目次
- 1. 基本的な3つの収納テクニック
- 2. 部屋を広く見せる収納テクニック
- 3. クローゼット・押入れの収納テクニック
- 4. キッチンの収納テクニック
- 5. リビングの収納テクニック
- 6. その他の収納テクニック
1. 基本的な3つの収納テクニック

収納は、片付け始めるまでの作業が重要だ。いきなり無計画に物を収納していては、一向に片付かないおそれがある。これはキッチンやリビングなど、場所を問わず共通していえる基本。まずは3つの収納テクニックを把握しておこう。
物を全部出す
収納テクニックの1つ目は、物を全部出すこと。何をどのくらい持っているのか、意外と把握できていないことは多いものである。全部取り出して、まずは収納しているものを把握しよう。
物を分類する
収納テクニックの2つ目は、出した物を分類すること。使う物と使わない物に分類してみよう。まだ使える、いつか使うかもしれない、もったいないと感じても、1年以上使っていない物は、今後使うことはほとんどない。今後も使わない不要な物は処分しよう。
使用頻度に分けて収納する
収納テクニックの3つ目は、使用頻度ごとに物を分けて収納すること。毎日使う物や、来客時のみ使う物など、アイテムによって使用頻度は異なる。毎日使う物は、スムーズに出し入れができる場所に収納するのがおすすめだ。使用頻度の低い物は、キッチンであれば高さのある吊り戸棚など、少し出し入れに手間のかかる場所でも問題ないだろう。
2. 部屋を広く見せる収納テクニック

家族が増えるほど、物が増えて収納が難しくなる。部屋が狭く見えるとお悩みの方も少なくないはずだ。そこで、部屋を広く見せるための収納テクニックを紹介しよう。
配色や目線を意識する
部屋を広く見せるためのおすすめの配色は、白やベージュといった明るめのカラー。黒や濃い茶色などは部屋に圧迫感を与えて狭く見せてしまうため、注意しよう。また、部屋に入って最初に目につく広い範囲を片付けておくのも、収納テクニックのひとつだ。ダイニングテーブルの上に物を置かない状態をキープするだけでも、印象がすっきりとする。
サイズや量を確認して収納家具を選ぶ
部屋を広く見せる収納テクニックの2つ目は、収納する物のサイズや量を確認して収納家具を選ぶこと。収納家具の中には、サイズを調整できる仕組みになったものもある。使いやすい収納家具を探してみよう。
スペースを有効利用する
壁面や足元など、デッドスペースになっている場所はないだろうか。たとえば、洗面所やトイレは空間の上部、寝室であればベッド下など、有効利用できていないスペースがあれば収納に活用してしまおう。
100均グッズを活用する
リーズナブルな価格が魅力の100均グッズを活用する収納テクニック。ファイルボックスや突っ張り棒など、活用することで収納力が格段にアップするグッズもある。収納スペースや物に合わせて、グッズを使いこなそう。
3. クローゼット・押入れの収納テクニック

ここまでは収納テクニックの基本や、部屋を広く見せるコツを紹介してきた。続いて、具体的な空間ごとの収納テクニックを紹介しよう。まずはクローゼットと押入れの収納テクニックだ。
押入れの上段と下段を使い分ける
押入れの収納は、上段と下段をしっかり使い分けよう。上段に重たい物を入れると出し入れの際に危険なため、持ち上げて重く感じる物は収納しない。また、奥行きがある押入れに前後で物を入れると、奥にある物の出し入れが難しくなるため、すべて取り出しやすい状態をキープしよう。下段はとくに取り出しやすい収納を目指す。キャスター付きのラックなどを活用すると、スムーズに出し入れができる。
立てて収納する
高さのある押入れには、立てる収納がおすすめだ。たとえば、布団を横に収納してしまうと上部はデッドスペースになる。しかし、立てておけば広くスペースを確保できるのだ。衣服も立てる収納を意識してみよう。
かさばる物は圧縮袋を使う
使っていない布団やシーズンオフの分厚いコートなどは、かさばって収納スペースを取りやすい。圧縮袋を使ってコンパクトに片付けるのがおすすめだ。
4. キッチンの収納テクニック

