目次
1. ウォークインクローゼットとは

まずウォークインクローゼットの基礎知識をチェックしよう。一般的なクローゼットとの違いや、利点と欠点を解説する。
歩いて入れるクローゼットのこと
ウォークインクローゼットとは、名前のとおりに歩いて入ることができるクローゼットのことだ。主に衣類や道具などを収納するために使用する。
一般的なクローゼットなどとの違い
クローゼットは衣服などを収納する戸棚のこと。ウォークインクローゼットと違って、人が入ることはできない。また、出入り口が2箇所あり通り抜けられるウォークインクローゼットは、「ウォークスルークローゼット」という。
ウォークインクローゼットの利点と欠点
一般的なクローゼットよりも収納スペースが広い傾向がある。中に入ってコーディネートのチェックをしたり、着替えたりすることが可能。一方でわかりやすく整理しないと、使いにくい収納になるというデメリットもある。
2. ウォークインクローゼットのタイプと収納のコツ

ウォークインクローゼットにはいろいろなタイプがある。タイプ別に収納のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
コの字型
壁面をコの字で囲むような形のウォークインクローゼットだ。ほかのタイプと比較して収納に使えるスペースが広い。一方で広さによっては通路が通りにくい、収納ボックスなどを置きにくいといった欠点がある。逆に使いにくくなるケースもあるので、チェストや収納ボックスのサイズには注意しよう。
L字型
隣接した2面の壁面が収納スペースになっているのが特徴。収納力は十分あるが、角部分がデッドスペースになりやすい。チェストや収納ボックスを置く場合は、サイズや配置を十分に確認しておくと安心だ。
Ⅰ型
壁の一面だけが収納スペースになっている。ほかの形と比較すると収納力が低いが、通路として使えるスペースが広く、衣服の出し入れがしやすいのがメリットだ。チェストや収納ボックスで収納力をアップしよう。
Ⅱ型
対面する二面が収納スペースになったウォークインクローゼットだ。I型と比較して収納に使えるスペースが広く、棚やケースを置けば奥のスペースを有効活用できる。ただし、広さによっては通路が狭く感じることがあるので、収納アイテムを絞るなどの工夫が必要だ。
3. ウォークインクローゼット収納の基本

ウォークインクローゼット収納の基本をまとめた。使いやすく収納にするための方法を、チェックしておこう。
ウォークインクローゼットへの収納に適したアイテムとは
ウォークインクローゼットには、ハンガーを使ったかける収納が向いている。シワをつけたくない衣服におすすめ。ワンピースやロングコートなど、長い衣服でもスッキリ収納できるのがメリットだ。
畳んだほうがよい衣類の収納方法
伸びやすいニットや小さな下着はたたんで収納しよう。ウォークインクローゼットの下部や隙間に、チェストや収納ボックスなどの引き出し収納を置いて収納してほしい。
収納スペースが狭い、または衣類が大量にある場合は?
ウォークインクローゼットに大量の衣服を詰め込むと、見つけにくく出し入れしにくい。よく使用する衣服やシーズン中の衣服に絞るなど、適度に減らすのがおすすめだ。
4. ニトリやIKEAのアイテムを使ったウォークインクローゼットの収納例

ニトリやIKEAのアイテムで、ウォークインクローゼットを使いやすく整理しよう。おすすめのアイテムと収納例を紹介する。
ニトリの「かんたんに2段吊りスペースが作れる吊り下げハンガー」で収納力アップ
ウォークインクローゼットのポールにかければ、衣服を2段にわけて収納することが可能。下のスペースを有効活用でき、収納力がアップする。
IKEAの「BLÄDDRARE ブレッドラーレ ハンギング収納」は出し入れがしやすい
ポールに取り付けてたたんだ衣服を収納しよう。7段タイプなので使いやすく分類でき、出し入れもしやすい。横のサイドポケットは小物の収納におすすめだ。
5. 衣装ケースを活用したウォークインクローゼットの収納アイデア

衣装の収納に便利な衣装ケースは、ウォークインクローゼットでも活躍する。上手に活用するコツを解説しよう。
布団などシーズンものは衣装ケースに収納
布団やシーズンものの衣服など、頻繁に出し入れしないアイテムは衣装ケースに収納。上段の棚など開いたスペースを活用すれば、邪魔になりにくい。持ち手付きの衣装ケースなら、必要になったとき取り出しやすいだろう。
使用する家族やシーズンごとに衣装ケースで分類するのがおすすめだ。開けなくても中身がわかるように、透明のタイプを選んだり、ラベリングしたりするとわかりやすく収納できる。
使用する家族やシーズンごとに衣装ケースで分類するのがおすすめだ。開けなくても中身がわかるように、透明のタイプを選んだり、ラベリングしたりするとわかりやすく収納できる。
6. ウォークインクローゼットのデッドスペースを生かす収納アイデア

