目次
- ティッシュなどにアルコールを染み込ませてカビ部分を拭き取る
- 天日干しする
- 目の細かいサンドペーパーややすりで黒い斑点を削る
- カビの跡に漂白剤をつけて数分おく
- 水にぬらして固く絞った雑巾で拭き取る
- 漂白剤やカビ取り剤を約30倍に薄めて溶液を作る
- 「1」を霧吹きでカビの部分に吹きかける
- 霧吹きで水を吹きかけて「2」の溶液を落とす
- 陰干しで乾燥させる
- 目の細かいサンドペーパーややすりで磨く
1. すのこベッドでもカビる?

通気性がよいのが特徴のすのこベッドだが、カビる可能性はある。すのこ板の隙間から湿気を逃しやすい作りになっているものの、寝具に触れている部分はそのほかのベッドと同様の状態だ。すのこベッドだからと過信して寝具を敷いたままにすると、カビの好む環境になってしまう。すのこベッドならカビが生えないと考えるのは危険だ。
2. すのこベッドのカビの取り方

すのこベッドに生えたカビの取り方を解説する。買い替えを検討する前に、一度試してみよう。
すのこベッド表面のカビ取り
すのこベッド表面のカビ取りは、アルコールで拭き取って天日干しするとよい。一度カビを拭いたティッシュなどは、ほかに菌が移らないよう使い捨てにしよう。また、天日干しにすることで殺菌になるが、直射日光に長時間当ててしまうと変色したり、ひび割れたりするおそれがあるため、注意してほしい。
カビの跡が残った場合の除去方法
カビの跡が残った場合は、漂白剤を使って除去しよう。ただし、すのこベッドそのものの色が落ちてしまうおそれがあるため注意が必要だ。
すのこベッド内部のカビへの対処法
漂白剤やカビ取り剤などの中には、有毒な塩素ガスを発生させるものがある。風通しのよい場所で作業するなど、使用の際は注意しよう。
3. すのこベッドのカビ防止対策

すのこベッドのカビ取りができれば一安心だが、できればカビが生えるのは避けたいものである。そこで、すのこベッドのカビ防止対策を解説しよう。
マットレスや布団を敷きっぱなしにしない
マットレスや布団を敷きっぱなしにしないよう注意する。マットレスは、月に1度など、定期的に壁に立てかけて干しておこう。重くて立てかけるのが難しい場合は、毛布などを丸めてマットレスの下に挟み込み、通気性をよくするとよい。
布団は、毎日半分に折りたたんですのこベッドの片側に寄せる。翌日はその反対側に寄せよう。布団を敷いたまま折りたためるすのこベッドもあるが、それではすのこ板と接地している部分が干せない。布団はあげてしまうのがおすすめだ。
部屋の換気をする
部屋の湿気もカビの原因になるため、毎日換気をしよう。部屋の換気は湿気だけでなく、においやホコリ対策にもなる。
除湿シートを敷く
すのこベッドと布団やマットレスの間に、除湿シートを敷くのもおすすめだ。マットレスを干したり、布団をあげたりする頻度を少し減らすことができる。
除菌スプレーをする
すのこベッドの表面を、アルコール除菌スプレーなどで拭き取る。マットレスや布団をあげたタイミングでおこなうとよいだろう。
4. カビないすのこベッドはある?

通気性がよく湿気を逃しやすい、すのこベッド。しかしマットレスや布団の敷きっぱなしなどにより、カビが生えるおそれはある。カビないベッドを探している方には、抗菌や防カビ加工が施された樹脂すのこベッドがおすすめだ。樹脂すのこベッドは、樹脂製のため手入れがしやすくカビにくい。今のすのこベッドがカビた、これからベッドの購入を検討している方は、樹脂すのこベッドも候補に入れてみてはいかがだろう。
結論
優れた通気性で、湿気対策としても便利なすのこベッド。ただし、いくらすのこベッドとはいえ、湿気た状態が続くとカビが生えるおそれはある。カビの取り方については、ぜひ当記事を役立ててほしい。そしてカビを防ぐために、対策にも力を入れよう。