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オキシ漬けでお風呂掃除!衣類やタオルの汚れを落とす洗濯方法も紹介!

オキシ漬けでお風呂掃除!衣類やタオルの汚れを落とす洗濯方法も紹介!

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2023年6月30日

お風呂掃除や洗濯など、あらゆる家事で活躍するとSNSやネットで話題になっている「オキシ漬け」。当記事では、オキシ漬けの効果や活用方法などを徹底解説していく。水まわりの汚れや洗濯物のにおいなどが気になっている方は、ぜひご覧になってほしい。

  

1. 話題の「オキシ漬け」とは

そもそもオキシ漬けとは?という疑問をお持ちの方もいるはずだ。まずはオキシ漬けについて解説していく。

オキシクリーンを溶かした液体につけ置きすること

オキシ漬けとは、コストコやネット通販などで購入できるオキシクリーンという洗剤をお湯に溶かし、その液体に汚れの気になるものをつけ置きすることである。

オキシクリーンとは

オキシクリーンの主成分は過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムで、アメリカで生まれた酸素系漂白剤だ。酸素系漂白剤のため塩素系漂白剤よりも優しく、タオルや衣類などの生地を傷めずに汚れを落とすことができる。

オキシクリーンにはアメリカバージョンと日本バージョンの2種類があり、アメリカバージョンには界面活性剤が含まれているが、日本バージョンでは含まれていないという違いがあった。現在は日本バージョンで界面活性剤が含まれるタイプも販売されている。

2. オキシ漬けの効果とは?どんな汚れが落とせる?

オキシ漬けが、オキシクリーンを使用したつけ置きであることがわかった。では、オキシ漬けにはどのような効果が期待できるのだろうか。オキシ漬けで落とせる汚れを見ていこう。

油汚れ

換気扇やガスコンロなど、なかなか落ちない台所の頑固な油汚れにも、オキシ漬けが効果的だ。

衣類のシミや汚れ

オキシ漬けは、衣類についてしまったシミや汚れにも効果を発揮する。酸素系漂白剤であるオキシクリーンは、色柄物についたシミ、汚れ落としにも便利だ。

水まわりのヌメリ

水まわりに発生するヌメリは、あまり触れたいものではないだろう。オキシクリーンでオキシ漬けにすれば、手で直接触れずに掃除ができる。

茶渋やタイルなどの黒ずみ

こすっても落ちにくい茶渋やタイルなどに発生した黒ずみにも、オキシ漬けが効果を発揮する。つけ置きして汚れを浮かせることで、落としやすくなるのだ。

除菌や消臭効果も

オキシクリーンには、除菌や消臭効果もある。タオルなどの布製品の除菌や消臭にも、オキシ漬けが便利だ。

3. お風呂の浴槽で小物などをオキシ漬けする方法

お風呂の椅子やシャンプーボトル、子どものおもちゃなどの小物類は、浴槽でオキシ漬けするのがおすすめだ。ヌメリや黒ずみを落とし、さらに除菌もできる。お風呂の浴槽を使ったオキシ漬けの方法を解説していこう。

浴槽を使ってオキシ漬けする時間とやり方

  • お風呂の浴槽に40〜60度のお湯をためる。(残り湯でも可)
  • 湯量4Lに対し、付属のスプーンで1杯のオキシクリーンを入れて溶かす。
  • お風呂用品や子どものおもちゃを2〜6時間ほどつけ置きする。
  • ブラシなどでこすり洗いし、水ですすいでオキシ漬け完了。

4. お風呂の床をオキシ漬けする方法

お風呂の床は、雑菌が繁殖してヌメリが発生しやすい。先ほどは浴槽で小物類をオキシ漬けする方法を解説したが、お風呂の床そのものにもオキシ漬けは効果的だ。お風呂の床をオキシ漬けする方法を解説しよう。

ヌメリが残る床をオキシ漬けする時間とやり方

  • お風呂の排水口に栓をする。
  • 床にオキシクリーンをスプーン1〜2杯まく。
  • シャワーで勢いよくお湯をかけ、床全体にお湯をためる。
  • 一晩つけ置きして、ブラシなどでこすり洗いする。
  • シャワーで洗い流してオキシ漬け完了。
お風呂の排水口に栓をするときは、水を入れたビニール袋が便利だ。ビニールに水を入れて口を閉じ、排水口をふさぐとよい。

