目次
1. 工具を収納するときのポイント

工具にはいろいろな形や大きさ、重さがあり、使用目的もさまざまだ。そのため、工具を収納するときにはいくつかのポイントがある。
工具箱は使いづらい
DIYといえば、工具箱を隣に置いて作業をしやすくするというイメージがある。まだDIYの頻度が少なく、工具も必要最小限で済むときには工具箱でも間に合う。しかし本格的にDIYを始め、工具の数や種類が増えてくると工具箱の中がゴチャゴチャしてきて、すぐに目的の工具を取り出すことができなくなる。そのため、少しずつストレスを感じてくるだろう。
使いやすさを重視
DIYを効率よく行うためには、工具が使いやすいように収納しなければならない。工具箱だけにこだわってしまうとこの問題は解決できない。
工具箱に縛られることなく、自由な発想で使いやすさを重視した方法を探すことだ。
オシャレに見せる
今までは工具というのは、見せるものではなかった。あくまでも裏方の道具という役割だったからだ。しかし、最近では道具の美しさを見直す風潮が高まっており、実際フォルムのカッコいい道具もたくさんある。
工具は見せて収納することで、インテリアアイテムとしてディスプレイすることも可能だ。
2. 工具を見せない収納方法

生活空間に工具があると、ゴチャゴチャしてしまうという場合は、見せない収納方法がおすすめだ。
キャスター付きワゴン
工具を入れるための移動式のラックが欲しいという場合、キッチンに使われているワゴンを使い回してみてはいかがだろう。キッチンでは調味料や食品、小物を入れるアイテムだが、工具を収納するのにもピッタリだ。キャスター付きなら、重い工具でもラクに運ぶことができる。
扉裏を活用
部屋のインテリアを邪魔しないので、扉付きの工具収納は便利だ。扉の裏側にフックなどを取り付けることでもっと多くの工具をコンパクトに収納することができる。扉を閉めればホコリなども付きにくい。
ポリプロピレンケースを設置
無印良品でおなじみのポリプロピレンケースは工具収納として使うと便利だ。さまざまな大きさのケースが用意されているので、工具の大きさや長さによって選ぶことができる。
ラベリングしておけば、中に何が入っているのか一目瞭然だ。
100均ダイソーのケース
100均ダイソーのペンケースや粘土ケースなども工具収納に利用できる。DIYではドライバーは種類や大きさもいろいろあるため、ケースに分類して収納しておけばすぐに取り出しやすくなる。
引き出しにしまう
工具を見せない収納として一番手っ取り早いのが、引き出しにしまう収納方法だ。セリアの引き出しボックスは、ボックスとラックが別売。好きなだけ積み重ねられるため、工具が増えたら買い足していくことができる。
収納棚をDIY
収納スペースを確保するためには、棚が一番手っ取り早い。工具の収納のために棚をDIYしよう。大きな棚を購入するにはお金もかかるが、DIYすることで節約でき、さらにはスペースに合わせたオリジナルの棚を作ることができる。
3. 工具を見せる収納方法

工具を隠すのではなく見せる収納によって、すぐに取り出しやすく、さらにオシャレなインテリアとしても活用できる。
ディアウォールで壁面収納
ディアウォールを使えば、賃貸に住んでいても壁を傷つけずに棚を作ることができる。その棚にキレイに工具を並べることでディスプレイ感覚で収納することができる。棚だけでなく、フックやボックスを取り付けるなどアイデア次第で収納方法が広がる。
すのこをリメイク
DIYの定番のすのこも工具の収納には便利なアイテムだ。すのこを壁にかけて工具を引っかけて収納する。
すのこは100均でも手軽に入手することができる。オシャレなインテリア風の工具収納にするためにペイントすることも簡単だ。
有孔ボードを活用
有効ボードで工具を収納すると、まるでホームセンターのディスプレイのように収納することができる。取り付ける金具の組み合わせで収納の幅も広がるため、見せる収納としてもピッタリだ。
ワイヤーネットを利用
ワイヤーネットは100均でも購入することができる。取り付ける位置を工夫すれば、壁面で見せる収納が可能だ。S字フックを使うことでDIYで使う工具がひと目でわかり、取り出しやすくなる。
磁石の力を利用
工具のほとんどは、持ち手以外は金属でできていることが多い。そのため磁石を使った収納方法も考えてみよう。
強力な磁石を壁面に取り付けるだけで簡単に工具の収納スペースができる。電動ドライバーの付け替えパーツ(ビット)、ネジといった比較的軽い工具の収納に便利だ。包丁を収納するときに使うマグネットナイフラックを工具の収納に使うという手もある。
結論
DIYの技術が高まるほどに新たな工具が欲しくなる。気が付けば工具が工具箱からはみ出してしまうことも。DIYを効率的にするためにも目的の工具を見つけやすく、さらに収納しやすくすることが大切だ。工具の収納では、隠す収納と見せる収納がある。さまざまなアイテムを工夫して、効率のよい工具の収納を目指そう。