目次
- お酢50mlと水100mlをスプレーボトルに入れて混ぜる
- サビが気になる場所に「1」のお酢スプレーを吹きかける
- スポンジでやさしくこすり落とす
- 雑巾でから拭きする
- スポンジを使って水でステンレスをこすり洗いする
- サビに直接重曹をかける
- 5~10分ほどおく
- スポンジでこすり落とす
- 雑巾でから拭きする
- メラミンスポンジを水で濡らす
- サビをこすり落とす
- スポンジなどにクレンザーをつける
- 円を描くようにサビが気になる場所をこする
- 水で洗い流す
- 乾かす
- 歯磨き粉を歯ブラシに付ける
- サビが気になる場所をやさしくこすり落とす
- 雑巾で拭き取る
- クエン酸小さじ1/2と水100mlをスプレーボトルに入れて混ぜる
- キッチンペーパーに「1」を吹きかけて染み込ませる
- サビが気になる場所に「2」を貼り付ける
- 30分ほどおく
- キッチンペーパーを取って水洗いする
- サビに木工用ボンドを塗る
- 透明になるまで乾燥させる
- 乾燥したボンドをゆっくりはがす
1. ステンレスはサビない?

ステンレスはサビにくい金属ではあるが、サビることがある。ステンレスは表面が保護膜(酸化皮膜)で覆われており、この保護膜がサビを防ぐ。傷が付いて保護膜が破れることもあるが、すぐに自己修復するためサビにくいのだ。ステンレスだからといって、サビないわけではないため注意してほしい。
2. ステンレスがサビる原因

サビにくいステンレスがサビる原因には何があるのかを見ていこう。
もらいサビ
ステンレスが空き缶やヘアピンといった鉄製のものと接触していると、そこからサビが付いてしまうことがある。これを「もらいサビ」という。サビにくいステンレスとはいえ、表面にサビが付くと広がってしまうため注意しよう。
塩分の付着
ステンレスはほかの金属と比較すると、塩分への耐食性がある。しかし表面に塩分が付着したまま放置するとサビてしまうので注意しよう。
汚れや水分の付着
先ほど解説したとおり、ステンレスは保護膜を形成してサビを防ぐ。しかし汚れや水分が付着していると保護膜を形成できず、サビやすくなってしまう。
酸やアルカリなどの薬品の影響
ステンレスと相性が悪い酸やアルカリなどの薬品による影響で、サビることがある。ステンレスへの影響は、薬品の濃度と温度によっても違う。
3. ステンレスのサビの落とし方

続いて、ステンレスのサビの落とし方を解説する。お使いのステンレス製品がサビてしまったときは、ぜひ試してみてほしい。
お酢を使ったサビの取り方
ほとんどのご家庭にあるお酢は、サビ取りに高い効果を発揮する。手軽にできるサビの取り方のため、ぜひ試してみよう。
重曹を使ったサビの取り方
頑固なサビ取りには、ナチュラルクリーニングに欠かせない重曹がおすすめだ。ただし重曹はアルミ素材には使えない。ステンレスであることを確認してから、上記の取り方を試してみよう。
メラミンスポンジを使ったサビの取り方
メラミンスポンジは100均などでも手軽に購入でき、サビ取りにも活躍する。ただし撥水加工の施されたステンレスの場合は、加工がはがれてしまうおそれがあるため、上記の取り方を試す前に確認しておこう。
クレンザーを使ったサビの取り方
クレンザーは、頑固なサビ取りに効果的だ。クレンザーには、クリームやパウダー、ペーストタイプなど種類がある。ステンレスを傷付けないために、クリームやペーストタイプを使って上記の取り方を試してみよう。
歯磨き粉を使ったサビの取り方
あまりひどくないサビには、歯磨き粉を使った取り方がおすすめだ。手軽にできるサビ取り方法として覚えておこう。
クエン酸を使ったサビの取り方
ナチュラルクリーニングに使用されるクエン酸を使ったサビの取り方だ。クエン酸は100均でも販売されているため、活用してみよう。
木工用ボンドを使ったサビの取り方
木工用ボンドを使ったサビの取り方があるのは意外かもしれない。木工用ボンドは付いて間もない軽いサビ取りにおすすめだ。
4. ステンレスのサビを落とす際の注意点

ステンレスのサビを落とす際に注意しておきたいポイントがある。上記で解説したサビの取り方を試す前に把握しておこう。
こすり過ぎない
ステンレスのサビを落とす際は、つい力強くこすってしまうかもしれない。しかし傷が付いてしまうと、さらにサビがひどくなるおそれがある。こすり過ぎないよう注意しよう。
塩素系の洗剤は使わない
ステンレスは塩素系の洗剤が苦手だ。ステンレスの保護膜を溶かし、赤サビの原因になってしまう。塩素系の洗剤を使わないよう注意してほしい。
5. ステンレスのサビを予防する方法

ステンレスのサビの落とし方がわかったところで、次は予防方法を解説する。できればサビの発生は防ぎたいものだ。ぜひ予防方法も知っておこう。
汚れをしっかり落とす
油や塩分など、ステンレスに付く汚れをしっかりと落とそう。油が酸化してしまうと、ステンレスを覆っている保護膜を傷付けてサビる原因になる。また塩分は、保護膜を破壊してしまう。
他の金属製品を放置しない
ステンレスのもらいサビを防ぐため、ほかの金属製品を放置しないことも重要だ。ステンレスと長時間接触していると、サビが付いてしまうおそれがある。
防錆剤を使う
ステンレスのサビを防ぐには、防錆剤でコーディングするのもおすすめだ。防錆剤はステンレスの表面にさらに膜を作り、サビを発生させる酵素や水などを防いでくれる。
結論
ステンレスがサビないというのは、間違った情報だ。サビにくい金属ではあるが、サビることはある。サビてしまったときは、当記事で解説している落とし方をぜひ実践してみてほしい。また、ステンレスがサビないよう予防にも力を入れよう。