただ、固定する方法はそれだけではない。突っ張り棒以外で有孔ボードを固定する方法を紹介する。

ディアウォールとは、木材を使い、室内に柱を作れる便利アイテムだ。壁に穴を開けることなく有孔ボードの取り付けができ、誰でも簡単に本格的なDIYが楽しめる。キャップ状のディアウォールを木材の両端に取り付け、天井と床の間に突っ張らせて固定する。それを2本固定すれば、有孔ボードを取り付けられる柱ができあがる。できた柱に有孔ボードをネジ打ちして完成だ。ディアウォールを使う方法は、突っ張り棒に固定するよりも丈夫で、重たいものを置けるしっかりとした壁面収納を作ることができる。

住宅室内の壁は、多くが石こうボードでできている。石こうボードは石こうの粉を板状に固めたものなのでもろく、骨組みの木材まで到達する長さの釘やビスを打たなければ有孔ボードを固定できない。それでは自由な位置に打つことができないうえに、抜いた後の穴も大きい。賃貸物件などでは釘やビスを抜いた後の穴の補修や弁償を退去時に求められることがある。石こうボード用の止め具を使えば、有孔ボードを自由な位置にしっかり固定でき、画びょう程度の細いピンなので抜いた後の補修も容易である。