目次
1. プリンターは粗大ごみ?正しい捨て方とは?

プリンターの捨て方は、自治体の規則によって異なる場合もあるため、それぞれ確認することが大切だ。こちらでは、下記の自治体を例にプリンターの捨て方を紹介しよう。
東京都の場合
粗大ごみとして扱い、事前に申し込みをして有料粗大ごみ処理券を準備する必要がある。収集日の午前8時までに、指定の場所へ置く。
横浜市の場合
粗大ごみとして扱い、事前に申し込むと有料で収集してもらえる。受付から収集まで2週間ほど要する点に注意してほしい。事前に粗大ごみ受付センターに申し込めば、直接持ち込んで処分もできる。
名古屋市の場合
プリンターの大きさによって捨て方が異なる。30cm角を超えるものは粗大ごみとし、30cm角以下のものは不燃ごみとして出す。
大阪市の場合
普通ごみとして扱い、中身を確認できるごみ袋に入れて、収集日の9時までに指定の場所に置く捨て方だ。しかし、最大の辺もしくは径が30cmを超える場合には、粗大ごみ収集受付センターに申し込み、粗大ごみとして処分する必要がある。
福岡市の場合
福岡市指定の、燃えないごみ用の指定袋に入れて袋の口をしっかりと結び、収集日に指定の場所へ置く。指定袋に入らないものや袋が破れる重さのものは、福岡市に問い合わせる必要がある。
2. ごみに出さないプリンターの捨て方

こちらでは、ごみに出さないプリンターの捨て方を解説しよう。
下取りしてもらう
プリンターがまだ使用可能な場合は、メーカーや家電量販店に下取りを依頼することもできる。下取りしてもらえたときは、料金を新たなプリンターの購入に充てることも可能だ。また、故障しているものでも無料で引き取ってもらえる場合もある。しかし、プリンターの下取りサービスをしている店舗が少ないため、確認することが大切だ。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップでは、使用可能なプリンターはもちろん、故障しているものでも買い取ってもらえる場合もある。しかし、年式が古い、著しい故障の場合などは買い取ってもらえないこともあるので理解しておこう。
フリマやオークションに出品する
プリンターを処分するのに急を要さない場合は、フリマやオークションに出品する捨て方もある。ただし、個人での取引になるため、トラブルにならぬように注意する必要がある。また、買い手がつくまで時間を要する場合もあることを理解しておこう。
不用品回収業者に依頼する
プリンター以外にも不用品がある、というような場合、費用はかかるが不用品回収業者に依頼する捨て方もある。まとめて回収してもらえるため、引っ越しや遺品整理などに便利だ。しかし、依頼する前にサービス内容と料金、回収日などを十分に確認し、悪質な事業者を避けるようにしよう。
3. プリンターの捨て方の注意点

最後にプリンターの捨て方の注意点について確認しよう。
事業用プリンターはごみにできない
家庭用プリンターはごみとして捨てることができるが、事業用プリンターの捨て方は異なる。事業用プリンターは、産業廃棄物に該当する。そのため、購入元のメーカーに回収を依頼するか、都道府県知事から「産業廃棄物収集運搬許可」を受けた回収業者に依頼する必要がある。
インクやトナーはリサイクルする
印刷に用いるトナーやインクのカートリッジはリサイクルされるため、ごみとして捨ててはならない。リサイクルするためにメーカーに回収を依頼したり、家電ショップのトナーやインクのカートリッジ回収ボックスに入れたりするなどの方法で処分してほしい。
書類やデータの取り扱いに注意する
プリンターを処分するときは、書類やデータの取り扱いにも注意した捨て方をする必要がある。処分する前は、原本やメモリーカードなどの取り忘れに十分注意し、ハードディスクが内蔵されているものは、初期化することを忘れないようにしよう。
結論
今回は、プリンターの正しい捨て方やごみに出さない捨て方、プリンターを捨てるときの注意点について詳しく解説した。家庭用プリンターの捨て方はさまざまな方法があるため、それぞれの長所や短所で判断したり、自治体の規則を十分に確認したりしてから適切な方法で処分してほしい。