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エアコン

エアコンのカビを取るには?効果的な掃除方法や防止策を解説

投稿者:ライター ブルーナ明子 (ぶるーなあきこ)

鉛筆アイコン 2021年12月 8日

エアコンを運転したときに、送風口に黒っぽい汚れを見つけたことがある、という方もいるのではないだろうか。その場合、内部でカビが発生している可能性が高い。カビは適切に取り除かなければ健康に害を及ぼす危険性もある。そこで今回は、エアコンのカビの効果的な掃除方法や、カビの発生を防止する方法について詳しく解説しよう。

  

1. エアコンはカビだらけ?

カビが生えたエアコン
エアコンの掃除をいざはじめようとしてカバーを外すと、エアコン内部がカビだらけだったという経験がある方もいるだろう。こちらでは、まずエアコンにカビが生える原因や発生しやすい場所、健康被害の危険性について解説する。

エアコンにカビが生える原因

エアコンにカビが生える原因は主に3つある。1つ目は、カビの繁殖に適した温度が維持されやすい環境であるためだ。2つ目は、暑い季節では特にエアコン内部で結露が発生しやすく、カビが好む80%以上の湿度になりやすいためである。3つ目は、エアコンは室内の空気を吸い込むため、空気中の汚れを取り込みやすく、カビが繁殖するために必要な栄養分が存在することだ。

カビの発生で病気になる可能性がある

エアコンの中でカビが発生すると、エアコンを使用する度にカビの胞子が室内に拡散されてしまう。その胞子を体内に吸い込んでしまうと、呼吸器系疾患をはじめ、アレルギー性鼻炎などの病気になる可能性がある。

エアコンでカビが発生しやすい場所

エアコンは外部よりも内部でカビが発生しやすい。特に内部では、発生した結露を受ける役割を担うドレンパン、空気を送り出すファン、熱交換器のフィンの3か所がカビを発生させやすい場所といわれている。

2. エアコンのカビ汚れを取る方法

ホコリが溜まったエアコンのフィルター
エアコンのカビと気になる臭いを取る方法を解説しよう。エアコンの掃除をするときには、安全確保や故障防止のために、必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いてから作業していただきたい。

フィルターのカビ取り方法

まず、エアコンからフィルターを、汚れが床に落ちないようにそっと取り外す。ほこりなどが目立つ場合には、掃除機を使用して取り除いてから、中性洗剤とスポンジを用いて洗う。フィルターを乾燥させた後にアルコール除菌をするとカビの発生防止にもつながる。

送風ファンのカビ取り方法

送風ファンを取り外すことのできるタイプのエアコンでは、取り外して掃除するのが一番簡単である。送風ファンを取り外せないタイプの場合は、カバー、フィン、フィルターを取り外し、送風ファンが見える状態にし、電子部分や壁が汚れないように養生して準備する。
スプレーすると泡になるタイプの中性洗剤を送風ファン全体に吹きかけて、10分ほど放置する。その後、水圧の高い霧吹きで中性洗剤の成分を十分に洗い流し、養生に使用したものを取り除く。カビの発生を防止するためにも、内部を十分に乾燥させた後に、カバー、フィン、フィルターを元に戻して掃除を完了する。ただ、エアコン内部は複雑な構造のため素人が掃除するのは難しい。詳しくは後述するが無理せず業者に依頼するのがおすすめだ。

3. 掃除してもエアコンがまだカビ臭い理由

エアコン掃除
エアコンの掃除をしてもまだカビ臭いと感じる場合、カビを十分に掃除で取り除くことができていない可能性がある。その理由と対策の仕方について解説しよう。

エアコン内部は自分で掃除しない

エアコンの内部は、素人で掃除するには複雑な構造であることに加えて、専用の道具や技術も必要になる。エアコンのファンや熱交換器など、内部にある目が届きにくい場所は特に掃除が難しいため、カビが発生しやすい。エアコン内部の掃除は、プロに依頼する方がカビや汚れを残すことなく、十分に取り除くことができることを覚えておいていただきたい。

エアコン洗浄スプレーはおすすめできない

素人でも手軽にエアコンを掃除できるアイテムとして洗浄スプレーがある。しかし、これを使用してもエアコンの内部までは掃除することが難しく、カビや汚れを取り残してしまうため使用はおすすめできない。

エアコン内部のカビ掃除は業者に任せよう

エアコンは、自動掃除機能が搭載されたタイプであっても、内部に発生したカビまでは充分に取り除くことができない。また、素人がエアコンを分解することは非常に難しいため、掃除も不十分なままとなってしまう。そのため、エアコン内部のカビ掃除は、専門の業者に依頼する方が効率的かつ効果的である。

4. エアコン掃除後のカビ防止のコツ

エアコンフィルターを掃除する
こちらでは、エアコンの掃除後にカビの発生を防止するためのコツについて解説しよう。

こまめにフィルターの掃除をする

エアコンは室内の空気を吸い込むため、知らぬ間に汚れが付着している。その汚れを放置すれば、カビが繁殖するための栄養分となってしまう。そのため、エアコンのフィルターをこまめに掃除することもカビ発生の防止につながる。フィルターの掃除は、1か月に1回ほどを目安にするとよいだろう。

送風運転で乾燥させる

冷房運転や除湿運転をするとエアコン内部の湿度が高くなりやすい。その状態を維持したままではカビが発生してしまうため、エアコンの使用後は30分ほど送風運転をして内部を乾燥させることも大切だ。

換気や除湿機で湿度を下げる

エアコン内部の湿度を抑えるには、室内で除湿器を使用したり、換気したりすることも役立つ。換気は、室内の汚れた空気を排出することにもなるため、エアコン内部のカビの発生原因となる汚れも取り除くことができる。

結論

今回は、エアコンに発生したカビがもたらす健康への悪影響をはじめ、エアコンにカビが発生する原因、カビの効果的な掃除方法やカビの防止方法について詳しく解説した。ぜひ、こちらの内容を参考にエアコンのカビを効果的に掃除し、カビの発生を防止しながら快適にエアコンを使用いただきたい。
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  • 更新日:

    2021年12月 8日

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