1. ブーツの手入れが必要な理由

ブーツは長持ちさせるためにお手入れが必要不可欠である。基本的にブーツは土のほこりや足からの汗などで汚れやすい。手入れが簡単な素材の靴であれば汚れを落としやすいが、洗濯できるブーツというものは少ないだろう。汚れをたまってしまうとカビやひび割れが起こり、ブーツがダメになる可能性がある。大切なブーツを長く履くにはこまめに手入れをし、汚れを落とすことが重要だ。
2. ブーツを手入れする頻度は?

ブーツを長持ちさせるために、定期的なお手入れが必要だ。しかし、手入れをしすぎると傷が付いたり、カビが生えたりする原因にもなる。では、どのくらいの頻度で手入れをするのがいいのだろうか?
ブラッシングはブーツの汚れを見ながら
ブーツへのブラッシングはホコリなどの汚れを落とし、表面を整える効果がある。しかし、ブラッシングをしすぎると傷が付く原因になるだろう。使用頻度にもよるが、ブーツへのブラッシングは月に2回程度、気になったタイミングで汚れ具合に合わせて行う。
オイルは月1回が基本
ブーツの素材としてメジャーなのは革だ。革は乾燥に弱く、適度な湿度がないとひび割れを起こしてしまう。そのため、ブーツにも月1回を目安にオイルを塗り、保湿することが大切だ。オイルはオフシーズンにも定期的に塗布するとよい。
3. ブーツの正しい手入れ方法

次は、ブーツの素材別に詳しいお手入れ方法を紹介していこう。今回お手入れ方法を紹介するのは革・ムートン・スエードの3種類だ。どの素材も手入れを始める前に軽くブラッシングを行い、表面の汚れを取り除いておこう。
革製ブーツの手入れ方法
・革製ブーツの手入れで準備するもの
ブーツキーパー、革用クリーナー、布2枚
革製ブーツの手入れには専用のクリーナーを使用する。形を崩さないためにブーツキーパーを入れたら、用意した布に革用クリーナーを付ける。ブーツ全体にクリーナーが行き届くように伸ばしながら、ブーツの汚れを落としていこう。ブーツによっては色落ちすることがあるので、初めての手入れの前には目立たない場所でチェックをすることをおすすめする。
磨き終わったら、乾いた布でしっかりとクリーナーを落とし、オイルを塗布する。オイルの塗りすぎには注意が必要だが、傷みが激しい場所にはしっかりと塗りこむようにケアしよう。
ブーツキーパー、革用クリーナー、布2枚
革製ブーツの手入れには専用のクリーナーを使用する。形を崩さないためにブーツキーパーを入れたら、用意した布に革用クリーナーを付ける。ブーツ全体にクリーナーが行き届くように伸ばしながら、ブーツの汚れを落としていこう。ブーツによっては色落ちすることがあるので、初めての手入れの前には目立たない場所でチェックをすることをおすすめする。
磨き終わったら、乾いた布でしっかりとクリーナーを落とし、オイルを塗布する。オイルの塗りすぎには注意が必要だが、傷みが激しい場所にはしっかりと塗りこむようにケアしよう。
ムートンブーツの手入れ方法
ムートンにはフェイクムートンとリアルムートンの2種類がある。フェイクムートンは自宅で洗濯可能なものが多い。リアルムートンは水洗いなどの手入れができないため、汚れが気になる場合はプロへ依頼しよう。今回はフェイクムートンが汚れた際のお手入れ方法を紹介する。
・ムートンブーツの手入れで準備するもの
ブーツキーパー、バケツ、オシャレ着用中性洗剤、タオル
バケツの中に中性洗剤を水で溶かした洗濯液を用意したら、ムートンブーツを入れて汚れを落とすように上下左右に振り洗う。この時、柔らかいブラシなどがあれば使用してもよい。汚れが落ちたらバケツの水を何度か入れ替えながらすすぐ。洗い終わったブーツはタオルでしっかりと水をふき取ったあとに日陰で乾かそう。内部に湿気がたまったままにならないよう、完全に乾かすのがポイントだ。
・ムートンブーツの手入れで準備するもの
ブーツキーパー、バケツ、オシャレ着用中性洗剤、タオル
バケツの中に中性洗剤を水で溶かした洗濯液を用意したら、ムートンブーツを入れて汚れを落とすように上下左右に振り洗う。この時、柔らかいブラシなどがあれば使用してもよい。汚れが落ちたらバケツの水を何度か入れ替えながらすすぐ。洗い終わったブーツはタオルでしっかりと水をふき取ったあとに日陰で乾かそう。内部に湿気がたまったままにならないよう、完全に乾かすのがポイントだ。
スエードブーツの手入れ方法
スエードブーツはほかの素材よりも水に弱いため、基本的に水気を使わず手入れをする。軽い汚れなどはスエード用のブラシでブラッシングするだけで落とせるだろう。ブラッシングで落ちない汚れはスエード用のクリーナーを使って落とす。スエードブーツを購入する際には専用の手入れ道具も一緒にそろえるといいだろう。
4. 手入れ後のブーツの上手な保管方法

ブーツにとって、正しく保管することは手入れと同じくらい重要だ。ブーツの手入れ後はしっかりと乾かし、湿気を避けて保管する。湿気がある場所にブーツを保管してしまうとカビが生える原因となり、再度手入れをする手間が増えるだろう。保管時は通気のよい場所や湿気が少ない場所を選んだり、乾燥剤を使用したりして湿度をコントロールしよう。
結論
今回はブーツの手入れ方法について紹介した。ブーツはオシャレで使い勝手がよいアイテムだが、繊細なものが多い。大切なブーツを長く楽しむためにも、今回の記事を参考に正しい手入れを行ってもらいたい。正しい手入れと保管方法を実践すれば、ブーツにより愛着もわいて履くのがもっと楽しみになるだろう。