- 1. 鏡にはどんな汚れが付着する?
- 2. 鏡を掃除する際の注意点
- 3. 鏡についたホコリの簡単な掃除方法
- 4. 鏡についた水垢の簡単な掃除方法
- 5. 鏡についた皮脂など油汚れの簡単な掃除方法
- 6. 鏡の汚れや曇りを防いでキレイに保つには?
- 7. 鏡掃除のおすすめのアイテム3選
- 8. 鏡掃除は簡単!ピカピカに磨いて明るい空間を
- ホコリ:布類などから発生、部屋や玄関に置いた姿見に付着しやすい
- 水垢:白いウロコ状の汚れ、水道水に含まれるミネラルが原因
- 油汚れ:手垢や化粧品が原因、ベタベタとしているのが特徴
1. 鏡にはどんな汚れが付着する?
鏡に付着する汚れの種類によって、掃除の仕方は異なる。どのような汚れなのか、確認するところから始めてほしい。
鏡に付着する汚れ
黒いシミのような汚れは「シケ」
鏡に浮かんだ黒いシミのような汚れは「シケ」だ。正確には汚れではなくサビで、表面ではなく裏面にある金属メッキの腐食で発生するので、掃除をしてもキレイにならない。元に戻すことはできないため、新しい鏡と交換するのがおすすめだ。
2. 鏡を掃除する際の注意点
鏡を掃除するときに知っておきたい注意点をまとめた。トラブルを避けるためにも、あらかじめ確認しておこう。
酸性アイテムと塩素系の洗剤は絶対に混ぜない
酸性アイテムと塩素系の洗剤を混ぜると毒ガスが発生する。安全のため、別々に使用することが重要だ。クエン酸や酢、レモン汁なども酸性の性質があるので、塩素系の洗剤を使うときは近づけないようにしよう。
重曹やクエン酸、そのほかの洗剤を素手で触らない
重曹やクエン酸、洗剤を素手で触ると、肌荒れする可能性があるので注意しよう。鏡の掃除をする際はゴム手袋をはめて、もし肌に付着したときはすぐに洗い流そう。
換気をしながら作業に当たる
浴室などの狭い空間で掃除をするときは換気をする。とくに塩素系の洗剤は刺激臭があるので、作業する際は窓を開けて換気扇を回そう。少しでも気分が悪くなったら、すぐにその場を離れてほしい。
鏡の表面を傷つけないように注意する
掃除のときに鏡を強く擦りすぎると、表面に傷がつくので注意が必要である。研磨剤入りのクレンザーや硬いタワシを使うのもNGだ。強く擦らなくても汚れが落ちるような、鏡の掃除に適したアイテムを選んで使おう。
3. 鏡についたホコリの簡単な掃除方法
部屋や玄関に置いている姿見にはホコリがつきやすいので、小まめに掃除しよう。水拭きする方法と、中性洗剤を使った簡単な掃除方法を紹介する。
水拭きをして柔らかい布で乾拭きする
水で濡らし、固く絞った布で拭いて、表面についたホコリを取り除く。あとは、水拭きしたときについた繊維を乾拭きして拭き取る。このとき、マイクロファイバーや鏡用の布を使えば、鏡を傷つける心配がない。
頑固な汚れは中性洗剤を使うとよい
水拭きで落ちない頑固な汚れには中性洗剤がおすすめだ。水(500ml)に中性洗剤(2~3滴)を混ぜたら、布に含ませる。そして円をかくように鏡を拭き取ろう。中性洗剤が残らないように水拭きしたあと、仕上げとして乾拭きをすれば完了だ。
4. 鏡についた水垢の簡単な掃除方法
洗面所や浴室の鏡には水垢が付着する。クエン酸を使った簡単な掃除の仕方を解説するので、ぜひチェックしてほしい。
クエン酸を使った掃除の仕方
酸性のクエン酸を使えば、アルカリ性の水垢が落ちやすくなるのでおすすめだ。初めに、水(100ml)とクエン酸(小さじ1/2)をスプレーボトルに入れてよく混ぜる。鏡の水垢に吹きかけたあと、上からラップをかぶせて、1時間ほど放置しよう。丸めたラップで鏡をクルクルと擦ったあと、水で洗い流して乾拭きしたら終わりだ。
クエン酸がなければ酢やレモン汁などでも代用可能
クエン酸がないなら、同じ酸性の酢やレモン汁で代用しよう。基本的な掃除方法はクエン酸のときと同じだ。ただし、酢は独特のにおいがあるので、苦手ならレモン汁のほうが使いやすい。
