目次
- 1. 製氷機で作った氷が臭い?原因はカビかも
- 2. 製氷機の給水タンクの掃除方法
- 3. 製氷機内部の掃除方法
- 4. 製氷機とあわせて貯氷ケースも掃除を
- 5. 製氷機の掃除方法はメーカーのホームページでも確認できる
- 6. 製氷機の掃除はどれくらいの頻度ですべき?
- 7. おすすめの製氷機洗浄剤3選
- 8. 製氷機も掃除が必要!カビが生える前にきちんとお手入れを
- 給水タンクを取り外し、スポンジでタンクの内部を水洗いする。給水タンクをしばらく掃除していない場合は、食器用の中性洗剤をつけて洗うのもよいだろう。
- 給水タンクについているフィルターや給水パイプなどの部品も外し、同じく水洗いする。フィルターには水垢が付着しやすいため、しっかりすすいでおこう。
- それぞれのパーツを乾燥させ、元の位置に戻せば完了だ。
- 貯氷ケースにある氷はボウルに入れ、冷凍庫に移すなどして取り出しておく。
- 給水タンクのフィルターは染み込みを防ぐために外し、タンク内にクエン酸を溶かした水を入れ、クエン酸水だとわかりやすいように食紅を入れてかき混ぜる。
- 給水タンクを元の位置にセットして氷を作る。
- 食紅によってピンク色になった氷が作られたら、給水タンクを水洗いし、水を入れた給水タンクを再びセットする。
- 氷ができたら、手順4を3~5回ほど繰り返し行う。
- 新しく作られた氷から食紅のピンク色が消えたことが確認できれば、掃除完了だ。
- 製氷機の給水タンクを空にして製氷をストップする。
- 貯氷ケース内の氷をすべて取り出し、ケースを外して水洗いする。ケースが外れない場合は、濡らしたスポンジでこすればOKだ。なお、スポンジを使う際はケースに傷が付かないようやわらかい面を使おう。傷がつくと内部に汚れが溜まりやすくなるためだ。
- しっかりと乾燥させ、元の位置に戻せば完了だ。
1. 製氷機で作った氷が臭い?原因はカビかも

製氷機で作った氷から嫌な臭いがすると感じたら、製氷機にカビが発生しているおそれがある。ここでは製氷機を掃除しないとなぜカビが生えるのか、そもそも製氷機はどういった仕組みなのかを紹介しよう。
製氷機を掃除しないと氷にカビが生える?
製氷機は温度が低い場所にあり、かつ水しか使用していないため、カビなど生えないとお考えの方もいるかもしれない。しかし製氷機周辺の温度は5度前後と、カビが発生しうる温度だ。また、水道水に含まれる塩素が時間がたつにつれ殺菌作用が弱まることで、製氷機にもカビが発生しやすくなるのだ。
とくにカビは製氷機の給水タンクに発生しやすく、カビが水の中に溶け出て凍ることで氷に嫌な臭いがつく原因となる。氷が臭く製氷機の掃除を行っていない場合は、給水タンクにカビが生えている可能性が考えられるため、製氷機の掃除はマストといえるだろう。
そもそも製氷機の構造や仕組みとは?
製氷機は主に、給水タンク・製氷皿・貯氷ケースの3つのパーツで構成されている。氷ができるまでの過程を説明すると、まずは製氷機が給水タンクの水を吸い上げ、製氷皿に水を送る。製氷皿で凍ってできた氷は、貯氷ケースにガラガラと落ちて溜まっていくのだ。
2. 製氷機の給水タンクの掃除方法

カビは製氷機の給水タンクに発生しやすい。そのためカビに対処するには、製氷機の給水タンクの掃除が必要だ。
用意するもの
製氷機の給水タンクを掃除するには、基本的にスポンジがあれば十分だ。汚れが気になる場合は、食器用の中性洗剤も用意しよう。
掃除方法
3. 製氷機内部の掃除方法

製氷機内部の汚れが気になる場合は、クエン酸や市販の製氷機洗浄剤で掃除できる。
クエン酸と食紅を用意しよう
用意するものはクエン酸と水だ。またクエン酸を溶かした水を判別しやすくするために、できれば食紅も準備しておきたい。
製氷機内部の掃除の手順
市販の製氷機洗浄剤を使う方法もある
クエン酸水を作るのが面倒な方は、市販の製氷機洗浄剤を使うのも1つの手だ。給水タンクの中に製氷機洗浄剤を入れて何度か氷を作ることで、製氷機をキレイに洗浄できる。
4. 製氷機とあわせて貯氷ケースも掃除を

