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排水溝の掃除方法や頻度は?おすすめ洗剤やピカピカにするコツを解説

排水溝の掃除方法や頻度は?おすすめ洗剤やピカピカにするコツを解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年9月28日

キッチンなどの排水溝から嫌な臭いがする。排水溝を掃除しなければと思ってはいても、ヌメヌメの排水溝に手を入れるのは、なかなか勇気がいるのではないだろうか。排水溝の簡単な掃除方法やキレイな排水溝をキープするための工夫を紹介しよう。

  

1. キッチンの排水溝の汚れの原因

キッチンの排水溝の汚れの原因は、主に「生ゴミ」「油汚れ」「洗剤カス」だ。掃除をせずに放置しておくと雑菌が繁殖してぬめり・悪臭の元になる。

排水溝を掃除しないで放置する危険性

排水溝を掃除せずに放置しておくことで、ぬめり・悪臭はもちろんのこと、場合によっては食中毒の危険性もある。たとえば、食材を洗ったり、切ったりしているときに排水溝の雑菌が水しぶきに混じって食材に付着。高温多湿の季節なら、付着した雑菌があっという間に増えてしまう。健康を損ねないためにも、排水溝の掃除はこまめに行う必要がある。

2. キッチンの排水溝掃除の頻度

キッチンの排水溝は、どれくらいの頻度で掃除すればいいのだろうか。家族の人数やキッチンシンクの使用頻度、油料理を好むか好まないかなどにもよるが、一般的に週に2~3回程度の排水溝掃除ができれば理想的だ。ひどくなる前に排水溝の掃除をしておけば、ぬめりや悪臭も抑えられ、掃除もやりやすいのではないだろうか。

3. キッチンの排水溝の掃除方法

キッチンの排水溝は、最も汚れやすい場所といっていいだろう。いろいろな排水溝の掃除の仕方を紹介しよう。

重曹とクエン酸を使った掃除方法

排水溝の汚れは、いろいろな原因によるものだ。そこで酸性の汚れに強い重曹、アルカリ性の汚れに強いクエン酸を組み合わせて排水溝の汚れを掃除しよう。
用意するものは重曹とクエン酸。よく溶けるように60~70℃のお湯を用意しよう。排水溝の掃除のために使う重曹とクエン酸の割合は2:1。排水溝を水で湿らせたら、重曹をまんべんなく振りかけ、さらにクエン酸も振りかける。そのまま30分~2時間ほど放置し、60~70℃のお湯を2L以上かけて洗い流す。アルカリ性と酸性が混ざり合うことで、二酸化炭素が発生して汚れを浮き上がらせるため効果的だ。

塩素系漂白剤を使った掃除方法

除菌効果の高い塩素系漂白剤を使った排水溝の掃除方法だ。用意するものは、塩素系漂白剤とゴム手袋だけ。塩素系漂白剤は刺激臭が強いため、作業中は換気扇を回して行う。
排水溝の受け皿やカバーなどはすべて取り外しておき、汚れている場所に塩素系漂白剤を振りかけておく。排水溝にフタをして30分程度放置。ゴム手袋を着けた手で、しっかりと洗剤を洗い流して完了だ。

台所用中性洗剤を使った掃除方法

排水溝のパーツをすべて取り外したら、スポンジに台所用中性洗剤をよく泡立てて掃除をする。ぬめりの塊のようなものは、そのまま排水溝に流してしまわずにゴミとして処理するようにしよう。

泡洗剤を使った掃除方法

薬剤を排水溝の中に投入。よく泡立つように少しずつ水を加えるだけで泡が勢いよく発生する。この泡の力で油汚れやぬめりをキレイにすることができる。手を汚さずに排水溝が掃除できるのがメリットだ。

排水溝が詰まったときの掃除方法

排水溝の掃除をしないまま放置を続けていると、排水溝が詰まってしまうことがある。そのような場合には、真空式パイプクリーナーやワイヤーブラシを使って、詰まりを解決しよう。また、軽度の詰まりであれば、液体・粉末パイプクリーナーを試してみてもいいだろう。

