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靴のカビは取れる?素材別のお手入れ方法と予防策や注意点も解説!

靴のカビは取れる?素材別のお手入れ方法と予防策や注意点も解説!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年11月20日

汗を吸い込む靴はカビが生えやすい。靴を傷めずカビ取りをするために、正しい方法をチェックしておこう。この記事では靴のカビ取り方法を紹介する。スニーカーやスエード、革靴といった素材別にお手入れ方法をまとめた。NGなカビの取り方や予防する方法とあわせて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 靴にカビが生える原因

靴
「湿気」「栄養」「温度」が揃うとカビは繁殖しやすい。靴には皮脂やホコリが付着しやすく、さらに履いた直後は汗を吸い込んでいる。そのまま靴箱に収納すれば、汚れや湿気を持ち込むことになるだろう。
つまり汗という湿気と汚れという栄養が揃うわけだ。湿度や温度が高い梅雨や夏は、とくにカビが発生しやすい。放置するとカビが広がってほかの靴に移ることがあるので、早めに除去することが重要だ。

2. 靴のカビ取りでやってはいけないNG行為とは?

水
間違った方法でカビ取りをすると、靴が傷んだり変色したりする可能性がある。トラブルを避けるために、NG行為を確認しておこう。

いきなり水で洗うことは控えよう

カビの繁殖に必要な湿気を与えてしまうので、水で洗うのはNGだ。その場ではキレイになるかもしれないが、時間の経過でまたカビが発生してしまう。水に弱い素材の靴は、そもそも水洗いができないので注意が必要だ。

カビキラーなどの塩素系漂白剤もおすすめしない

カビキラーなどの塩素系漂白剤には強い漂白力がある。カビ菌は殺菌できるが、色落ちしたり変色したりする可能性が高い。大事な靴を台無しにしないために、塩素系漂白剤の使用は避けたほうがいいだろう。

3. 靴のカビの正しい取り方|スニーカー

靴のカビを取る
スニーカーは水洗いできるものが多いので、ほかの靴と比較してカビ取りがしやすい。スニーカーのカビ取りに必要な道具と、正しい方法を紹介する。

用意するもの

  • ゴム手袋
  • 靴洗い用ブラシ
  • バケツ(洗面器)
  • お湯(50度)
  • 酸素系漂白剤(大さじ1)
  • 重曹(大さじ1)
  • 雑巾
  • 新聞紙

カビ取りの手順

  • 靴紐を外したら靴洗い用ブラシで汚れを落とす
  • バケツにお湯を入れて重曹と酸素系漂白剤を混ぜる
  • スニーカーを入れたら30分ほどつけおきする
  • 靴洗い用ブラシでカビや汚れを擦る
  • 雑巾で拭き取ったら中に丸めた新聞紙を入れて1~2日ほど乾かす
新聞紙を定期的に交換すれば早く乾かせる。なお、上記で紹介したのは、水洗いができるスニーカーのカビ取り方法だ。洗えないスニーカーの場合は、消毒用エタノールを吹きかけてカビを拭き取ろう。

4. 靴のカビの正しい取り方|スエード

スエード素材の靴
スエード素材の靴やブーツはデリケートなので、カビ取り方法には注意が必要だ。傷めないように、正しい方法でカビ取りをしてほしい。

用意するもの

  • スエード用ブラシ
  • 消毒用エタノール
  • 新聞紙
  • 防水スプレー

カビ取りの手順

  • スエード用ブラシを使って表面の汚れやホコリを払う
  • 消毒用エタノールを外側と内側から吹きかける
  • 水に濡らして絞った布で靴全体を優しく拭く
  • 中に丸めた新聞紙を入れて1~2日ほど陰干しする
  • 完全に乾いたら防水スプレーを吹きかける
水拭きするときは、スエードの毛並みにそうよう優しくなでる。スエードの靴を天日干しにすると傷むので、かならず陰干しで乾燥させてほしい。

5. 靴のカビの正しい取り方|革靴

革靴
革靴は正しい方法でカビ取りしないと傷む可能性がある。必要なものとカビ取りの手順を、事前に確認しておくことが重要だ。

用意するもの

  • 革靴用ブラシ
  • 布(2枚)
  • 消毒用エタノール
  • 革靴用クリーナー
  • 革靴用クリーム
  • 撥水スプレー

カビ取りの手順

  • 革靴用ブラシを使って表面の汚れやホコリを払う
  • 布に消毒用エタノールを含ませてカビを拭き取る
  • もう1枚の布を水に浸して絞ったら全体を水拭きする
  • 風通しのよい日陰で乾燥させる
  • 革靴用クリーナーをつけて全体を拭いたあと革靴用クリームを塗る
  • 撥水スプレーを吹きかける
消毒用エタノールを使うと色落ちする可能性があるので、事前に目立たない場所で確認する。防水スプレーだと通気が悪くなるため、革靴には撥水スプレーを用意しよう。

6. 靴にカビが生えるのを防ぐには?

靴
カビの原因である湿気を溜めこまないことが重要だ。扉を開けて換気したり、除湿剤を置いたりすることが、靴箱の湿気対策になる。履いた後の靴や濡れた靴は陰干しして収納すると、湿気を持ちこむ心配がない。
また、カビの栄養源である汚れの対策も必要になる。収納する前に靴の汚れをできるだけ落とし、下駄箱は定期的に掃除する。防水・撥水スプレーには水や汚れをつきにくくする効果があるので、上手に活用しよう。

7. 靴のカビはクリーニングに出す手もある

靴
靴の状態によっては、自宅でのカビ取りが難しいケースがある。無理に落とそうとすれば、生地を傷めてしまうだろう。スエードや革などデリケートな素材の靴は、とくに傷んだり色落ちしたりしやすい。しかし、プロのクリーニングなら、素材を傷めることなくカビを除去できる。カビが酷い靴や高級な靴は、クリーニングに出すことを検討しよう。

結論

靴にカビが発生したときは早めの対処が必要だ。素材で適したお手入れ方法が違うので注意。水洗いできるスニーカーは酸素系漂白剤や重曹でつけおきして、スエードや革靴には消毒用エタノールを使おう。また、カビを予防するためには日頃からの対策が重要だ。靴箱の換気をしたり、靴の汚れを落としたりして、カビの発生を防いでほしい。
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  • 更新日:

    2021年11月20日

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