5. 鏡についた皮脂など油汚れの簡単な掃除方法
油汚れが鏡に付着すると、水拭きだけでは落ちないことがある。新聞紙や重曹、セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法を紹介しよう。
新聞紙を使った掃除の仕方
濡らした新聞紙を使う掃除の仕方だ。新聞紙をクシャクシャに丸めたら、水を少しだけつけて鏡をクルクルと磨く。そうすることで、新聞紙のインキが皮脂などの油汚れを落としてくれる。
重曹やセスキ炭酸ソーダを使った掃除の仕方
皮脂などの油汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと落としやすい。まずは水(100ml)と一緒に重曹(小さじ1)、もしくはセスキ炭酸ソーダ(小さじ1)をスプレーボトルに入れてよく混ぜる。鏡に吹きかけてから布で拭き、そのあと水拭きして重曹やセスキ炭酸ソーダを取り除こう。最後に乾拭きをすれば終わりだ。
なお、重曹は研磨作用があり、粉末が残ったまま擦ると傷がつきやすい。しっかりと溶かしてから使うのがポイントだ。セスキ炭酸ソーダには研磨作用がなく、水にも溶けやすいので軽く混ぜるだけでいい。
6. 鏡の汚れや曇りを防いでキレイに保つには?
掃除したあとの鏡はできるだけキレイに保ちたい。汚れや曇りを防ぐ3つの方法を解説する。
水滴はきちんと拭き取る
鏡に水滴が残ったままだと、蒸発したあとにカルシウムが残って水垢になる。洗面所や浴室の鏡が濡れたときは、しっかりと拭き取ろう。スクイージー(ワイパー)やタオルを活用してほしい。
柔軟剤でホコリの付着を防ぐ
柔軟剤には静電気防止効果がある。そのため、ホコリの付着を防ぎたいなら柔軟剤がおすすめだ。バケツ1杯の水に柔軟剤を数滴入れてから、布を浸し、固く絞って鏡を拭いていこう。
市販の曇り止めグッズを使う
洗面所や浴室の曇りやすい鏡には、曇り止めグッズを活用しよう。鏡の表面をコーティングすることで、曇りだけでなく、水滴や汚れの付着を防ぐ。キレイな状態を長く保てるため、掃除の手間を減らしたい方はぜひチェックしてほしい。
7. 鏡掃除のおすすめのアイテム3選
鏡掃除に便利なアイテムを3つに厳選した。おすすめのポイントを紹介するので、選ぶときの参考にしてほしい。
木村石鹸「鏡ハッキリくもり止め 浴室専用」
浴室の鏡に塗るだけで長期間曇りを防止できる。表面に水の膜をつくることで水滴になるのを防ぐ仕組みだ。乾燥していると効果がないため、入浴するたびに水をかけて膜をはる。曇りのないキレイな状態が長続きするので、掃除の手間を軽減するのに役立つだろう。
花王「かんたんマイペット」
鏡だけでなく、家中の掃除に使えるスプレータイプの洗剤だ。布にスプレーして鏡を拭くことで、汚れを除去できるだけでなく除菌の効果もある。さらに、二度拭きの必要もない。
レック「鏡の磨き剤」
汚れを削って落とせる研磨剤を配合しており、頑固な鏡の水垢に効果を発揮する。しっかりと磨けるペーストタイプだ。使い方は簡単で、鏡を水で濡らし、湿らせた布に磨き剤をつけて擦るだけである。ただし、曇り止めや撥水加工をした鏡には使えないので注意しよう。
8. 鏡掃除は簡単!ピカピカに磨いて明るい空間を
鏡が曇ったり汚れたりしたままだとキレイに映らない。少しの汚れでも目立つため、不潔な印象を与えてしまう可能性もあるだろう。
定期的に簡単な鏡の掃除をすることが大事だが、その際、汚れの種類によってアイテムを使い分けることが重要だ。
結論
汚れの種類によって鏡の掃除方法は異なる。ホコリには水拭き、水垢ならクエン酸、油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的だ。普段から水滴を拭き取ったり、柔軟剤を使ったりすればキレイな状態が長持ちする。掃除や汚れの予防におすすめのアイテムも紹介したので、ぜひチェックしてほしい。