5. タオルをオキシ漬けする方法

毎日使用するタオルは、こまめに洗濯していても、気がつけばイヤなにおいがするようになることもある。洗濯してもにおいが気になるタオルにも、オキシ漬けが効果的だ。

においや黒ずみが気になるタオルをオキシ漬けする時間とやり方

  • 浴槽の栓をして、40~60度のお湯をためる。
  • 規定の量のオキシクリーンを投入する。40Lのお湯なら300gのオキシクリーンが目安。
  • ゴム手袋を着けて十分に攪拌してオキシクリーンを溶かす。
  • タオルを入れてオキシ漬けにする。このとき、タオル同士が重ならないように広げてつけるようにしよう。
  • 30分~2時間、最大で6時間を目安にオキシ漬けをする。時間になったらそのまま洗濯機の通常コースで洗濯すれば完了だ。
大きなバスタオルやフェイスタオルを何枚もオキシ漬けするのには浴槽を使うのが便利だ。同時に浴槽の皮脂汚れなどもキレイになるので、一石二鳥だ。

洗濯機に直接投入する「オキシ足し」もあり

オキシ漬けは、ただつけておくだけなので簡単な方法だが、それよりももっと簡単なのが洗濯のときに洗剤とオキシクリーンを入れてしまう方法だ。オキシ漬けに比べるとやや洗浄力に劣るが、軽い汚れのタオルなら十分キレイになる。

洗濯機に入れるオキシクリーンの量は、付属のスプーン1杯程度で十分だ。オキシクリーンをあらかじめお湯に溶かしてから加えて洗濯すると効果がさらにアップする。

6. スニーカーや上履き、衣類などをオキシ漬けする方法

衣類の汚れにオキシ漬けが有効であることは先ほども解説したが、スニーカーや上履きといった靴にも同じことがいえる。ここでは、靴や衣類のオキシ漬けの方法を見ていこう。

頑固な汚れのスニーカーや上履きをオキシ漬けする時間とやり方

  • 40〜60度のお湯を容器にためる。
  • お湯4Lに対しスプーン1杯のオキシクリーンを溶かす。
  • スニーカー、上履きなどをつける。
  • 20分ほど放置。(汚れに応じて最大で6時間)
  • 流水でしっかりとすすぎ、普段どおり洗って完了。

皮脂汚れやシミが付いた衣類をオキシ漬けする時間とやり方

  • 40〜60度のお湯を容器にためる。
  • お湯4Lに対しスプーン1杯のオキシクリーンを溶かす。
  • 皮脂汚れやシミが気になる衣類をつける。
  • 20分ほどつけ置き。(汚れに応じて最大で6時間)
  • 流水ですすいでしぼり、洗濯機で洗ってオキシ漬け完了。

7. カーテンをオキシ漬けする方法

さまざまな生活臭や汚れが染み込んだカーテンも、オキシ漬けがおすすめだ。カーテンは毎日洗濯するものではないため、意外に汚れていることも多い。オキシ漬けでキレイにしよう。

においや汚れが染み込んだカーテンをオキシ漬けする時間とやり方

  • 40〜60度のお湯を容器にためる。
  • お湯4Lに対しスプーン1杯のオキシクリーンを溶かす。
  • 洗濯ネットにカーテンを入れて「2」で作った洗浄液につける。
  • 20分ほどつけ置き。
  • 汚れた水が出なくなるまでもみ洗いする。
  • 洗濯機で洗ってオキシ漬け完了。
カーテンを洗濯機で洗う際は、デリケートコースなどのやさしく洗える設定にする。脱水時間が長いとシワになりやすいため、1分から長くても3分以内がおすすめだ。

8. キッチンまわりをオキシ漬けでキレイにする方法

ガスコンロや換気扇、調理機器など、キッチンまわりは頑固な油汚れが気になる場所だ。オキシ漬けは油汚れにも効果を発揮するため、ぜひ試してほしい。

五徳や湯呑、フライパンなどをオキシ漬けする時間とやり方

  • 容器や栓をしたシンクに40〜60度のお湯をためる。
  • お湯4Lに対しスプーン1杯のオキシクリーンを溶かす。
  • 五徳や湯呑、フライパンなどを入れる。
  • 20分ほどつけ置きする。
  • ブラシやスポンジでこすり、洗い流してオキシ漬け完了。

