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エアコンのフィルター掃除のやり方や頻度は?効果的な方法を徹底解説

エアコンのフィルター掃除のやり方や頻度は?効果的な方法を徹底解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年11月16日

地球温暖化の影響で、家にいても熱中症になるケースも増えてきた。そのようなときに心強いのがエアコンだ。エアコンを効率よく運転するためには、フィルター掃除が欠かせない。どのくらいの頻度で掃除をすればいいのか、掃除の仕方や注意点、フィルターをキレイに保つコツなどを紹介しよう。

  

1. エアコンのフィルター掃除の頻度は?

貯金箱と電卓
エアコンのフィルター掃除は、季節ごとの使い始めに1度しておけばいいだろうと思っている方も多い。しかし、意外とエアコンのフィルターは汚れやすい。使用頻度にもよるが、毎日8時間程度使う場合には2週間に1度、それほどでもない場合には1カ月に1度のフィルター掃除をおすすめする。

フィルターを掃除しないとどうなる?

フィルターの掃除をしないで放置しておくと、当然ホコリがたまってくる。ホコリがたまると目詰まりを起こして空気の循環が効率よく行われなくなる。そのぶんエアコンには負担がかかり、電気代が高くなってしまう。
また、エアコンのフィルターのホコリをエサにカビが繁殖する。カビの胞子がエアコンの送風口から部屋中に撒き散らされ、抵抗力の弱い小さな子どもやお年寄りの体内に入ると、肺炎やぜんそくを引き起こす可能性もある。

エアコンのフィルター掃除の効果

エアコンのフィルターをこまめに掃除すると空気の循環がよくなり、熱交換がスムーズに行われ冷暖房の効き目がよくなる。同時に、電気代の節約効果も期待できる。さらにフィルターを掃除することで、エアコン内部の汚れも付きにくくなる。

2. エアコンのフィルター掃除の仕方

エアコンのフィルター
エアコンのフィルター掃除は難しいのではないかと尻込みしてしまう方もいるが、意外と簡単な方法で掃除することができる。まずは取扱説明書をよく読んで、フィルターの取り外し方を確認しておこう。

掃除機でホコリを吸い取る

あまりエアコンの掃除をしていなかった場合、フィルターだけでなくエアコンの吹き出し口などにもホコリがたまっている可能性が高い。いきなりフィルターを外すというやり方では、ホコリが舞い上がってしまうので、掃除機でエアコン全体のホコリを吸い取っておこう。

フィルターを外して掃除機で吸う

いよいよフィルターを外して掃除機でホコリを吸い取る。このとき注意したいのがフィルターの表面から吸い取るということだ。エアコンが吸い込んだ空気はフィルターの表面から裏に向かって流れる。裏から掃除機をかけてしまうと、フィルターが目詰まりを起こしてしまうことがある。

汚れがひどい場合は中性洗剤を使う

ほとんどのホコリは掃除機で吸い込むことができるが、汚れがキレイに取れない場合は、水洗いをしてみよう。またキッチン近くのエアコンなどは、油汚れを含んでいる。ホコリと油が混じった汚れは、水洗いだけでは取れないかもしれない。台所用中性洗剤を水で薄めて、柔らかいブラシで優しく洗おう。

水洗いして乾燥させる

洗い終わったフィルターは、しっかり乾燥させる。ここで乾燥が十分でないと、カビの原因となってしまうからだ。

3. エアコンのフィルターを掃除するときの注意点

エアコンのフィルター
エアコンのフィルターを掃除するときに、とくに注意しなければならない点がある。

網の目を崩さない

エアコンのフィルターは、微細なホコリを取るため繊細な作りになっている。掃除機を強く当てたり、水洗いのときにブラシでゴシゴシ擦ってしまうと、フィルターの網目が広がり破れてしまうこともある。網の目を崩さないように、優しく丁寧に扱うことが大切だ。

完全に乾かす

エアコンのフィルター掃除で水洗いした場合には、完全に水分がなくなるまでエアコンには装着しないことだ。水分が残った状態でフィルターをエアコンに装着すると、故障やカビの原因になる。

お掃除機能付きでも掃除は必要

最近は、お掃除機能付きエアコンも普及してきた。自動でエアコンのフィルターを掃除して、取れたホコリをダストボックスにためていくシステムだ。ダストボックスにたまったホコリは、エアコン内部の水分と一緒になってカビの温床になりやすい。お掃除機能付きエアコンの場合でも、ダストボックスは2週間に1回程度の掃除をおすすめする。

4. フィルター掃除後のエアコンをキレイに保つコツ

窓
せっかくエアコンのフィルターをキレイに掃除したのだから、できればその状態を長くキープしておきたい。

冷房使用後に送風運転する

フィルターを掃除したのにすぐにカビ臭いという場合、冷房使用後に送風運転する習慣をつけよう。冷房を使い終わった後は、エアコン内部が通常よりも冷えた状態だ。そのまま電源を切ってしまうと結露で濡れた状態になってしまう。濡れた状態はカビの温床になるため、送風運転を1時間ほど行いエアコン内部を乾燥状態にしてから電源を切るようにしよう。

部屋を換気する

エアコンは部屋の空気を循環させて温度調節をしている。外との空気交換をしているわけではないため、換気をせずに長時間エアコンを使っているとニオイがこもってしまうことがある。エアコンのフィルターを掃除してもすぐに嫌なニオイが付いてしまうため、窓を開けて部屋をこまめに換気しよう。

5. エアコンのフィルターを掃除しても効果がない原因

エアコンのフィルター
エアコンのフィルターを掃除しても効果が実感できず、ニオイやカビ臭さが気になるという場合がある。その原因は、素人では手が届かない場所にあるのかもしれない。

エアコン内部や室外機の掃除が必要

フィルターを交換したにもかかわらず効果が実感できない場合、エアコン内部や室外機の掃除が必要なのかもしれない。ただし、素人がエアコンの掃除できる範囲には限りがある。取外しができるフィルターと、あとは手が届く範囲だ。部品を分解してエアコン内部や室外機まで掃除しようとすると、故障の原因となるので手を出さないことが正解だ。

エアコン内部の掃除はプロに任せよう

自分でエアコン掃除ができるのは、フィルターまでだ。内部にカビが発生してしまった場合、市販の洗浄スプレーでは完璧な掃除はできない。何年もエアコン掃除をしていない場合や、フィルターを掃除してもカビ臭いなどの症状が現れた場合は、迷わずプロに任せてしまおう。

結論

エアコンのフィルターをこまめに掃除することで冷暖房の効率をよくして、さらに節電効果も期待できる。フィルターは、掃除機でホコリを取る、水洗いするなどで簡単に掃除することができる。フィルター掃除をしても、まだ嫌なニオイがする場合などは、プロの手でエアコン内部から室外機までまるごとキレイにしてもらおう。
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  • 更新日:

    2021年11月16日

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