- ゴミ袋(お住まいの地域で決められたゴミ袋がある場合は指定のもの)
- 掃除機
- 雑巾やモップ
- 紐(ビニールテープなど)とハサミ
- マスクや手袋
1. 汚部屋のデメリットとキレイにするメリット
部屋をキレイにする方法を解説する前に、まずは汚部屋のデメリットから見ていこう。汚部屋で生活し続けるリスクをしっかり理解すれば、部屋を掃除したくなるはずだ。
汚部屋のデメリット
害虫が発生するおそれがある
食べこぼし・汚れ・臭いなどが原因で、汚部屋にはハエやゴキブリなどの害虫が寄ってくることがある。さらに、それらの害虫を食べる虫が発生するおそれもあり要注意だ。
ホコリやダニ、カビなどにより健康を害するおそれがある
たまったホコリや干していない布団が原因でダニが繁殖したり、カビが発生したりするリスクも高い。ホコリ・ダニなどはアレルギーや喘息を引き起こすため、健康被害につながることもある。
部屋をキレイにするメリット
心身ともに健康的な生活が送れる
汚部屋ではリラックス効果が得られず、足の踏み場も少ない。片付けや掃除をしないといけないと感じることでストレスにもなりやすいだろう。部屋をキレイに片付けると心身ともにすっきりでき、健康的な生活を送りやすくなる。
物を探す手間が省ける
部屋が汚いと物の在りかがわかりにくく、探し物に時間がかかる。物が整然と収納されたキレイな部屋では、何がどこにあるのか把握できるため、物を探す手間が省ける。これまで探し物に費やしていた時間が減ることで、時間的なゆとりも生まれるだろう。
無駄遣いが減る人もいる
部屋をキレイにすることで無駄遣いが減り、お金が貯まりやすくなる場合もある。部屋が整っていると物がどこにあるか把握しやすく、物をなくして買い直すことも防げる。またストック品を定位置に収納することで買ったことを忘れにくくなり、同じ物を複数買うミスも減るだろう。
2. 部屋をキレイにするためのポイント
ここからは、部屋をキレイにする収納や掃除のコツを紹介しよう。汚部屋脱却のためにも、以下の3つのポイントを意識してみてほしい。
物の定位置を決める
重要なのは物の定位置を決めることだ。定位置がないと使った物を適当な位置に置きがちだが、元の位置に戻すのを徹底することで部屋が散らかるのを防げる。漫画は本棚に、服はクローゼットの衣装ケースに収納するなど、物ごとに収納場所をはっきりさせ、使ったあとはその場所へきちんと戻すよう気をつけたい。
収納スペースの見直しをする
棚や引き出しなど、現在使っている収納アイテムのスペースも見直そう。使う頻度が低い物は奥に収納する、不要な物は処分するなど、スペースを有効活用できるように改めてチェックするとよい。部屋に収納スペースが少ない場合は、突っ張り棒を2本使って簡易的な棚を作る、ラダーラックを壁に立て掛けて小物を置くなどの方法も効果的だ。
要るものと要らないものを見極めるには?
物を捨てるか迷った際は、「現在使っているか、今後も使う見込みがあるか」を考え、不用品かどうか判断するのがおすすめだ。たとえば使用期限が過ぎた物や着られなくなった衣類は、取っておいても活用できないので潔く捨てよう。数年着ていない衣類、しばらく使っていない調理道具や健康器具、プレイしなくなったゲーム、すでにやめた趣味のグッズなども処分を検討したい。
一気にやるのではなく少しずつ取り組む
物であふれかえった部屋は、全部まとめて片付けようとすると大変だ。一気にやるのではなく、この日はリビング、この日はキッチンというように場所を分け、少しずつ取り組むとよい。片付けが重労働になるとやりたくなくなってしまうので、作業を細分化してこまめに行い、1回あたりの負担を減らすのがポイントだ。
3. 部屋をキレイにする方法
ここでは部屋をキレイにする方法を、ポイントを押さえて解説する。アイテム別の上手な片付け方法もピックアップしたので参考にしてみてほしい。
用意するもの
不要な物をどんどん処分していく
部屋をキレイにする方法の最初のステップは、不要な物からどんどん処分していくことだ。まずは物を減らすことで室内にスペースを作り、片付けがスムーズに進むようにしよう。使えない物は捨てるほか、まだ使える物はリサイクルショップやフリマアプリで売る選択肢もある。
上から下へ、奥から手前へ向かって掃除する
部屋をキレイにする方法の鉄則は、拭き掃除や掃き掃除を「上から下」または「奥から手前」に行うことだ。先に下を掃除しても、そのあとに上を掃除するとホコリが落ちるため意味がない。また、奥のホコリやゴミは手前に移動させて捨てるので、先に奥から掃除しよう。
アイテム別の片付けポイント
部屋をキレイにする方法として、本・衣類・小物それぞれの片付けポイントを紹介する。
本
すべての本を1箇所に集め、大切な本、よく読む本、シリーズで並べたい本を優先的に本棚に入れていく。いつか読もうと思って取っておいたものの読んでいない本は、今後も読まない可能性が高いので思い切って処分するのがおすすめだ。
衣類
よく着る衣類とあまり着ていない衣類に分け、着る機会の多い物から優先して収納していく。あまり着ない衣類は、着ない理由を考えて処分するか検討しよう。サイズが合わなくなった、年齢が上がって着られなくなったなどの理由なら、今後も着ない可能性が高いため処分するとよい。
小物
こまごまとした小物は散らかりやすいため、小物をきちんと収納することが部屋をキレイにする方法のカギとなる。小物は使う頻度を考え、よく使う物は出し入れしやすい場所に収納しよう。あまり使わない物は収納ボックスなどの中に片付け、使うシーンが想像できない物は捨てるとよいだろう。
4. キレイにした部屋をキープする方法
部屋をキレイにする方法がわかったら、整理整頓された部屋をキープするポイントも押さえておきたい。ここでは部屋をキレイに保つための4つのコツを解説する。
物を増やさないように心がける
部屋に物が増えると、収納スペースが足りずに物があふれかえってしまうことも。むやみに物を増やさないよう気をつけ、ほしい物は本当に必要になったタイミングで買うのがおすすめだ。余計な物を買わないようストック用の日用品は1箇所にまとめ、在庫をしっかり把握しておこう。
定位置を決めて使ったあとはすぐに戻す
キレイな部屋を維持するにはそれぞれの物に定位置を決め、使ったあとはすぐに戻すことが大切だ。使った物を定位置に置かず適当に放置していると、部屋がまた散らかる原因となってしまう。
定期的に掃除をすると決める
ゴミやホコリがたまると掃除の手間がかかり、キレイにするのが面倒になる。汚れに気づいたときにすぐ掃除するか、忘れそうな場合は「毎週○曜日は必ず掃除をする」というようにルールを決め、定期的に部屋を掃除しよう。
空き時間の「ちょっとした掃除」も重要
空き時間をうまく活用することも、部屋をキレイに保つポイントだ。テレビでCMが流れているとき、電子レンジを使っているときなど、ちょっとした空き時間に少しずつ掃除するとよい。目についた場所をこまめに掃除することで習慣化しやすくなり、キレイな状態が当たり前になるだろう。
結論
部屋をキレイにする方法は、不要な物を処分する、上から下へ掃除するという基本的なポイントさえ押さえれば簡単にできる。部屋が汚くなかなか重い腰が上がらないなら、一気に片付けようとせず、場所ごとに少しずつ手をつけていこう。快適な部屋で暮らすためにも、ゆっくりでいいのでチャレンジしてみてほしい。