ウォークインクローゼットのデッドスペースは、有効活用したい。空間を上手に使う収納アイデアとコツをまとめた。
バッグなどの小物は棚に収納
バッグなどの小物は選びやすいようにまとめて収納する。デッドスペースになりがちな上の棚に並べよう。バッグが立たない場合は、ファイルボックスに入れたりブックエンドを仕切りにしたりすると収納しやすい。
ブックトートにまとめるのもおすすめ
小物が多いと散らかりやすくなるのでブックトートでまとめて収納しよう。そのまま上の棚などに収納すれば、持ち手を持って引っ張り出すことができる。同じデザインのブックトートを並べると、スッキリとした印象になるだろう。
7. まだまだある!ウォークインクローゼットのいろいろな収納方法

上記で紹介した以外の、ウォークインクローゼットの収納方法もチェック。たんす(チェスト)や壁を活用した収納例を紹介しよう。
たんす(チェスト)を取り入れた収納例
ウォークインクローゼットのポール下に、背が低いたんすを置くアイデアだ。上部には丈が短い衣服をかけることができ、下部は引き出し収納として使える。衣服を分類して収納できるのはもちろん、たんす上をバッグや小物の置き場所として使えるのがメリットだ。
壁を活用した収納アイデア
L字型やI字型、Ⅱ型のウォークインクローゼットは壁面も上手に活用しよう。壁面にフックを設置すれば帽子やベルトをかけて収納できる。広いスペースがあるなら飾り棚を設置してもよいだろう。壁に鏡を取り付ければウォークインクローゼットの中で、コーディネートが確認できる。
8. ウォークインクローゼットの収納力をアップさせるDIYアイデア

ウォークインクローゼットをDIYして収納力をアップしよう。100均アイテムを使ったアイデアと、ウォークインクロゼット自体をDIYする方法を紹介する。
100均アイテムだけでできる簡単なDIY
開いたスペースがあれば簡易的な棚を取付けてみよう。突っ張り棒を2本設置して、あとは収納ボックスを乗せるだけだ。たたんだ衣服や小物を入れて収納できる。
ウォークインクローゼット自体をDIYすることも可能
ディアウォールは壁や天井に穴をあけずに柱を設置できるアイテムだ。柱に石膏ボードをビスで固定すれば壁が完成。ウォークインクローゼットとして使える空間になるだろう。
9. ウォークインクローゼットの湿気や害虫対策も忘れずに

収納した衣服をカビや害虫から守るためには対策が必要だ。ウォークインクローゼットの湿気・害虫対策を説明しよう。
適度な換気や除湿剤・防虫剤を活用しよう
ウォークインクローゼットの扉を開けて換気して湿気を除去する。天気のよい午前中に数時間ほど換気をしよう。効率よく換気したいなら、扇風機やサーキュレーターで風を送るといい。
また、カビや害虫対策には除湿剤や防虫剤が効果的。クローゼット用を選んで、定期的に交換することが重要だ。また、衣服を詰め込みすぎると防虫剤の効果が弱くなるので、収納する量を調整しよう。
また、カビや害虫対策には除湿剤や防虫剤が効果的。クローゼット用を選んで、定期的に交換することが重要だ。また、衣服を詰め込みすぎると防虫剤の効果が弱くなるので、収納する量を調整しよう。
10. ウォークインクローゼットの収納は形状や広さに合わせて効率よく

ウォークインクローゼットを使いやすく収納したいなら、広さや形状を確認しよう。コの字型やL字型などそれぞれの特徴をチェック。空いたスペースを上手に利用することが重要だ。チェストや収納ボックスを使ったり、ニトリやIKEAのアイテムを活用したりと、紹介したアイデアを試してほしい。ウォークインクローゼットを使いやすくするため、自分なりに工夫してみよう。
結論
ウォークインクローゼットの広い空間を上手に使うには、工夫が必要だ。衣類ケースやたんすなどアイテムを活用すれば収納力がアップ。上の棚や壁面といった、デッドスペースも上手に活かそう。紹介したアイデアを参考にして、見やすく出し入れがしやすいウォークインクローゼット収納を実現してほしい。