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水垢の落とし方を徹底解説!頑固な汚れを落とすおすすめの方法とは?

水垢の落とし方を徹底解説!頑固な汚れを落とすおすすめの方法とは?

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年11月 7日

水周りで発生する水垢は落とすのが難しい。一般的な洗剤だと効果が薄いことがあり、蓄積するとさらに落としにくくなる。この記事では、水垢落としの方法とおすすめのアイテムを紹介しよう。水垢の原因や場所別の落とし方を併せて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 水垢とは?

水垢がついた蛇口
水垢とは水周りに発生する白いうろこ状の汚れだ。水垢落としをする前に、基礎知識として発生する原因をチェックしておこう。

水垢ができる原因

水垢が発生する原因は水道水の成分にある。「炭酸カルシウム」や「マグネシウム」などのミネラルを含んでおり、これらの成分は水分が乾燥すると残ってしまう。残ったミネラル成分が蓄積すると白いうろこ状の水垢になるのだ。シャワーで流したり、スポンジで擦って水垢落としをしても効果がないので注意が必要である。さらに、水垢が石鹸カスや手垢と混ざることで、より水垢落としがにくい汚れになる。

2. 水垢の落とし方

蛇口を拭く
水垢落としは、溶かす方法と水垢を削る方法に分けられる。それぞれの基本的な特徴を紹介するので、ぜひチェックしてほしい。

水垢を溶かす

水垢はアルカリ性の汚れだ。反対の性質の酸性で中和すれば、溶けて落としやすくなる。逆にアルカリ性や中性だとあまり効果がないので、水垢落としに使うアイテムの選び方が重要だ。なお、酸性と塩素系のアイテムを混ぜると毒ガスが発生するため、一緒に使わないよう注意しよう。

水垢を削る

アイテムを使って研磨することで水垢を削り取る方法もある。軽度の水垢であれば軽く擦るだけで落とすことが可能だ。一方で、頑固な水垢を削るのは時間がかる、傷がつきやすいなどのデメリットもある。削って水垢落としをする場合は、事前に目立たない場所で試しておくと安心だ。

3. 水垢落としに使えるおすすめアイテム

クエン酸と重曹
水垢落としにおすすめのアイテムをまとめた。それぞれの特徴や使い方を解説しよう。

クエン酸

クエン酸は、自然由来の素材を使用する掃除方法「ナチュラルクリーニング」で活躍する成分だ。酸性の性質があるので、アルカリ性の水垢落としに効果的である。小さじ1杯のクエン酸を200mlの水と混ぜてスプレーボトルに入れたら、水垢に吹きかけてからスポンジで擦って落とす。

お酢

お酢もクエン酸と同じように酸性の性質がある。こちらもクエン酸と同じ分量で水と混ぜて、スプレーボトルに入れてから使おう。ただし、ツンとしたにおいがするので、苦手ならクエン酸のほうが使いやすい。

重曹

重曹は弱アルカリ性なのでアルカリ性の水垢は中和できない。しかし、重曹には研磨作用があるため、粉末のまま使えば削って落とすことができる。重曹を水垢にふりかけたら丸めたラップでクルクルと擦ろう。

メラニンスポンジ

メラミンスポンジとは「メラミンフォーム」という材質を使用したスポンジだ。強い研磨作用があり、頑固な水垢落としに効果的である。一般的なスポンジと違って洗剤が必要ない。

酸性洗剤

アルカリ性の水垢に効果的な酸性の洗剤を使用する。パッケージの成分表示に「酸性」という表記があるかを確認してから購入しよう。水垢に吹きかけて数分ほど放置したら、あとはスポンジで擦ればスッキリと落ちる。

クレンザー

研磨剤を配合したクレンザーを使った水垢落としの方法だ。塗布してからスポンジでゆっくり擦ると、頑固な水垢もスッキリと落ちる。研磨剤の割合が少ないクレンザー(20%ほど)を選べば傷がつきにくい。

ダイヤモンドパッド

人工ダイヤモンドの研磨剤を使用した「ダイヤモンドパッド」で水垢を落とすことができる。水を含ませて擦るだけでよい。1か所を均等な力で研磨して、少しずつ場所を移動させるのがコツだ。窓ガラス用や人工大理石用などの種類があるので、適した商品を選ぼう。

水垢落としスティック

水垢落とし専用のアイテムを活用する方法だ。水を含ませることで適度に柔らかくなり、陶器や磁器を傷つけることなく水垢を落とせる。一方で、ステンレスやガラスなどには使えないので、注意してほしい。

4. 家の場所別の水垢落とし方法

浴室
水垢は水周りに発生しやすい。洗面所やキッチン、お風呂に分けて、それぞれの水垢落としの方法を解説する。

洗面所やキッチン

上記で紹介したアイテムを使って水垢落としをする。クエン酸水や酸性洗剤で溶かしてスポンジで擦るといった方法がおすすめだ。吹きかけた上からキッチンペーパーをかぶせて、30分~1時間ほど放置して浸透させれば、より落としやすくなる。頑固な水垢は、メラニンスポンジなどで擦る方法と組み合わせることで、効率よく落とせるだろう。
ただし、材質によっては、一部のアイテムを使うと傷つく可能性があるので注意しよう。あらかじめ洗面台やキッチンの説明書で確認したり、メーカーに問い合わせをしたりすると安心だ。なお、洗面所やキッチンを使ったあとに乾拭きすれば水垢の発生が予防できるので、ぜひ実践してほしい。

お風呂の水垢

傷つきやすいお風呂の浴槽や水栓、曇り止めコーティングをした鏡に削る水垢落としは不向きだ。溶かす方法を試すか、お風呂に対応したアイテムを使って掃除をしよう。溶かす方法の場合は、クエン酸水や酸性洗剤を吹きかけてから30分ほど放置して、あとはスポンジで擦って落とす。放置する際は、キッチンペーパーやラップを上から貼りつけておくと、より効果的だ。頑固な鏡の水垢は、キッチンペーパーを貼りつけて2時間ほど放置してから掃除しよう。
また、洗面所やキッチンと同じように、水気を拭いておくと水垢の予防になる。スクイージーがあれば、広いお風呂場でも水を切りやすい。

結論

水垢落としはアイテム選びが重要だ。まずは溶かす落とし方と削る落とし方の違いをチェックしよう。アルカリ性の水垢は酸性のアイテムで溶かせるので、ぜひ活用してほしい。頑固な水垢なら両方の落とし方を組み合わせてもよいだろう。ただし、削る落とし方の場合、洗面所やキッチン、お風呂の材質によっては傷つく可能性がある。説明書を読む、目立たない場所で試すなど、事前に確認しておくと安心だ。
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  • 更新日:

    2021年11月 7日

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