- 1. 枕を洗濯したほうがよい理由
- 2. 枕を洗濯する頻度
- 3. 洗濯できる枕かどうかの見分け方
- 4. 枕を洗濯する方法
- 5. 洗濯した枕はきちんと乾燥させることが大切
- 6. 洗濯できない枕のお手入れ方法
- 7. 洗濯できない枕をうっかり洗ってしまったときの対処方法
- 8. 枕が汚れるのを少しでも防ぐには?
- 9. 枕を洗濯する際にあると便利なアイテム
- 10. 枕を定期的に洗濯して清潔に保とう
- ポリエステルわた
- ビーズ
- パイプ
- コルマビーズ
- ミニボール
- ダウン
- そばがら
- 低反発ウレタン
- 羽毛
- スノー低反発
- 洗濯ネット
- おしゃれ着用の中性洗剤
- 枕が入るサイズの容器
- バスタオル
- 枕カバーを外し、洗濯ネットに入れる
- 洗濯機に入れておしゃれ着用の中性洗剤を入れる
- 手洗いコースやドライコースなどで洗濯する
- 軽く枕を叩いて形を整える
- 洗濯表示に従い天日干しまたは陰干しする
- 容器にぬるま湯と適量の中性洗剤を入れる
- 枕カバーを外して枕を入れ、もみ洗いする
- 洗剤の泡が出なくなるまでしっかりとすすぐ
- バスタオルにくるんで脱水する
- 洗濯表示に従い天日干しまたは陰干しする
1. 枕を洗濯したほうがよい理由
枕カバーの洗濯はしているが、枕そのものはあまりお手入れしていない方が多いかもしれない。しかしカバーだけでなく、枕も洗濯したほうがよい。
枕には雑菌や汚れが溜まる
毎日数時間も頭や顔が触れる枕には、汗や皮脂、フケなどが付着して染み込む。放置すれば雑菌やダニの温床となり、枕の嫌なにおいの原因にもなる。肌や髪の毛のトラブルにもつながるため、枕カバーだけでなく枕も洗濯した方がよいのだ。
2. 枕を洗濯する頻度
枕カバーは比較的こまめに洗濯をするご家庭が多いだろう。では、枕はどれくらいの頻度で洗濯をすればよいのだろうか。
半年に1回は洗濯しよう
枕の洗濯については、半年に1回を目安にしよう。厚生労働省「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について」の寝具の管理においても、半年に1回以上の丸洗いが望ましいとされている。(※1)
枕カバーの洗濯頻度は?
上記のとおり、枕の洗濯頻度は半年に1回程度が目安だ。しかし顔に直接触れる枕カバーは、1週間に2回以上の洗濯をするのが望ましい。
3. 洗濯できる枕かどうかの見分け方
枕は中の素材によって、洗濯できるものとできないものがある。洗濯できる枕かどうかの見分け方を知っておこう。
ご家庭で洗濯できる素材の枕
ご家庭では洗濯しないほうがよい素材の枕
洗濯表示も必ずチェックしておこう
洗濯できる枕の素材として挙げたポリエステルわたやビーズ、ダウンの中には、洗濯できないものもある。念のため、洗濯表示を必ずチェックしてほしい。水の入った桶のマークにバツ印がついていれば、洗濯はできないため注意しよう。(※2)(※3)
4. 枕を洗濯する方法
枕を洗うべき頻度や洗濯の可不可についてわかったところで、洗濯方法を解説していこう。
用意するもの
洗濯機で洗う方法
手洗いする方法
5. 洗濯した枕はきちんと乾燥させることが大切
枕を洗濯した際は、しっかりと乾燥させることが大切だ。生乾きは、カビや嫌なにおいの原因になる。
時間をかけて天日干しをする
時間をかけて、天日干しで完璧に乾燥させよう。ただし洗える枕であっても、天日干しができないものもある。忘れずに洗濯表示を確認してほしい。
干すときは形を整えることも忘れずに
洗濯機であっても手洗いであっても、洗濯した枕は型崩れする。そのまま干すと、中の素材が均一に乾かない。形を整えてから干そう。
6. 洗濯できない枕のお手入れ方法
低反発枕など、ご家庭で洗濯ができない場合のお手入れ方法を解説する。
天日干しまたは、風通しのよい場所で陰干しする
洗濯できない枕は、天日干しまたは風通しのよい場所で陰干しにするとよい。天日干し、陰干しのどちらが適しているかは、洗濯表示や素材を確認しよう。たとえばそばがらやポリエステル、コルマビーズ、パイプ、ミニボールなどは天日干しが可能だ。一方、低反発ウレタンやスノー低反発、羽毛などは陰干しが適している。
布団クリーナーなどで汚れを取り除く
布団クリーナーは、枕のハウスダストやダニ対策としても有効だ。UVライト搭載の布団クリーナーなら、天日干しと同様の効果も期待できる。こまめに布団クリーナーをかけて汚れを取り除こう。
7. 洗濯できない枕をうっかり洗ってしまったときの対処方法
洗濯できない枕を誤って洗ってしまった場合はどうすればよいのだろう。そのようなときの対処方法も見ていこう。
優しく押すなどして水分を抜く
素材保護用カバーをかけ、優しく押し出すように枕の水分を取る。低反発ウレタンなどは、水気を含むと破れやすくなっているため注意してほしい。
風通しのよい場所で陰干しする
枕の水分を取ったら、風通しのよい場所で陰干ししよう。完璧に乾燥するまでは5?7日程度かかる。
8. 枕が汚れるのを少しでも防ぐには?
枕のお手入れ方法がわかったが、汚れはできるだけ防ぎたいもの。枕の汚れを防ぐ方法も知っておこう。
カバーを付ける
すでに使用しているご家庭が多いかもしれないが、枕カバーを付けよう。枕カバーはこまめに洗濯ができる。さらに、抗菌・防臭などの機能付き枕カバーを選べば、気になる汚れやにおいを抑えてくれるだろう。
髪の毛や体を洗ってから寝る
髪の毛や身体を洗わずに寝てしまうと、皮脂や汗、整髪剤や化粧などの汚れが枕に付着する。入浴して汚れを落としてから寝るようにしよう。
9. 枕を洗濯する際にあると便利なアイテム
枕を洗濯する際にあると便利なアイテムを紹介しよう。
枕用洗濯ネット
枕用洗濯ネットは、洗濯機で洗った後、そのまま枕を干せる便利なアイテムだ。一般的なハンガーで干すことができるため、洗濯から干すまでの一連の流れが手軽になるだろう。
枕干しハンガー
枕は一般的なハンガーで干すのが難しい。しかし枕干しハンガーなら、物干し竿に枕を干すのも簡単だ。アジャスター付きで枕の大きさや形状に合わせられる商品もある。
10. 枕を定期的に洗濯して清潔に保とう
枕は睡眠中の汗や皮脂などが付着し染み込んでいる。放置すると、雑菌やダニの温床になってしまう。枕は顔に触れる寝具のため、やはり汚れやにおいは気になるはずだ。半年に1回程度を目安に、枕を洗濯して清潔に保とう。
結論
汗や汚れ、黄ばみ、においなどが気になる枕。枕カバーは洗っていても、枕そのもののお手入れはあまりしていないご家庭も多いのではないだろうか。しかし放置すれば枕にも汚れは溜まる。お手入れは必要だ。枕の洗濯やお手入れについて知りたいときは、ぜひ当記事を参考にしてほしい。
(参考文献)
1:厚生労働省「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について」
2:消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」
3:消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」