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アイロンの温度設定は?素材別の適温と洗濯マークの確認方法を解説

アイロンの温度設定は?素材別の適温と洗濯マークの確認方法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年5月12日

アイロンをかけるときは、まず素材に適した温度に調整する必要がある。温度設定を間違うと生地が傷んだりシワが取れなかったりするので、基本的な知識をチェックしておこう。この記事では、アイロンの温度設定について基礎から説明する。アイロンマークの意味やあて布との関係、効率よく温度調整する方法など、役立つ知識と併せてまとめた。

  

1. 衣服の素材によってアイロンの設定温度を合わせる

まずは設定すべきアイロンの温度が何度なのか、詳しい数字を確認しておこう。素材別に適した温度を紹介するので、アイロンがけに役立ててほしい。

表示別に温度を確認

アイロンの温度表示は「高」「中」「低」に分かれているケースが多い。基本的な知識として、それぞれが何度なのかを確認しておこう。
  • 高:180〜210度
  • 中:140度~160度
  • 低:80~120度
衣服をキレイに仕上げるには、アイロンを適した温度に設定する必要がある。低いと効果が実感できず、高いと生地を傷める可能性があるので注意が必要だ。

生地別に適した温度をチェック

生地の材質別に適した温度を確認しておけば、アイロンがけの失敗を防げるだろう。ポリエステルやアクリルなど、それぞれの素材を傷めない温度を紹介する。

・「高」はコットンや麻
天然の植物繊維「コットン(綿)」や「麻」は耐熱性が高い。シワになりやすいという特徴があるので、高温に設定したアイロンでしっかりと伸ばそう。

・「中」はウールやポリエステル
高温で変質する動物繊維「ウール(毛)」や「シルク(絹)」は、中温に設定してアイロンがけする。再生繊維である「レーヨン」「キュプラ」や、合成繊維の「ポリエステル」も同様だ。

・「低」はアクリルやポリウレタン
合成繊維「アクリル」「ナイロン」「ポリウレタン」や、木材が原料の半合成繊維「アセテート」は熱に弱い。温度が高いと溶けたり質感を損ねたりするので、低温でアイロンをかけよう。

しかし、素材別に適した温度を覚えたり、生地の種類を見分けたりするのは難しい。複数の繊維を組み合わせた「混紡(こんぼう)」生地もあるので、まずは洗濯表示を確認しよう。

2. 洗濯表示にあるアイロンマークの意味と上限温度

それぞれの衣類などに適した温度は、洗濯表示の「アイロン仕上げ処理の記号」で確認できる(※1)。温度はアイロンマークの中にあるドットの数でわかるので、チェックしておこう。
  • ドットが3つ(・・・):底面温度の上限が200度(高温)
  • ドットが2つ(・・):底面温度の上限が150度(中温)
  • ドットが1つ(・):底面温度の上限が110度(低温)
  • アイロンマークにバツ印がついている:アイロンは使えない
また、記号の近くにある「付記用語」の確認も必要だ。「あて布使用」「裏アイロンは裏からあててください」「付属部分アイロン禁止」など、取り扱いに関する重要な情報が確認できる。

3. 「あて布」が必要な素材とアイロン温度の関係

アイロンを上手に使うためには、温度と一緒にあて布についても学んでおきたい。あて布が必要な衣服と、あて布に適した布について解説する。

あて布が必要な衣服とは?

あて布はデリケートな素材を傷めないために使用する。熱を分散させる効果があり、テカリを防止できるのもメリットだ。洗濯表示の付記用語で「あて布使用」と記載があれば使う必要がある。ポリエステルやナイロンなど一部の化学繊維や、ウールやシルクなど動物繊維に使用するのが一般的だ。

低い温度でアイロンをかける素材は熱に弱いので、大事な衣服なら念のために使うことをおすすめする。また、黒い衣服だったり、Tシャツのプリント部分だったりと、主要な素材や温度と関係なくあて布が必要なケースもある。

あて布に適した布は?

あて布は専用のアイテムが使いやすいが、一般的な布でも代用が可能だ。大判のハンカチや手ぬぐいなら使いやすい。ただし、素材や色によっては、トラブルの原因になるので選び方には注意しよう。

熱に強いコットン100%素材で、熱が伝わりやすい薄い布がアイロンがけには適している。また、色が濃いと色移りの心配があるので、白や薄いタイプの布を選んでほしい。焦げてもいいように不要な布を使うのがポイントだ。

4. アイロンの温度を調節して効率よく使うポイント

アイロンの温度を上手に調整する4つのコツについて説明する。アイロンがけの効率アップにつながるので、ぜひ実践してほしい。

低温からかける

一度上がったアイロンの温度は下がるまで時間が必要だ。熱いまま使用すると生地を傷める可能性があるので注意しよう。「低温」「中温」「高温」の順番でアイロンがけすれば、冷えるまで待つ必要がない。

仕分けをする

大量の衣服にアイロンをかけるならあらかじめ分類しておこう。洗濯表示をチェックして適した温度別に仕分けておき、低温から順番にまとめてアイロンがけをする。温度の調整する手間が少なくなり時短につながるだろう。

スチームを活用する

アイロンのスチームは、折り目をつけたいときや頑固なシワを取りたいときに使用する。薄手のコットンやウールにもおすすめだ。スチームを当てだけでも軽度なシワなら伸ばすことができ、さらにデリケートなオシャレ着もふんわりと仕上がる。

熱や湿気がとれてからたたむ

温度調節をしてアイロンがけしても、熱やスチームの湿気が残った状態でたたむとシワになりやすい。すぐに収納せずに、しばらくハンガーにかけて干しておこう。熱や湿気が十分に取れたのを確認してから、たたむのがポイントだ。

結論

衣服の素材によって適したアイロンの温度は異なる。熱に弱い素材は傷みやすいので、低温や中温に設定してからアイロンがけをしよう。最初に洗濯表示のアイロンマークを確認することが重要だ。また、付記用語をチェックして「あて布使用」とあればそれに従ってほしい。低温から順番にかける、スチームを活用するなど、温度を調整するコツも併せてチェックしておこう。

(参考文献)
※1出典:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
  • 更新日:

    2021年5月12日

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