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缶詰の直火調理は危険?缶詰の温め方と火を使わない簡単缶詰レシピ

缶詰の直火調理は危険?缶詰の温め方と火を使わない簡単缶詰レシピ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年5月24日

缶詰はアウトドアでの食事や非常時などに便利な食品だ。ふたを開ければ加熱せずにそのまま食べられるのが大きなメリットだが、温めて食べたいときもある。缶詰を温める際に直火で調理する危険性や、適切な加熱方法、火を使わなくても美味しく食べられるレシピなどを知ろう。

  

1. 缶詰を直火にかける危険性

キャンプやアウトドアでは、缶詰を直火にかけて温めるワイルドな調理方法を実践している人も多い。しかし、缶詰メーカーは「缶詰の直火調理は危険が伴うため推奨しない」との見解を示している。まずは缶詰を直火にかけるとどうなるのかを知ろう。

缶詰が破裂する

未開封の缶詰をそのまま直火にかけると、内部に蒸気が発生し缶詰が破裂する危険性がある。とくに油の多いオイルサーディンやツナ缶などは危険だ。

水分が飛び散る

水煮缶などは沸騰すると水分が飛び散る危険性がある。缶詰は容量一杯まで水分や食材が入っていることも多いので、直火にかけると吹きこぼれたり水分が飛び散ったりすることがある。

パッケージが燃える

缶詰のパッケージには、紙を巻いている商品も多い。直火にかけることでパッケージの紙に火が燃え移り、火事の危険性がある。

内面塗装が溶ける

缶詰の内側には容器の腐食を防ぐために樹脂などが塗られている。内面塗装は内容物に適した物を使用していて、常温で保存しているぶんには人体に影響はない。しかし、直火で加熱することにより内面塗装が溶けることが懸念される。内面塗装が溶けることによる影響は、はっきりとは分かっていないのが現状だ。安全性を考慮するなら、缶詰を直火で調理するのは避けた方がよいだろう。

2. 内面塗装の樹脂に影響を与えない缶詰の温め方

缶詰の内面塗装に使われている樹脂は、内容物の色や味が変化するのを防ぎ、缶が錆びるのを防止するために必要だ。食品衛生法によって定められた規格を遵守しているので、普通に食べるぶんには問題がないとされている。しかし長時間の加熱や、100°以上の温度で加熱すると樹脂が溶け、人体に影響を及ぼす可能性がある。

それでは、缶詰を温めて食べたいときはどうすればよいのだろうか。内面塗装の樹脂に影響を与えずに缶詰を温める方法を知ろう。

耐熱容器に移して電子レンジで温める

缶詰を温めたいときは、中身を耐熱容器に移して電子レンジで温めるのがおすすめだ。水分が飛び散るおそれがあるので、ラップをかけておくとよい。

電子レンジに缶詰をそのまま入れると、金属部分が反応して缶詰が破裂したり、電子レンジが故障したりする可能性がある。缶詰を電子レンジで加熱するときは、必ず耐熱容器を使用しよう。

湯煎で温める

洗い物を増やしたくない人におすすめなのが湯煎で温める方法だ。鍋などに湯を沸かし、缶詰を入れるだけでよいので、缶詰のまま食べることができる。缶が爆発したり、突然沸騰したりする場合があるので、火元から離れないように注意してほしい。

3. 火を使わない簡単缶詰レシピ

缶詰はそのまま食べても美味しいが、ひと手間加えるとまた違った美味しさが楽しめる。火を使わないでできる簡単なレシピを紹介する。

サバサンド

サバサンドはトルコ発祥のサンドイッチで、手軽に作れる人気のレシピだ。本場では焼いたサバを使用するが、手軽に作りたい場合はサバの水煮缶で代用することができる。

サバサンドの材料

・サバの水煮缶
・パン
・バター
・マヨネーズ
・(お好みで)野菜

サバサンドの作り方

1.具材の水分を拭き取る
具材に水分がついていると、パンがベチャベチャになってしまい食感が悪くなる。サバの水煮缶や野菜などの水分をしっかり取っておこう。

2.パンを焼く
柔らかい食感が好みなら食パン、硬い食感が好みならフランスパンなどがおすすめだ。

3.パンの表面にバターを塗る
パンの表面に薄くバターを塗る。表面をバターでコーティングすることによって、具材から出た水分をパンが吸いにくくなる。

4.具材をパンにはさんで完成
サバの水煮缶や野菜などをお好みではさみ、マヨネーズをかけて完成だ。切るときはラップで包んで、ラップごとカットすると断面がきれいになる。

焼き鳥キムチ

焼き鳥の缶詰とキムチを使った簡単レシピだ。混ぜるだけなので、献立にもう一品加えたいときや、おつまみなどに役立つ。簡単にアレンジできるのも魅力のレシピである。

焼き鳥キムチの材料

・焼き鳥の缶詰
・キムチ

焼き鳥キムチの作り方

1.焼き鳥の缶詰とキムチを混ぜる
焼き鳥の缶詰とキムチを皿に乗せて混ぜる。

2.好みに合わせてアレンジする
そのまま食べても美味しいが、ごはんにのせて丼にしたり、温泉玉子をのせてマイルドにしたり、好みに合わせてアレンジするのも楽しい。

結論

缶詰は直火にかけると、火傷や火事の危険性だけでなく、内面塗装の樹脂が溶ける可能性もある。缶詰を温めるときは耐熱容器に移してレンジで加熱するか、湯煎で加熱するのが望ましい。缶詰は適切な方法で温めて、安全に美味しく食べよう。
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  • 更新日:

    2021年5月24日

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