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乾燥機禁止のマークとは?洗濯表示の意味や正しい干し方を解説

乾燥機禁止のマークとは?洗濯表示の意味や正しい干し方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年11月 7日

衣類を乾燥機にかける前に必ず行いたいのが、洗濯表示のチェックだ。中には乾燥機使用不可の衣類もあるため、事前にしっかり見ておく必要がある。しかし、洗濯表示にはさまざまなマークが描かれており、どれが乾燥機に関するマークなのか悩むこともあるだろう。この記事では乾燥機禁止のマークや、それ以外の洗濯表示の意味を解説するので、日々の洗濯の参考にしてほしい。

  

1. 乾燥機オッケーと禁止のマークの見分け方

洗濯表示
洗濯表示の乾燥機に関するマークは正方形の中に丸が入ったもので、全部で3種類ある。まずは乾燥機使用オッケーのマークや使用不可のマークを覚えておこう。

乾燥機オッケーのマーク

乾燥機使用オッケーのマークは、正方形の中に丸が入っており、その丸の中に点が1~2個あるものだ。点が2個のものは高温での乾燥に対応しているマークで、80度までの高温で乾燥できる。点が1個のものは低温で乾燥させるという意味で、60度までの温度で乾燥できる。ちなみに、家庭用の乾燥機はほとんどが60度以下で乾燥させるタイプなので、正方形の中の丸に点が1つでも入っていれば、基本的に乾燥機を使用することができる。

乾燥機使用不可のマーク

反対に乾燥機使用不可なのは、正方形の中に丸が入ったマークにバツがついているものだ。このマークが表示されていれば、その衣類は熱に弱い素材が使われているなどの理由から乾燥機が使えない。

乾燥機マークがない場合は?

中には洗濯表示に乾燥機マークがない場合もあるだろう。そういった場合は洗濯表示の下部に記載されている文言をチェックするとよい。「タンブラー乾燥はお避けください」や「Don't Tumble Dry」と書かれているなら、乾燥機は使用できない。

2. 乾燥機オッケーの衣類を早く乾かすコツ

洗濯ネット
生乾き臭などを防ぐためにも、洗濯後の衣類はできるだけ短時間で乾かしたい。乾燥機使用オッケーの衣類をより早く乾かし、かつ仕上がりをよくするにはいくつかのコツがある。

柔軟剤を入れて洗濯する

洗濯する際に柔軟剤を入れておけば、生地に空気が含まれることで乾かす時間がやや短縮される。また、熱風で乾燥させると衣類がごわつきやすいが、柔軟剤を使うことでふわっと仕上がるのもメリットだ。

洗濯ネットから出して乾燥機に入れる

洗濯ネットに入れて洗った衣類は、乾燥機に入れる際にネットから出すとよい。洗濯ネットに入れたままだと、内側の生地にまで熱風が当たらず、全体が完全に乾くまで時間がかかるためだ。

3. 乾燥機が使えない衣類を早く乾かすコツ

浴室柑橘類
乾燥機が使えない衣類を乾かす方法は、自然乾燥以外に何があるのだろうか。ここでは乾燥機の使用以外で衣類を早く乾かすコツをまとめた。

風を当てる

扇風機やサーキュレーターで風を直接当てると、洗濯物が早く乾きやすくなる。とくに2方向から風を当てるとムラなく乾きやすいだろう。

部屋を除湿する

エアコンや除湿機で部屋を除湿すると、空気中の水蒸気が除去されることで洗濯物がより乾きやすくなる。できれば風が洗濯物に当たるようにするとさらに効果的だ。

浴室の乾燥機能を使う

浴室に乾燥機能がついていれば、浴室に干して乾かすのもよい。ポイントは入浴後などで湿度が高い浴室に干すのではなく、浴室の湿気をしっかり取り除いてから干すことだ。

4. 乾燥機NGの洗濯物を乾燥機に入れるとどうなる?

洗濯機
乾燥機使用NGの衣類は熱に弱い、型崩れしやすいなどのデリケートな素材でできている。これらの衣類を誤って乾燥機にかけてしまうと、強力な熱風が当たることで縮んだり、表面が毛羽立ったり、シワがよったりとさまざまなトラブルの原因となる。また、Tシャツの場合は表面のプリントが剥がれるおそれもある。乾燥機を使う前に必ず洗濯表示をチェックし、乾燥機NGの洗濯物は自然乾燥を心がけよう。

5. 乾燥機マーク以外に覚えておきたい洗濯表示

洗濯表示
乾燥機マークのほかにも、洗濯時に役立つのでぜひ覚えておきたい洗濯表示マークがある。ここでは2016年に変更された新しいマークについて解説する。それぞれのマークの意味をしっかり押さえ、スムーズに洗濯できるようにしよう。

洗濯に関するマークの意味

洗濯に関するマークは、水が入った洗濯桶の形をしたものだ。洗濯桶の中に記載されている数字は液温の限度を示している。たとえば、洗濯桶の中に40と記載されていれば、その衣類は40度までの液温で洗濯できるということだ。
洗濯桶の下に引いてある線は、水流の強さを表す。線が1本の場合は弱水流で、2本であればさらに弱い水流で洗わなくてはならない。
洗濯桶の中に手が入っているマークは手洗い可という意味で、洗濯機は使えない。洗濯桶にバツがついているマークは、そもそも水洗い自体が不可という意味だ。

漂白に関するマークの意味

漂白に関する表示は三角形のマークで表される。三角形のマークの場合は塩素系・酸素系漂白剤の両方を使用できるが、三角形の中に斜めの線が2本入っている場合は塩素系漂白剤は使えない。三角形にバツがついているマークは、いずれの漂白剤も使用不可だ。

自然乾燥に関するマークの意味

自然乾燥に関する表示については、正方形のマークを見ればよい。正方形の中に縦線が引かれていれば吊り干し、横線であれば平干しを指す。縦線が2本の場合は濡れ吊り干し、横線が2本の場合は濡れ平干しを示す。また、正方形の左上に斜めの線が入った表示は、陰干しが必要という意味のマークだ。

アイロンに関するマークの意味

アイロンに関するマークは、そのままアイロンの形状をしているためわかりやすい。アイロンの中に入っている点は対応している温度を表し、3つの場合は180~210度の高温、2つは140~160度の中温、1つは80~120度の低温という意味だ。アイロンマークにバツがついているものは、アイロンを使用できない。

クリーニングに関するマークの意味

クリーニングに関するマークは丸で表される。丸の中にPやFと書かれていればドライクリーニング可だ。Pの場合はパークロロエチレンや石油系の溶剤を使用でき、Fの場合は石油系の溶剤を使える。丸の中にWと書かれていれば、ウェットクリーニングができる。丸にバツがついているものはドライクリーニングできない。これらはいずれもクリーニング店向けのマークなので、覚えなくても問題ないだろう。

結論

衣類を乾燥機にかける際は洗濯表示をしっかりチェックし、その素材に適した方法で乾燥させることが大切だ。しかし、洗濯表示にはさまざまなマークが記載されているため、最初は見分けるのに時間がかかってしまいがちである。これらのマークは洗濯を繰り返すうちに自然と覚えられるので、次第にスムーズに洗濯できるようになるだろう。
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  • 更新日:

    2021年11月 7日

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