製氷機の貯氷ケースにも汚れが溜まることがある。給水タンク・製氷機内部を掃除したら、最後に貯氷ケースも掃除しておきたい。
貯氷ケースも汚れが溜まる
カビ臭い氷が貯まったり、雑菌が繁殖したり、開け閉めする際に空気中のホコリなどが入り込んだりして、冷蔵庫内の貯氷ケースも汚れることがある。放置すると汚い貯氷ケース内で氷を保管することとなるため、定期的にしっかり掃除しよう。
貯氷ケースの掃除方法
貯氷ケースを掃除する際の注意点
貯氷ケースの掃除には水を使うようにしよう。素材を傷めてしまうおそれがあるので、熱湯の使用は避けるべきだ。
5. 製氷機の掃除方法はメーカーのホームページでも確認できる

ここまで製氷機の基本的な掃除方法などを解説してきたが、冷蔵庫のメーカーによって掃除の手順が異なる場合もある。それぞれの製氷機の掃除方法はメーカーのホームページでも確認できる。ここでは、日立・三菱・パナソニックの冷蔵庫における製氷機の掃除方法を簡単にまとめた。
日立の冷蔵庫の場合
日立の冷蔵庫には「製氷おそうじ」機能がついている。この機能を使うと、給水タンクに水を入れておけば自動で掃除できるので便利だ。おそうじ機能がついていない場合は、製氷皿を取り外して洗浄しよう。
三菱の冷蔵庫の場合
三菱の冷蔵庫では、給水タンク・フィルター・給水ポンプ・パイプを水洗いする。給水タンクとフィルターは週1回程度を目安に、こまめに掃除しよう。
パナソニックの冷蔵庫の場合
パナソニックの冷蔵庫では、給水タンクを水洗いし、貯氷ケースは冷蔵庫から取り外して洗う。製氷皿は冷蔵庫によって外せるものと外せないものがある。取り外せる場合はロックのつまみを解除し、外してから水洗いしよう。
6. 製氷機の掃除はどれくらいの頻度ですべき?

カビを防止するためにも、製氷機は定期的にしっかりお手入れしておきたい。製氷機はどれくらいの頻度で掃除すべきだろうか?
給水タンク
製氷機の給水タンクはカビが発生しやすいため、少なくとも1~2週間に1回ほどの目安でこまめに掃除することが大切だ。またフィルターやパイプの内部も一緒に掃除しよう。
製氷機内部
製氷皿が取り出せるなら、製氷機内部の掃除は年に1~2回ほどでよい。
貯氷ケース
貯氷ケースの掃除は3ヶ月に1回ほどが目安だ。
7. おすすめの製氷機洗浄剤3選

最後に、おすすめの製氷機洗浄剤3選を紹介する。液体タイプ・粉末タイプなどの違いのほか、商品によっては洗浄中の氷を誤って食べないよう誤食防止シールがセットになったものもあるので、ご家庭で使いやすいものを選んでほしい。
アイリスオーヤマ「製氷機クリーナー 氷キレイ」
ボトルに入った液体タイプのクリーナーだ。洗浄成分にクエン酸やリンゴ酸などの食品原料を使用しており、安全性が高い。洗浄剤にはわかりやすくオレンジの色がついている。
紀陽除虫菊「クエン酸でスッキリ洗浄!氷クリーン」
クエン酸の力で製氷機を洗浄するアイテムで、ピンクの色がついている。1パックあたり3回分の粉末状クリーナーが入っており、水に溶かして使う。
サンファミリー「自動製氷機洗浄剤 氷クリア」
ピンクの色がついた、クエン酸配合の粉末タイプのクリーナー。洗浄中の氷を見分けやすいよう、誤食を防止するためのシールも同封されている。
8. 製氷機も掃除が必要!カビが生える前にきちんとお手入れを

水を入れているだけなのでキレイに思える製氷機だが、実はカビが発生する場合もあり定期的な掃除が必要だ。カビが生える前にきちんとお手入れすることで、氷に嫌な臭いがつくこともなく、いつでも清潔でおいしい氷が食べられるだろう。
結論
製氷機の掃除は、クエン酸・水・食紅があれば簡単にできる。食紅がない、クエン酸水を作るのが面倒だといった場合は、市販の製氷機洗浄剤を使うのもおすすめだ。適切な頻度で掃除し、製氷機をキレイに保とう。