1. タオルケットは洗濯できる?
タオルケットは、タオルと名づけられているくらいだから、洗濯できるだろうと思っている方も多いだろう。しかし、なかには水洗いができず、クリーニングに出さなければならないタオルケットもあるので注意が必要だ。
洗濯表示をチェックしよう
洋服と同じように、タオルケットにも洗濯表示のタグが付いている。タオルケットの素材は、綿や合成繊維が多いので家でも洗濯することができる。この洗濯表示の水洗いに×が付いていた場合には、洗濯機でも手洗いでも洗濯することができない。例えばシルクのように高級なタオルケットなど水洗いすると縮んでしまったり、風合いが損なわれたりするのでクリーニングに出すようにしよう。
タオルケットは意外と汚れている?
タオルケットは、肌に一番近いところで使っているケースも多いのではないだろうか。直接肌に接触するため、汗が染み込みやすい。とくに襟に当たる部分などに汗染みが残りやすくなる。見た目にはそれほど汚れていないようでも、実際にはシーツと同じくらい汚れていると考えた方がよさそうだ。また、汗で湿った状態のタオルケットは、ダニの温床になりやすい。ダニの死骸やフンでアレルギーを引き起こすこともあるので、とくに小さな子どものタオルケットはこまめに洗濯するようにしたい。
2. タオルケットの適切な洗濯頻度
タオルケットは、直接肌に触れることが多い寝具だ。毛布や掛布団以上に衛生面では気を遣いたいところだが、どれくらいの頻度で洗濯すればいいのだろう。
使用状況や季節によって洗濯頻度を変えよう
タオルケットの汚れは、直接目に見えないことが多いため、洗濯してもワンシーズンに1回くらいという方もいるかもしれない。一般的な洗濯頻度は、1週間に1回といわれている。この頻度を必ず守る必要もないが、とくに暑い夏場などは、汗もたくさん吸収している。汗かきの赤ちゃんや小さい子どものタオルケットは、こまめに洗った方が清潔を保つことができる。
3. タオルケットの正しい洗濯方法
まず洗濯表示タグをチェックして、家で洗濯できるかどうか確認してから洗濯することだ。タオルケットを洗濯するときのコツをみていこう。
目立つ汚れは予洗いする
タオルケットに汗染みなど目立つ汚れを見つけたら、洗濯機に入れる前に予洗いをしておこう。あらかじめ少量の液体洗剤を汚れに揉み込んで、数分待ってから洗濯機に入れるだけだ。洗濯機だけでは取れにくい汚れも落ちやすくなる。
洗濯ネットを使う
ほかの洗濯物と一緒に洗う場合には、タオルケットを洗濯ネットに入れて洗う。ほかの洗濯物に糸くずなどが付いたり、絡まったりするのを防ぐためだ。洗濯ネットがない場合には、タオルケット単独で洗濯することをおすすめする。
また、タオルケットを洗うとき、無雑作に丸めて入れると洗濯ムラの原因になる。タオルケットを縦長に二つ折りしたら、山折りと谷折りを繰り返して蛇腹折りにする。このひと手間で水や洗剤が均一に行き渡り、洗濯効果も高まる。洗濯機の中でタオルケットが絡まず、生地も傷みにくくなる。
また、タオルケットを洗うとき、無雑作に丸めて入れると洗濯ムラの原因になる。タオルケットを縦長に二つ折りしたら、山折りと谷折りを繰り返して蛇腹折りにする。このひと手間で水や洗剤が均一に行き渡り、洗濯効果も高まる。洗濯機の中でタオルケットが絡まず、生地も傷みにくくなる。
柔軟剤はほどほどに
柔軟剤は肌触りをよくして、いい香りが漂うので、当然タオルケットを洗うときに使うという方も多いだろう。しかし、柔軟剤は繊維をコーティングして柔らかさを演出している。つまり、コーティングされた繊維は汗を吸い取らなくなってしまうということだ。
柔軟剤は毎回使うのではなく、ゴワゴワしてきたなと感じたときくらいに使うようにしたほうが、タオルケット本来の吸湿機能を活かすことができる。
柔軟剤は毎回使うのではなく、ゴワゴワしてきたなと感じたときくらいに使うようにしたほうが、タオルケット本来の吸湿機能を活かすことができる。
4. 洗濯後のタオルケットの干し方
タオルケットをなかなか洗濯できない理由のひとつに、干す場所を確保できないということがある。タオルケットは大きいため、干す場所が狭いと乾きにくくなってしまう。狭い場所でもできるだけ早く干すには、通気性を確保する干し方をすることが大切だ。
M字干しをする
物干し竿2本を平行に使った干し方だ。洗濯が終わったタオルケットを広げたら、2本の竿をまたぐようにかける。タオルケットの竿と竿の間の空間にある部分を下に引き下げてたるみを作ると、ちょうどM字のようになって空間ができるので風通しがよくなる。
A字干しをする
物干し竿が1本しか置けない場所でも、ハンガーを使えば風通しをよくすることができる。洗濯したタオルケットを竿にかける。このままだと2つ折りに干されたタオルケットに隙間がないため風が通りにくい。そこでタオルケットの下からハンガーをいくつか竿にかけて、2つ折りにしたタオルケットの間を広げる。横から見ると、ちょうどA字のような空間ができて風通しがよくなる。
結論
タオルケットを洗濯するときには、汚れがひどい部分を予洗いし、できれば洗濯ネットを使うようにしよう。洗濯するときには、洗濯ムラにならないように蛇腹折りにたたむことがポイントだ。干すときには風通しをよくするため、M字、A字に干すと早く乾かすことができる。タオルケットは直接肌に触れ、汗を吸収するので、意外と汚れている。できるだけこまめに洗濯するようにしよう。