目次
1. 洋服を収納するにあたって

洋服を収納しやすくするためには、まずは洋服を仕分けして数や量を把握する必要がある。
まずは「着る洋服」と「着ない洋服」を仕分けする
洋服の収納を考える前に、「着る洋服」と「着ない洋服」を仕分けしてみよう。なるべく洋服の数を少なくしておいたほうが、収納が楽になるし管理もしやすくなる。使わずにずっと眠っている服は処分を検討しよう。
収納場所や洋服の種類でケースや収納ボックスを選ぶ
仕分けが済んだら、洋服の収納スペースを計測したり、分けた洋服の種類や量によって収納ケースやボックス、使用するアイテムを選んだりするとよいだろう。
2. 洋服収納のコツ|クローゼット編

広くて便利なクローゼットだが、工夫しないで使うと意外に収納しづらく、空間を持て余すことがある。洋服をうまくクローゼットに収納するコツをみていこう。
上の棚と中段、下段に収納するものを決める
クローゼット内は3つの空間に分けて収納するものを決める。こうすることで必要なアイテムが取り出しやすく、効率よく整理できる。たとえば上段は使用頻度の低いもの、中段は普段からよく使うもの、下段は重くて使用頻度の低いものに分けると管理しやすい。
洋服の丈の長さごとにまとめてハンガーに掛ける
丈の長い洋服やかさばる洋服はハンガー収納がおすすめだ。ハンガーに掛けて収納すると、出し入れも楽で管理もしやすい。洋服の丈の長さごとにまとめるとキレイに収納できる。統一させるのがポイントだ。
引き出し付きの収納ボックスやケースを活用する
クローゼットの下段は、空間を余らせがちである。空間を無駄なく活用するために、引き出し付きの収納ボックスやケースを設置しよう。
3. 洋服収納のコツ|押入れ編

押入れは奥行きがあるうえに、仕切りやハンガー掛けがないため、洋服を収納するのが意外に難しい。収納アイテムをフル活用して無駄なく洋服を収納しよう。
収納ボックスやケースで奥行きをフル活用する
洋服を押し入れでスッキリ収納するコツは、収納ボックスやケースをフル活用することだ。押し入れの大きさに合わせて、ちょうどよい幅と高さの収納ボックスやケースを選ぼう。
メタルラックを置くと収納力がさらにアップ
収納するものがたくさんあるときは、押入れの中にメタルラックを置いて収納棚を作る方法もある。メタルラックは棚の高さを自由に調整できるため、押入れ収納でも活躍する。収納ケースやカゴなどを組み合わせれば、さらに収納度は上がるだろう。
4. 洋服収納のコツ|タンス(チェスト)の上手な使い方

洋服をタンス(チェスト)で収納する場合は、詰め込みすぎや乱雑にならないように気をつける必要がある。
引き出しの中は「仕切り」を使うとスッキリする
タンスの中は、いろいろな洋服が混ざった乱雑な状態になりやすい。洋服をスッキリ収納するには、仕切りを使うと便利だ。工夫すれば身近にあるものでも仕切れるが、仕切りケースなどの専用アイテムが使いやすい。
トップスは立てて収納するのがおすすめ
Tシャツやトレーナーなどのトップスは、たたみ方を工夫して立てて収納するのがおすすめだ。重ねて収納するよりも、収納したものがひと目で分かり出し入れも簡単になる。幅のある引き出しの場合は、仕切りを使ってスッキリ収納できるように工夫しよう。
5. 洋服をオシャレに見せるハンガー収納のアイデア

洋服の収納に欠かせないハンガー収納。特別なアイテムを使わなくてもひと工夫を加えるだけで、洋服収納をオシャレに見せることができる。
色や形を整えるとオシャレに見える
ハンガー収納をオシャレに見せるコツは、同じ色のもので集め、形も同じ種類でかためて収納すると見栄えがよくなる。パンツやスカートの場合は、下の長さを揃えると美しく見える。
いろいろなハンガーがあるときは種類ごとに並べる
洋服をハンガー収納するときは、ハンガーも重要である。キレイに見せるための理想は、すべて同じハンガーで統一することだが、いろいろなハンガーがある場合は種類ごとに並べよう。種類ごとに並べるだけでも統一感は上がる。
6. 100均アイテムを使った洋服の収納アイデア

洋服収納に使えるアイテムは100均でも手に入る。100均アイテムを使った洋服の収納アイデアを紹介しよう。
ブックスタンドは仕切りにぴったり
100均で手軽に購入できるブックスタンド。収納ケースの中に入れる仕切りにぴったりだ。ブックスタンドなら洋服の種類や大きさに合わせて、自由に位置を動かすことができて便利である。
小物は種類ごとに紙袋で分けるのもおすすめ
100均ではさまざまなサイズの紙袋が手に入る。散らかりやすい小物などは紙袋で分けて収納するのもおすすめである。同じデザインの紙袋で統一すればオシャレ度も上がる。
7. オフシーズンの洋服の収納方法は?