プラスチック製の換気扇(プロペラ)をオキシ漬けする時間とやり方

  • 容器に40〜60度のお湯をためる。
  • お湯4Lに対しスプーン1杯のオキシクリーンを溶かす。
  • プラスチック製の換気扇を入れる。
  • 20分ほどつけ置きする。
  • ブラシやスポンジでこすり、洗い流してオキシ漬け完了。

ガスコンロまわりの油汚れは「オキシ拭き(拭き掃除)」でOK

  • 容器に40〜60度のお湯を入れてオキシクリーンを溶かす。(お湯4Lに対しスプーン1杯)
  • 雑巾を「1」につけてしぼる。
  • ガスコンロまわりの油汚れを拭き取る。
  • 水拭きをしてオキシ拭き完了。
五徳はオキシ漬けができるが、ガスコンロそのものはつけ置きができない。オキシクリーンを溶かして作った洗浄液を染み込ませた雑巾などの布でオキシ拭きしよう。

9. オキシ漬けの効果を高める使い方と失敗しないための注意点

オキシ漬けを行うのであれば、できるだけ高い効果を得たいものである。そこで、オキシ漬けの効果を高める使い方と、失敗しないための注意点を見ていこう。

40〜60度のお湯を使う

オキシクリーンは、水では溶けにくい粉末だ。また、お湯で溶かさなければ、酸素の泡が出にくくなって効果が発揮できない。お湯の温度は40~60度を守り、4Lのお湯に対して約28~30gのオキシクリーンを投入するように適切な分量を守ろう。

アルミには使用しない

オキシクリーンは、アルミ製品にダメージを与えるおそれがある。換気扇や鍋など、アルミ素材のものはオキシ漬けしないようにしたい。

そのほか使用できる素材・できない素材は必ず確認する

オキシ漬けはさまざまな汚れをスッキリと落とせるため便利だが、上述のアルミのように使用できない素材もある。製品の取扱説明書などで注意事項を把握しておこう。

つけ置き時間はきちんと守る

オキシ漬けするとき、つけ置きすればするほど効果があると思うかもしれない。しかし、オキシ漬けによる酸素パワーは6時間でなくなってしまう。つけ置き時間は最大でひと晩、夜寝るときにオキシ漬けしておいて、朝起きてすすぐといったタイミングだ。つけ置き時間はきちんと守ろう。

ゴム手袋を着用する

オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、塩素系に比べるとツンとする刺激臭もない。しかし、ガンコな油汚れなどを落とすことができるアルカリ性洗剤であることを忘れてはならない。アルカリ性洗剤は、たんぱく質を溶かす働きがある。人間の手もたんぱく質でできており、タオルや衣類をつけ込む際に素手で触れば、皮膚のたんぱく質を溶かしてしまう。肌荒れの原因にもなるため、必ずゴム手袋を使って作業するようにしよう。

衣類などに使う場合は洗濯表示を確認する

衣類をオキシ漬けしたい場合は、水洗いができるのか、繊維へのダメージがないかなどを洗濯表示で確認しよう。

色柄物の洗濯に使う場合は色落ちチェックをする

オキシクリーンは色柄物にも使用可能だが、必ず衣類の洗濯表示は確認しておく。目立たないところで試してからの使用が安心だ。

10. オキシ漬けを極めて家中をキレイに

オキシ漬けは、手間もかからずつけておくだけで黒ずみ汚れを落とし、消臭・殺菌効果もある。オキシ漬けをするときの注意は「40~60度くらいのお湯を使う」「最大でも6時間以内のつけ置き時間」「ゴム手袋は必ず着ける」の3点だ。お風呂の浴槽を使ったオキシ漬けや、衣類であれば通常の洗濯にもオキシクリーンをスプーン1杯入れるだけで、仕上がりが違ってくるので試してみよう。

結論

オキシクリーンを溶かしたお湯に、汚れが気になるものをつけ置きしておくオキシ漬け。つけ置きするだけで、油汚れや衣類のシミ、気になるにおいなどに有効なだけでなく、除菌までできる手軽さが魅力だ。オキシ漬けは、いつもの掃除や洗濯にぜひ取り入れてみたい方法といえる。掃除場所やアイテムごとのオキシ漬けの方法や、注意点などは当記事を参考にしてみてほしい。
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  • 公開日:

    2021年4月14日

  • 更新日:

    2023年6月30日

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