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フローリングをアルコールで拭くのはNG?その理由と修復方法とは

フローリングをアルコールで拭くのはNG?その理由と修復方法とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年7月15日

新型コロナでアルコール消毒が当たり前の日常となった昨今。フローリングにもウイルス対策のためアルコール除菌スプレーをして、白いシミになってしまったという経験はないだろうか。なぜシミになってしまうのか。シミを取り除いて修復することはできるの

  

1. アルコールでフローリングの床が変色するのはなぜ?

新型コロナの影響で、除菌に敏感になっている方も多いだろう。うっかりアルコール消毒液をフローリングにこぼしてしまっても「アルコールだからすぐに蒸発するだろう」とそのまま放置してしまうことはないだろうか。しかし、しばらくすると床が白っぽく変色してしまうことがある。なぜ床が白化してしまうのか。原因がわかれば対処方法も見えてくるはずだ。

ワックスが溶けてしまう

アルコールでフローリングが白く変色してしまうのは、フローリングに塗布されているワックスが溶けてしまうことが原因だ。キッチン用のアルコールスプレーは簡単に油を分解してくれるので、レンジや換気扇などのガンコな油汚れを落とすのに便利だ。しかし、フローリングに使用されているワックスには油が含まれていて、アルコールによってワックスが溶けて白化してしまう。

フローリングを白化させてしまうアルコールだが、注意したいのは白化の原因となるのがアルコール消毒液だけではないということだ。ウエットティッシュでもアルコールが含まれるものは、食べこぼしなどを拭いてそのままにしておくとワックスが溶けてしまう可能性がある。マニュキュアを取る除光液もアルコールが含まれているので、除光液を含んだコットンなどを直接フローリングに放置するのは避けるようにしよう。

2. アルコールで白くなったフローリングを修復する方法

では、アルコールで白化したフローリングは、どのようにして修復したらよいのだろう。

ワックスを塗り直す

アルコールで白化してしまったフローリングは、ワックスが溶けてしまっただけで、フローリング自体は何ら影響を受けていない。そのため、ワックスの剥離剤で元のワックスをキレイにはがし、新しいワックスを塗り直すことで修復できる。

狭い範囲ならメラミンスポンジを使って

アルコールによる白化が広い範囲ではなく、ポツポツと点在しているような場合、ワックスを塗り直すというのも大変な作業になる。そこで試してもらいたいのが「メラニンスポンジ+油」だ。

用意するものは、100均でも手に入るメラミンスポンジとサラダ油。油分がポイントとなるので、ハンドクリームでも代用できる。

手順は、メラミンスポンジにサラダ油をつけて、フローリングの白化部分を軽くこすっていく。このとき注意したいのが、強くこすらないこと

3. アルコールを使わないフローリング除菌・消毒アイテム

ワックスが溶けてしまうため、フローリングにアルコールでの除菌はできない。それでも気になるときには、他のアイテムで除菌することをおすすめする。

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムを使えば、アルコールのように白化する心配はない。次亜塩素酸ナトリウムは、ノロウイルスなどの感染予防や嘔吐・下痢などの処理にも使われている。消毒への耐性が強いウイルスや微生物に対する不活性化の効果が期待できる。

フローリングの殺菌目的の場合、濃度の高い次亜塩素酸ナトリウムを使うと変色する危険性があるため、0.05%程度に薄めて使うようにしよう。スプレーしたところは必ず水拭きをして、最後にから拭きで仕上げるようにすると安心だ。また、次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈した場合、成分が安定せず保存できない。使う分だけの量を作るようにしよう。

食器用洗剤

最も手軽なのが食器用中性洗剤を使ってフローリングを拭くことだ。食器用中性洗剤に含まれる界面活性剤は、コロナウイルスのような細胞膜を持ったウイルスの感染力を無力化することが確認されている。(※1)食器用中性洗剤なら、アルコールのようにフローリングの皮脂汚れなども簡単に取ることができる。

まず、食器用中性洗剤に界面活性剤が使用されているかを確認しておく。500mlの水に対して食器用中性洗剤を小さじ1杯、約5gを入れて混ぜ合わせ、洗浄液を作ろう。そして洗浄剤を十分浸み込ませた布を絞る。フローリングを拭くときは、ウイルスなどを広げないためにも一方向を心掛けてしっかり拭き取ることが大切だ。その後、水拭きして洗浄成分を拭き取り、さらにから拭きをしたら完了だ。

4. アルコールの他にもあるフローリングのお手入れNG集

フローリングのお手入れにアルコールを使用することは、白化の原因になるので避けたい。その他にもアルコール同様、避けたいものがある。

重曹・セスキ炭酸ソーダ

ナチュラルクリーニングとして安全な重曹やセスキ炭酸ソーダは、家中の掃除に使えて便利だ。しかしフローリングのお手入れに限っては、あまり使わない方がよいとされている。重曹・セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性洗剤だ。フローリングの皮脂汚れなどはよく落ちるが、アルコールと同じようにワックスをはがしてしまう可能性もある。

結論

フローリングが消毒液や除光液などで白く変色してしまうのは、含まれているアルコール成分によって、ワックスが溶けてしまうことが原因だ。コロナで除菌に対して敏感になっている方も多いだろうが、フローリングにアルコール成分の入った除菌アイテムを使うのは避けよう。代わりに「次亜塩素酸ナトリウム」や「食器用中性洗剤」などを使うとワックスを溶かすことなく、殺菌や汚れを落とすことができる。

(参考文献)
※1出典 経済産業省 ご家庭にある洗剤を使って身近な物の消毒をしましょう
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-3.pdf
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  • 公開日:

    2021年6月13日

  • 更新日:

    2021年7月15日

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