1. 鏡が曇ってしまう原因とは?
鏡が曇る原因は、細かい水滴が鏡の表面に付着するためである。お風呂場と鏡周辺の温度差によって、空気中の水蒸気(気体)が冷やされると、水滴(液体)となって鏡に付着してしまう。その水滴が乱反射することで、白く曇ったように見えるのだ。
鏡に曇り止めするメリット
鏡の曇り止めは、掃除の手間を減らし、さらに鏡の寿命を延ばす効果も期待できるのがメリットだ。鏡には石鹸カスや水垢などの汚れが付着する。そして掃除で研磨剤を含む洗剤や道具を使用すると、鏡表面が削られてしまう。曇り止めによって掃除の手間を省き、さらに鏡の長持ちにつながるのだ。
2. 鏡の曇り止めはどこで売ってる?
「鏡の曇り止めはどこで売ってる?」と気になっている方もいるだろう。そこで、鏡の曇り止めを購入できる場所を紹介する。
100均の鏡の曇り止め
手頃な価格が魅力の100均で、鏡の曇り止めアイテムを購入できる。鏡に貼るだけで曇りを防げる「くもり止めフィルム」や、掃除のあとに吹きかけるだけの「くもり止めスプレー」などだ。まずは気軽に試してみたい方にもおすすめしたい。
ニトリの鏡の曇り止め
さまざまなインテリア用品を取り扱うニトリの「くもり止めリキッド」。乾いた鏡に塗ることで、約10回分の入浴に効果を発揮する。ヘッドが曲がっているため塗りやすいのもポイントだ。
ドラッグストアの鏡の曇り止め
ドラッグストアで購入できるのが、レックの「鏡のくもり止め」。吹きかけるだけのスプレータイプで、手軽に曇り止めができるのが魅力だ。掃除してよく乾かした鏡にスプレーすれば、1回で曇り止めの効果を発揮してくれる。
3. 鏡の曇り止めに代用できるアイテム
すぐに鏡の曇り止めをしたいときは、身の回りにあるアイテムで代用する方法もある。曇り止めに代用可能なアイテムを紹介しよう。
液体のり
意外なアイテムだが、液体のりが鏡の曇り止めに効果を発揮する。使い方は、掃除後の鏡に線を描くイメージでおおまかに塗っていく。そこへシャワーでお湯をかけ、手でお湯と液体のりを混ぜ合わせながら鏡に塗り広げる。最後にペーパータオルなどで鏡の表面を拭き上げれば完了だ。
石鹸やボディーソープ
効果は一時的なものになるが、石鹸やボディーソープを使う方法もある。使用方法は簡単で、泡立てないよう注意しながら石鹸やボディーソープを鏡に塗るだけよい。鏡表面に水滴が付着せず、曇り止めに効果を発揮する。お風呂場にあるアイテムで気軽にトライできるのがうれしいポイントだ。
歯磨き粉
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、鏡の水垢落としに活用できる。さらに曇り止め効果まで期待できる便利なアイテムなのだ。方法は、乾いた雑巾やタオル、ナイロンたわしなどに歯磨き粉をつけて、乾いた鏡を磨くだけ。シャワーなどで歯磨き粉を洗い流し、水滴を拭き取れば完了だ。水垢掃除と同時に、曇り止めもできてしまうのが魅力といえる。
4. 鏡に曇り止めする前に掃除しよう
鏡に曇り止めをする前に、水垢や湯垢などの汚れを掃除しておく必要がある。水垢と湯垢は混同されやすいが、実は異なる性質を持つ汚れ。掃除方法もそれぞれに異なる。鏡の曇り止めの前に、水垢と湯垢の落とし方を知っておこう。
鏡についた水垢の落とし方
鏡についた水垢は、メラミンスポンジを使ってこすり落とすのがおすすめだ。100均でも購入できるため、安価かつ簡単に掃除できる。ポイントは円を描くように鏡の表面をこすることだ。目立たない水垢であれば、酸性成分が含まれた洗剤を使ってもよいだろう。
鏡についた湯垢の落とし方
鏡についた湯垢には、アルカリ性の食器用洗剤と重曹を使う。それぞれを1:1の割合で混ぜて液を作り、スポンジに含ませて鏡を磨こう。湯垢が落ちて鏡がキレイになる。
結論
お風呂場の鏡が曇るのは、空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴となり、鏡に付着することが原因だ。鏡に付着した水滴が乱反射し、白く曇って見える。鏡が曇って悩まされている方は、曇り止めをしよう。曇らないだけでなく、掃除の手間を軽減して、さらに鏡の寿命も長くなる。メリットが多いため、ぜひ当記事を参考に挑戦してみてほしい。