1. ワイシャツの黄ばみは汗や皮脂汚れが原因!

ワイシャツの黄ばみが気になり、なぜ洗濯をしているのに汚れているのだろうと疑問に思う方も多いだろう。黄ばみの原因は汗や皮脂による汚れである。黄ばみができる理由や、放っておいた場合に起きることについて解説する。
黄ばみができる理由
黄ばみの原因である汗や皮脂による汚れは、通常の洗濯で落とし切れず繊維の奥に入り込むことが多い。この汚れは時間が経つと酸化して黄色く変色する。これが洗濯しても残るワイシャツの黄ばみである。
汗をかきやすい脇と直接肌があたる襟や袖部分はとくに黄ばみやすい。汗をかきやすい夏場は、ワイシャツが黄ばみやすい季節なので要注意だ。ワイシャツを着用したらその日のうちに洗濯しよう。
汗をかきやすい脇と直接肌があたる襟や袖部分はとくに黄ばみやすい。汗をかきやすい夏場は、ワイシャツが黄ばみやすい季節なので要注意だ。ワイシャツを着用したらその日のうちに洗濯しよう。
黄ばみを放置するとどうなるの?
落ちないからとワイシャツの黄ばみを放置していると、ほこり汚れが溜まり「黒ずみ」になる。黒ずみはより厄介な汚れなので、黄ばみは放置せず適切に対処しよう。
2. ワイシャツ全体の黄ばみを落とす洗濯方法

白いワイシャツが何となくぼんやりとして見えるとき、もしかするとワイシャツが黄ばんでいるのかもしれない。ワイシャツ全体に広がる黄ばみへの対処法を解説する。
広範囲な黄ばみには浸け置き洗いが有効!
ワイシャツ全体の黄ばみには浸け置き洗いが効果的だ。具体的に浸け置き洗いの方法を解説しよう。
- とくに黄ばみの気になる箇所があれば、黄ばみに直接洗濯用洗剤か台所用洗剤を塗り込む
- バケツに40℃のお湯を入れて酸素系漂白剤を10mlほど加える
- バケツにワイシャツを入れ、1時間ほど浸け置きする
- バケツのお湯ごと洗濯機に入れ、通常通り洗濯をする
漂白剤を使う際の注意点
漂白剤には酸素系と塩素系の2種類がある。塩素系漂白剤はかなり強力で、色柄物のワイシャツもすべて真っ白にしてしまう。ワイシャツの生地にもダメージを与えるため、酸素系漂白剤を使うのがおすすめだ。
3. ワイシャツの襟や脇の黄ばみを取る方法

襟や脇など、ワイシャツの一部が黄ばんでいる場合、黄ばみのある箇所を重点的に洗濯しよう。部分的な黄ばみを落とす方法を解説する。
部分的な黄ばみは洗濯用の固形石鹸が有効!
ワイシャツの襟元の黄ばみは、直接固形石鹸で擦って落とすのが効果的だ。とくに汚れが落ちると評判なのは「ウタマロ石鹸」である。石鹸を使ったワイシャツの黄ばみの落とし方を紹介する。
- 黄ばみが気になる箇所を水で濡らす
- 石鹸を黄ばみ汚れに擦り付ける
- 石鹸を付けた箇所を揉み洗いする
- 使い古しの歯ブラシなどで擦って、石鹸成分をワイシャツに浸透させる
- しっかりとすすいで、洗濯機でほかの洗濯物と一緒に洗う
部分的な黄ばみを落とすときの注意点
黄ばみを落とすのに効果的な石鹸は、弱アルカリ性のものや蛍光増白剤が配合されているものだ。そういった黄ばみに強い成分のものを選んで使おう。また、デリケートなワイシャツの黄ばみを落とすときは、目立たないところで一度試してみて、色落ちやダメージがないことを確認しよう。
4. ワイシャツの落ちない黄ばみにはスチーム!

どうしても落ちないしつこいワイシャツの黄ばみには、スチームが効果的だ。スチームを使った黄ばみの落とし方を解説する。
準備するもの
スチームを使ってワイシャツの黄ばみを落とすときに準備するものを紹介する。
- 過炭酸ナトリウム
- 食器洗い用洗剤
- 水
- 使い古しの歯ブラシ
- スチームアイロン
スチームを使ってワイシャツの黄ばみを落とす方法
準備したものを次の手順で使って、ワイシャツの黄ばみを落としていこう。
- スチームアイロンの電源を入れ温め始める
- 過酸化ナトリウム・食器洗い用洗剤・水を順番に、同量ずつ容器に入れる
- 混ぜるとシュワシュワしたペースト状のものができあがる
- ペーストを使い古しの歯ブラシに取り、ワイシャツの黄ばみが気になる箇所に塗る
- ペーストを塗ったらすぐにアイロンのスチームを当てる
- 黄ばみが白くなるのを確認したら、十分にすすいで乾燥させる
結論
気になるワイシャツの黄ばみの落とし方について解説してきた。ワイシャツの黄ばみは通常の洗濯ではなかなか落ちないので、諦めてクリーニングに出したりワイシャツを新調したりする方も多い。だが、漂白剤や固形石鹸などさまざまなアイテムを使うことで、家庭でも黄ばみを取り除くことが可能だ。黄ばみが気になるワイシャツをお持ちの方は、クリーニングに出す前に実践してみてはいかがだろうか?