家の中で物の数や種類が多い空間といえば、キッチンである。毎日使う場所だからこそ、使いやすさも重要だ。収納テクニックを押さえて、すっきりと使いやすいキッチンを目指そう。
食器の収納テクニック
食器を収納する際に重ねてしまうことが多い。しかし、下になった食器を出すときに手間がかかるのが難点だ。とはいえ、高さを活かさなければ収納力も低くなってしまう。コの字型のラックなどを使用し、段を分けて収納するのがおすすめだ。
調味料の収納テクニック
調味料は、料理中にすぐ手に取れると便利だ。そこでおすすめなのが、ラックなどを使用した見せる収納。あえて目に見える場所に置く収納テクニックだ。すっきりとオシャレに見せるコツは、調味料の容器を統一すること。インテリアの一部として収納しておける。
引き出しの収納テクニック
キッチンの引き出しには、細々としたカトラリーなどを収納することも多い。キレイに収納するには、仕切りケースを使用し、種類ごとに細かく分類して収納するのがおすすめだ。
調理器具の収納テクニック
フライパンや鍋、ボウルやザルなど、調理器具は形やサイズが多種多様なため、収納に悩むアイテムである。無計画に重ねてしまうとスペースを取るうえ、出し入れもしづらい。おすすめの収納テクニックは、ゴミ箱やファイルボックスのようなケースで種類ごとに整理すること。料理の作業効率もアップするだろう。
シンク下の収納テクニック
シンク下は高さや奥行きが活かせず、デッドスペースが生じやすい空間だ。ここで活躍するのが、突っ張り棒。上部に数本の突っ張り棒を渡せば、簡単な棚として活用できる。上段と下段に分けて、物を収納してみよう。
冷蔵庫内の収納テクニック
冷蔵庫はいつの間にか物が増える場所。雑然としているせいで、気づかないうちに食品の賞味期限が切れていたというケースも多い。食品ごとに収納スペースを決め、保存容器にはラベルを貼る、倒れやすいドアポケットには紙コップを入れるといった方法を取り入れよう。何がどこにあるか把握しやすく、物が散らかりにくくなる。
5. リビングの収納テクニック

家族が集まるリビングは、それぞれの物で散らかりやすい空間。しかし、家族団欒の空間が散らかっていると、リラックスできないものである。居心地のよいリビングにするための収納テクニックを押さえておこう。
書類の収納テクニック
リビングに収納することが多い書類は、徐々に数が増えて把握しきれなくなっていくことがある。取り入れたい収納テクニックは、ファイルボックスまたはブックスタンドなどを使った立てる収納。背表紙が見え、書類を把握しやすくなる。
小物の収納テクニック
小物類は、そのまま収納するとばらけてしまう。収納棚や机の引き出しなどにケースやカゴをセットし、種類ごとに分類して収納するのがおすすめだ。ボックスなどの中が見えないときは、ラベリングすることでより物を把握しやすく、出し入れもスムーズになる。
配線の収納テクニック
生活感が出やすいのが、テレビなどの配線。棚の裏や机の足元など、できるだけ目につかない場所に隠してしまうのがおすすめの収納テクニックだ。配線を隠すボックスや、マグネット、マジックテープなどのグッズを活用して隠してしまおう。
6. その他の収納テクニック

続いて、玄関やトイレ、洗面所で使える収納テクニックを紹介する。狭い空間とはいえ、無計画な収納は雑然とした使い勝手の悪い状態を生み出してしまう。収納テクニックを取り入れて、いつでも清潔かつ快適な空間を目指したい。
玄関で使える収納テクニック
スリッパの収納テクニック
スリッパが出しっぱなしだと、どこか散らかった印象を受ける。来客時にしか使わないスリッパもあるだろう。収納スペースが足りない場合は、オシャレなカゴなどを用意して収納するのがおすすめだ。カゴにまとめておくだけで、インテリアの一部として収納ができる。
シーズンオフの靴の収納テクニック
家族が増えると、靴の数も当然増えていく。靴箱に入り切らず、玄関に出しっぱなしになっているご家庭も少なくないはずだ。シーズンオフの靴は箱に入れるなどして、押し入れやクローゼットなどに移動させてしまおう。
トイレ・洗面所で使える収納テクニック
トイレ掃除道具の収納テクニック
トイレに欠かせない掃除道具。生活感を出さずにすっきりと収納するため、まずはデザインからこだわりたい。たとえば、トイレのインテリアがモノトーンであれば、掃除道具もすべてモノトーンでそろえるなどの工夫をしてみよう。目につく場所に置いてもインテリアと馴染み、すっきりとした印象を与えてくれる。
洗面所の日用品収納テクニック
洗剤や柔軟剤など、日用品のストックを収納することが多い洗面台の下。ジャンルも幅広く、どこに何があるかわかりづらくなると不便だ。同じファイルケースなどをいくつか用意し、ジャンルごとに分類して収納してみよう。上部にデッドスペースができたときは、突っ張り棒などで簡易の棚を作って軽いものを収納するのもおすすめだ。
結論
家族が増えると物が増え、徐々に家が散らかっていくのはよくあることだ。しかし、そのままにしていると、どこに何があるのか把握できず、リラックスして過ごせない空間になってしまうおそれがある。ぜひ当記事を参考に収納テクニックを覚えて、ご家庭に合った方法で整理整頓を心がけよう。