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ニットは洗濯できる?縮むのを防ぐには?やり方と注意点を解説!

ニットは洗濯できる?縮むのを防ぐには?やり方と注意点を解説!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年11月23日

ニットの洗濯方法を間違えると縮むことがある。洗濯ができないニットもあるので確認が必要だ。この記事では、洗えるニットの見分け方と洗濯方法を解説する。洗濯する前の準備や干し方、アイロンがけのコツなど、基本的な知識とあわせてまとめた。

  

1. ニットの「洗濯表示」を確認しよう

ニットの洗濯表示
デリケートな素材のニットは、洗濯すると傷んだり縮んだりする可能性がある。洗濯ができるニットなのか、洗濯表示でチェックしよう。

洗濯できるニットかどうかの見分け方

洗濯表示にある桶のマーク(洗濯処理記号)で、洗濯が可能か見分けてほしい。何もついていなければ洗濯機で、手がついていれば手洗いでの洗濯が可能だ。ただし、手洗いマークがついていても、優しく洗えるコースに設定すれば洗濯機で洗える。
一方で桶のマークにバツ印がついている場合、自宅では洗濯できない。傷んだり縮んだりしないようにクリーニングにだそう。なお、洗濯表示は新旧で違うので、平成28年12月1日以前のニットなら旧洗濯表示をチェックしてほしい(※1)(※2)。

2. ニットの洗濯に必要なもの

ニットの洗濯
ニットを洗濯するときに必要なものを、手洗いと洗濯機に分けてまとめた。あると便利な平干しネットとあわせて紹介する。

手洗いする場合

一般的な洗濯洗剤だとニットが傷む可能性があるので、洗浄力が穏やかなオシャレ着用中性洗剤を使おう。あとはニットが入るサイズの、洗濯桶や洗濯ボウルを用意してほしい。

洗濯機を使う場合

洗濯機で洗う場合でも、オシャレ着用中性洗剤を用意する。ほかには洗濯するニットと同じ数の洗濯ネットが必要だ。たたんだニットより少しだけ大きなサイズの洗濯ネットを選ぼう。

平干しネットがあると便利

ニットの洗濯するときは、平らな状態で干せる平干しネットがあると便利だ。型崩れしたり伸びたりする心配がなく、ネットになっているので乾燥が早い。なくても平干しはできるが、よくニットを洗濯するなら用意しておくのがおすすめだ。

3. ニットを洗濯する前に

ニット
ニットを洗濯する前に準備を整えておこう。色落ちのチェックと予洗いの方法を解説する。

色落ちをチェックする

ニットは色落ちしやすい衣類だ。白い布やティッシュ、綿棒などに使用する洗剤と水をつけて、目立たない部分に当よう。1分ほど待って色が移るようなら注意。個別に洗ったり同系色の衣服だけで洗濯したりと、色移りの対策が必要だ。濃く色移りする場合は、クリーニングの利用を検討してほしい。

目立つシミや汚れは予洗いをしておく

ニット全体を確認して、目立つシミや汚れがあれば予洗いする。オシャレ着用の中性洗剤を塗布したら、軽くたたいてなじませよう。あらかじめ予洗いしておくことで、頑固な汚れが落ちやすくなる。

4. ニットを手洗いする方法

ニットと洗剤
オシャレ着用洗剤で手洗いすればニットを優しく洗える。必要なものと正しい手順は以下の通りだ。

用意するもの

  • オシャレ着用中性洗剤
  • 洗濯桶もしくは洗濯ボウル
  • 柔軟剤(使用する場合)

洗い方

  • 30度のぬるま湯とオシャレ着用洗剤を洗濯桶に入れて混ぜる
  • たたんだニットを浸したら上から優しく押し洗いする
  • 2回ほどキレイな水に入れ替えてすすぐ
  • 洗濯機に入れたら30秒~1分くらい脱水する
オシャレ着用洗剤の分量はパッケージの説明で確認する。こすったりもんだりしないように、丁寧に押し洗いするのがポイントだ。柔軟剤を使用するときは、2回目のすすぎのときに投入しよう。

5. ニットを洗濯機で洗う方法

ニットを洗濯機で洗う
デリケートなニットを洗濯機で洗う場合は、優しく洗えるコースを選ぶ。傷みや縮みを避けるために、基本の洗い方をチェックしてほしい。

用意するもの

  • オシャレ着用中性洗剤
  • 洗濯ネット
  • 柔軟剤(使用する場合)

洗い方

  • 汚れた部分が表になるようにニットをたたむ
  • 洗濯ネットに入れる
  • 優しく洗えるコースを選択する
  • オシャレ着用洗剤を入れてスタートする
  • 洗濯が終わったら取り出してすぐに干す
ボタンがあれば留めてから洗濯ネットに入れる。標準コースで洗うとニットが縮む可能性があるので、「ドライ」「手洗い」「オシャレ着」「おうちクリーニング」など、優しく洗えるコースを選ぶ。柔軟剤で柔らかく仕上げたいなら、柔軟剤投入口に入れておこう。

6. ニットの干し方やアイロンがけのコツ

ニット
熱に弱いニットは乾燥機が使えないので、干して乾かす。伸びや型崩れを防ぐ干し方と、アイロンがけのポイントを解説する。

風通しのよい日陰で「平干し」がおすすめ

形を整えてから風通しのよい日陰で平干しにしよう。たたんでから両手で軽くたたき、優しく伸ばしながら編み目を整える。
そのあとは平干しネットを使うか、お風呂のフタ上など平らな場所で干す。水の重さで伸びたり肩の部分に跡が残ったりするので、ハンガーにかけて干すのは避けてほしい。

ニットのシワをアイロンで伸ばすコツ

まずは洗濯表示のアイロンマーク(アイロン仕上げ処理記号)で、適した設定温度を確認する。ニットは熱に弱いため、直接アイロンを当てるのはNGだ。
厚手のニットは、浮かした状態でスチームをかけるとふんわりと仕上がる。薄手のニットなら、あて布をしてから押し付けないよう軽くアイロンがけしよう。

7. 洗濯できないニットはクリーニングに出そう

ニット
水洗いができるニットは、手洗いや洗濯機の優しく洗えるコースで洗濯する。洗浄力が穏やかな、オシャレ着用中性洗剤を使うのがポイントだ。ただし、洗えないニットを洗濯すると傷んでしまい、さらに縮む可能性がある。水洗いができないニットはクリーニングに出そう。事前に洗濯表示をチェックして、正しい方法で洗濯することが重要だ。

結論

ニットはデリケートな衣類なので、正しい方法で洗濯してほしい。まずは洗濯できるかどうか、洗濯表示を確認する。手洗いならオシャレ着用洗剤と洗濯桶、洗濯機ならオシャレ着用洗剤と洗濯ネットを用意。洗濯機で洗うときは、かならず優しく洗えるコースに設定しよう。干し方やアイロンがけのポイントとあわせて紹介したので、ニットを長持ちさせるために役立ててほしい。
(参考文献)
1:消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」
2:消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」
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  • 更新日:

    2021年11月23日

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