オフシーズンで洋服を長期保管する際の、収納のコツや気をつけておくべきことを紹介する。次のシーズンに向けて、正しい収納方法を知っておこう。
空いているスペースをうまく活用する
オフシーズンは収納後に取り出しにくくても大丈夫なため、普段使っていないスペースをうまく活用しよう。クローゼットの上段や収納ケースの後ろなどは、意外に使っていないことが多い。空いている空間を無駄なく使おう。
湿気と虫食い対策は必須
洋服を長期保管する際は、湿気と虫食いに注意が必要だ。洋服を収納するときは湿気がこもらないように7〜8割程度を目安に収納し、下には除湿シートを敷いておこう。また、虫食い対策には防虫剤が有効だ。防虫剤にはいろいろな種類があるため、使用場所や用途に合わせて適切な防虫剤を選ぼう。
クリーニングしたあとの洋服も注意が必要
クリーニングから戻ってきた洋服にはビニールが被せてあり、そのままの状態で収納している方もいるだろう。しかし、ビニールがあることによって通気性が悪くなりカビも発生しやすくなる。また、虫食いの原因にもなるため、クリーニング後のビニールは外しておこう。
8. 収納のない部屋で洋服を収納する方法は?

クローゼットや押し入れがない部屋の場合は、洋服の収納をどのようにすればいいだろうか。収納のない部屋で洋服を収納する方法を解説する。
インテリアに馴染むタンス(チェスト)を置く
収納のない部屋で洋服を収納するには、タンスを置く必要がある。その際はインテリアに馴染むものを置こう。白やベージュ、木目調を使ったタンスがどのタイプの部屋にも馴染みやすくておすすめだ。
ハンガーラックを置く
主に洋服を掛けて使うハンガーラックを置く方法だ。タンスに比べ収納力は劣るが、洋服をただ収納するのではなく見せる収納にできる。洋服は掛けすぎずにゆったり飾るように収納するのが、オシャレに見せるコツだ。
メタルラックで収納をDIYする
メタルラックは柱と棚を組み合わせて使う。柱と棚にはいろいろなサイズがあるため、組み合わせ次第でさまざまな形の収納を自由に作ることができる。メタルラックの中にタンスを置いたり、棚を置かずに工夫すればハンガー収納も作れたりする。工夫次第で自由度の高い収納が作れるので、自分好みの収納にしたい方は挑戦してみよう。
9. スッキリ収納するための洋服のたたみ方も覚えておこう

洋服をスッキリ収納するためのたたみ方も覚えておこう。Tシャツやニットなど洋服の種類別にたたみ方を解説していく。
Tシャツのたたみ方
- Tシャツの後ろ側を上にして広げる
- 収納ケースの幅に合わせて、左右の袖を折る
- 裾の方を持って二つ折りまたは三つ折りにする
- 収納ケースの幅に合わせて、さらに折る
ニットやセーターのたたみ方
- ニットやセーターの後ろ側を上にして広げる
- 収納ケースの幅に合わせて、左右の袖を折る
- 裾の方を持って二つ折りまたは三つ折りにする
パーカーのたたみ方
- パーカーの後ろ側を上にして広げる
- 袖を折り、はみ出す部分は脇と平行になるように下に折り返す(左右とも同じ)
- フードを内側に折る
- 裾の方を持って二つ折りまたは三つ折りにする
袖を折るときは、フードに幅を合わせるとキレイに仕上がる。
10. 洋服収納のコツを押さえてオシャレに収納しよう

洋服の量が多すぎると物理的にも収納が難しくなるので、洋服の量が適正であるかどうかは必ず見直そう。その上で、洋服収納のコツをきっちり押さえてオシャレに収納しよう。収納アイテムなども組み合わせれば、より使いやすい収納になるだろう。
結論
洋服収納について解説してきた。洋服収納のコツは収納ケースやアイテムを活用して、空間を無駄にせず使いこなすこと。オシャレに収納するには、詰め込みすぎに気をつけて統一感を出すことが重要だ。これらを意識して、スッキリと整理された収納を目指そう。