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【液晶ディスプレイ】の掃除方法とは?使えない意外な道具や注意点

【液晶ディスプレイ】の掃除方法とは?使えない意外な道具や注意点

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年4月28日

私たちの身の回りには、たくさんの液晶ディスプレイを使った家電がある。テレビ、タブレット、スマホ、パソコンなど、その画面はすべて液晶ディスプレイだ。汚れが気になったときどのように掃除しているだろうか。とてもデリケートなので掃除方法を間違えると買い替えなければならない事態になるかもしれない。正しい液晶ディスプレイの掃除方法と、ついやってしまいがちな間違った掃除方法を紹介しよう。

  

1. 掃除前に知りたい液晶ディスプレイの汚れの種類

使っている間はあまり気にならない液晶ディスプレイの汚れだが、画面が暗くなった途端、いろいろな汚れが目に飛び込んでくる。液晶ディスプレイにはどのような汚れが付いてしまうのだろう。掃除をする前に汚れの種類を知っておこう。

手垢・指紋

手垢や指紋汚れは、スマホやタブレットの液晶ディスプレイに多い汚れだ。また、小さな子どもがいる場合、テレビの液晶ディスプレイにたくさんの小さな手形を発見することがある。手垢、指紋は油汚れなので、拭き掃除だけでは簡単に取れない。また、蓄積すると取れにくいガンコな汚れになる。

ホコリ

液晶ディスプレイが使われている家電は、静電気が発生するためホコリを集めやすい状態になっている。ホコリだけなら拭き取れば簡単に掃除できるが、手垢などの油汚れと混ざると取れにくい汚れになってしまう。せっかく掃除をしても、すぐにホコリが集まってきてしまうので静電気対策も必要だ。

2. 液晶ディスプレイの掃除に使えないもの

液晶ディスプレイには、不要な反射を抑えて見やすくするためのコーティングが施されている。掃除しようと強く擦ったり、コーティングに影響を及ぼすような洗剤・薬剤を使うとはがれてしまう危険性がある。液晶ディスプレイに使ってはいけないものを紹介しよう。

アルコール

アルコールなどの揮発性の高いものは液晶ディスプレイのコーティングをはがしてしまう。とくにやってしまいがちなのが、除菌シートでディスプレイを掃除してしまうことだ。スマホやタブレットなどは指で操作するため、除菌を意識してしまう。

しかし、除菌シートの中にはアルコール分を含んだものが多く、何度も使っているうちに液晶ディスプレイのコーティングにダメージを与えてしまっている。

ベンジン、シンナー、除光液といった有機溶剤の使用もNGだ。

ティッシュ

これも液晶ディスプレイの掃除につい使ってしまいそうなアイテムだ。ティッシュは、見た目以上に繊維が粗く、ディスプレイのコーティングが傷つく可能性がある。ティッシュで拭くことで、かえって汚れを広げてしまうという心配もある。

ガラスクリーナー

ガラスを拭くものだから、当然ディスプレイの掃除にも使えるものだと思い込んでいる方も多いだろう。ガラスクリーナーには、研磨剤が含まれているものもある。研磨剤はコーティングをはがしてしまうので、使用できない。同じ理由で眼鏡用のクリーナーもNGだ。

3. 液晶ディスプレイの掃除に必要な道具

デリケートな液晶ディスプレイだが、安全に掃除をするためにはどのような掃除道具を使うといいのだろうか。

クリーニングクロス

クリーニングクロス、マイクロファイバークロスなどを使うと、極細繊維が手垢や指紋などの油汚れもスッキリ絡め取ってくれる。柔らかな素材なので、コーティングを傷つけることもない。1枚用意しておくと、液晶ディスプレイだけでなくレンズや窓ガラスなどの掃除にも使うことができる。

OA用ハタキ

液晶ディスプレイのホコリはOA用ハタキで取り除こう。普通のハタキと違って帯電防止効果があるため、掃除後にホコリが再び付きにくくなる。

ディスプレイ専用クリーナー

クリーニングクロスでは落ちないガンコな汚れに対しては、ディスプレイ専用クリーナーを使う。直接ディスプレイにスプレーするのではなく一度布やペーパーに付けてから掃除をする。アルコールや界面活性剤が含まれていないかどうか確認してから使おう。

4. 液晶ディスプレイの正しい掃除方法

液晶ディスプレイを掃除するときに使ってはいけないアイテム、積極的に使うアイテムがわかったところで、具体的な掃除方法を紹介しよう。

電源を切る

掃除をする前に電源を切る。液晶ディスプレイの画面が黒くなることでホコリや指紋などの汚れが浮かび上がって見やすくなる。さらに静電気の影響もなくなるので、掃除がしやすくなる。

液晶ディスプレイのホコリを取る

OA用ハタキで液晶ディスプレイのホコリを取り除く。ホコリを残したままで拭き掃除を始めてしまうと、コーティングに傷が付いてしまう危険がある。

クリーニングクロスで液晶ディスプレイを拭く

液晶ディスプレイの拭き掃除では、決して強く擦らないことが重要だ。クリーニングクロスは、細い繊維で汚れを絡め取るので、力を入れなくても汚れは取れる。

それでも落ちない汚れはディスプレイ専用クリーナーで

液晶ディスプレイの掃除は乾拭きが基本だが、それでも落ちない汚れに対してはディスプレイ専用クリーナーを使おう。素早く汚れを取り、乾拭きをすれば完了だ。

結論

液晶ディスプレイの掃除では、間違った掃除方法をすると、液晶のコーティングにダメージを与えることになる。とくに除菌シートは「やっていた!」という方も多いのではないだろうか。こまめに掃除をすることで、液晶ディスプレイはコントラストが出て見やすくなる。最近、パソコンやスマホを見ると目が疲れるという場合は、一度正しい方法で掃除をしてみるといいだろう。
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  • 更新日:

    2021年4月28日

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