1. 洗濯機の排水の臭いの原因
洗濯機から臭いがした場合、臭いの原因を知ることで今後の対処方法が見えてくる。洗濯機の故障を防ぐことにも繋がるので確認しておこう。
排水口の汚れ
洗濯機からの排水には、洗剤に混ざって皮脂や髪の毛、糸クズなどが含まれている。この汚れが排水口に付着して溜まっていくと、臭いの原因となる。放置すると汚れが蓄積されて詰まりを起こし、洗濯機をスムーズに使えない場合もあるのだ。
また、これらの汚れは排水ホースや排水エルボ(ホースと排水口を繋ぐ部品)にも付着する。そのため、排水口を掃除する際には、排水ホースや排水エルボも一緒にきれいにした方がよい。掃除の頻度は少なくとも、2~3か月に1回程度行えば排水口のつまりを予防できるだろう。とくに、洗濯機の使用頻度が高い家庭では定期的な掃除を心がけてほしい。
また、これらの汚れは排水ホースや排水エルボ(ホースと排水口を繋ぐ部品)にも付着する。そのため、排水口を掃除する際には、排水ホースや排水エルボも一緒にきれいにした方がよい。掃除の頻度は少なくとも、2~3か月に1回程度行えば排水口のつまりを予防できるだろう。とくに、洗濯機の使用頻度が高い家庭では定期的な掃除を心がけてほしい。
下水の臭い
排水以外の原因として、下水の臭いの可能性もある。排水エルボと排水口のふたを取り外すと、水が入った容器が見えるだろう。この容器の下は排水管と繋がっており、排水管のふたのような役割をしている。
洗濯機を長期間使用しないと、容器の水が蒸発してなくなり、空気の通り道ができてしまう。そうすると、空気の通り道を通して、下水の臭いが上がってきたり害虫が入り込んできたりするのだ。洗濯機周辺から臭いがする場合は、容器が空の可能性もあるので確認してみよう。容器が空になっていた場合は、容器に水を入れてやると空気の通り道がなくなるため、下水の臭いが上がってこなくなる。
洗濯機を長期間使用しないと、容器の水が蒸発してなくなり、空気の通り道ができてしまう。そうすると、空気の通り道を通して、下水の臭いが上がってきたり害虫が入り込んできたりするのだ。洗濯機周辺から臭いがする場合は、容器が空の可能性もあるので確認してみよう。容器が空になっていた場合は、容器に水を入れてやると空気の通り道がなくなるため、下水の臭いが上がってこなくなる。
2. 洗濯機の排水口の掃除をする方法
排水口の掃除前には洗濯機の電源を切り、コンセントを外して水道の蛇口を締めておこう。さらに、洗濯機を移動させ、排水口が掃除できる状態にしよう。
準備するもの
- パイプクリーナー
- 歯ブラシなどのブラシ類
- コップ
- バケツ
- ゴム手袋
- 浴室用洗剤
- キッチンハイターなどの塩素系漂白剤
排水口の掃除の手順
- ゴム手袋をつけ、排水ホースを外す。その際、水が出てくる場合があるので、事前に用意したバケツに入れよう。
- 排水エルボと排水口のふたを外し、排水口の中に入っている容器などのパーツを取り出す。
- パイプクリーナーを排水口の中に流し込む。これまで掃除したことがない排水口にはとくに汚れが溜まっているので、たっぷりと流し込もう。その後は、洗浄成分が汚れを溶かす時間が必要なため、30分ほど放置する。
- バケツや洗い桶などの容器に水と浴室用洗剤を入れ、容器などのパーツをしばらくつけ置きしてから歯ブラシで擦る。これでも落ちない汚れはカビの可能性があるので、除菌効果のあるキッチンハイター(塩素系漂白剤)につけ置きするときれいに取れる。
- 排水口内に残っているパイプクリーナーの成分と汚れを流すため、コップに入れた水を流し込む。勢いよく入れると周囲にこぼれるので、静かに流し入れよう。
- 洗った容器、排水エルボなどを掃除前の状態になるように取り付ける。この際に容器には必ず水を入れておこう。
3. 洗濯機の排水ホースを掃除しよう
排水ホースの内側を掃除する場合
排水ホース内に付着した汚れやゴミは、臭いやつまりの原因になるので、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤で掃除するとよい。キッチンハイターには洗浄成分が含まれているため、軽い汚れ落としもできる。もし、キッチンハイターがない場合は、洗濯洗剤などでもOKである。キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使う場合は、肌荒れの恐れがあるので、ゴム手袋をつけて掃除しよう。
手順
- 排水口からホースを取り外し、キッチンハイターと水をホース内に注ぎ入れラップと輪ゴムでふたをする。
- 洗浄液が全体に行き渡るようにホースを動かし汚れを取る。
- ホース内に水を流し入れたら出てきた水をバケツに入れ、洗面所や風呂場に流す。
排水ホースの外側を掃除する場合
排水ホースの外側は、雑巾で水拭きしよう。汚れが落ちない場合は、水で濡らしたブラシに洗濯洗剤や浴室用洗剤をつけ、排水ホースの外側の汚れを擦るとよい。その後は、固く絞った雑巾で数回水拭きをし、洗剤成分や汚れを拭き取ろう。次に乾いた雑巾でホースの水気を拭き取ったら、排水口に取り付けて完了だ。
掃除する際には、排水ホースに亀裂や破損がないか確認しよう。ホースの傷みを放置すると亀裂や破損部分が拡大し、水漏れする恐れがある。ホースはメーカー・ホームセンターなどで購入できるので、亀裂などを見つけた場合は早めの交換をおすすめする。
掃除する際には、排水ホースに亀裂や破損がないか確認しよう。ホースの傷みを放置すると亀裂や破損部分が拡大し、水漏れする恐れがある。ホースはメーカー・ホームセンターなどで購入できるので、亀裂などを見つけた場合は早めの交換をおすすめする。
結論
洗濯機からは、洗剤、皮脂、髪の毛、糸クズなどが混ざり合ったものが排水され、それらは排水口に付着する。これらの汚れは次第に蓄積し、排水口のつまりや臭いの原因となるため定期的な掃除が必要である。また、洗濯機の糸クズフィルターにゴミが溜まりすぎると、取り切れないゴミが排水口に流れてしまう。フィルターの掃除を行えば、排水口の汚れや臭い防止に繋がるのでこまめに取り除いておきたいものだ。