4. 掃除後の排水溝を清潔に保つコツ

せっかくキレイに掃除をしたのに、2~3日後にはまた元に戻ってしまった。そのようなことがないように、掃除後の排水口を清潔に保つコツを紹介しよう。

三角コーナーをこまめに掃除する

調理をしている最中に出る生ゴミを三角コーナーに捨てるという方も多いだろう。生ゴミをそのまま三角コーナーに置いておくと、雑菌が繁殖して排水溝のぬめりや臭いの原因になってしまう。そこで、三角コーナーは、週に2~3回とこまめに掃除するようにしよう。

使用後にお湯で洗い流す

キッチンを使用した後、お湯で油汚れなどを洗い流すと汚れが付きにくくなる。このとき注意したいのが、お湯の温度だ。配水管に塩化ビニル樹脂が使われている場合、熱湯を流してしまうと変形してしまう可能性があるので注意しよう。

ゴミ受けにアルミホイルを入れる

アルミホイルを3cmくらいにふんわりと丸める。ふんわりと丸めるのは、アルミホイルの面積をできるだけ広くしたいからだ。アルミホイルから金属イオンが溶けだして、雑菌が繁殖するのを抑えてくれる。ぬめりが気になりだしたら交換時期だ。

ゴミや油を流さない

毎日の調理でゴミや油を流さないようにする。たとえば、油を使ったフライパンなどは、一度キッチンペーパーで拭き取ってから洗うようにすると、油による排水溝の汚れを抑えることができる。ゴミ受けに生ゴミを溜め込まず、こまめに捨てることも実践しよう。

ぬめり取りグッズを利用する

排水溝に置くだけで簡単。市販のぬめり用グッズを使えば、掃除の負担も軽減できる。いろいろな種類があるので、見栄えや長持ちするものなど、使いやすいグッズを選ぼう。

5. お風呂場や洗濯機の排水溝の掃除方法

排水溝はキッチンだけでなくお風呂場や洗濯機にもある。こちらも掃除をせずに放置しておくと詰まりの原因になるので注意しよう。

<お風呂場の排水溝の掃除方法>
お風呂場の排水溝に溜まりやすい汚れは、髪の毛だ。お風呂掃除を始める前に排水溝の髪の毛を除去しよう。髪の毛が溜まると、それに皮脂汚れや石けんカスが絡みついてヘドロ状態になってしまう。

<洗濯機の排水溝の掃除方法>
洗濯機の排水溝の掃除は、洗濯機の下にある場合もあり、キッチンの排水口のように頻繁に掃除することはできない。年に1~2回程度の掃除OKだ。できるだけ排水溝の汚れを抑えるため、糸くずフィルターなどに溜まったゴミは、こまめに取り除くようにしよう。

6. 排水溝掃除を業者に依頼するメリット

排水溝の掃除をしても、悪臭が止まらないという場合には、思い切って業者に排水溝の掃除を依頼してみよう。排水溝から配水管までの構造が複雑であったり、詰まったものが取れなかったりした場合は、無理に掃除すると破損させてしまう可能性もある。奥の方までしっかりと汚れを取ってもらうためには、プロの技術に頼るのもひとつの方法だ。

排水溝掃除を業者に依頼したときの料金相場

排水溝の掃除を業者に依頼する場合、気になるのが料金だ。どこまで掃除をしてもらうか、また、詰まり具合などによっても料金は変わってくるようだ。一般的な相場として、1~2万円程度は考えておいたほうがいいだろう。

結論

キッチンの排水溝の汚れの主な原因は、生ゴミ、油、石けんカスだ。掃除をせずに放置すると、悪臭だけでなく、雑菌が繁殖して食中毒の危険性もある。排水溝の掃除はこまめに行い、普段から汚れを蓄積させない工夫をしよう。
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  • 更新日:

    2021年9月28日

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