1. 除草に熱湯を使うメリットとデメリット

熱湯をかけることで、雑草を枯死させられる。薬剤の使用に比べて、土壌や子ども、ペットにやさしい方法といえるだろう。コストがかからないのもうれしいポイントだ。
一方で、駆除の広さによっては大量のお湯が必要になる。地中まで熱を行き渡らせるにはさらに多くの熱湯が必要となるため、簡単には雑草を根絶できないだろう。
火傷にも注意しなければならない。
2. 熱湯で除草するときのポイントと注意点

熱湯による除草は、レンガのスキマやコンクリートなどに適している。いずれも手で引き抜きにくい場所であるためだ。
火傷に注意しながら、できるだけ沸騰した直後のお湯を使用しよう。ただし熱湯をかけすぎると、土壌内の微生物まで殺してしまう恐れがある。かけすぎには注意してほしい。
土壌に塩を残さないために、食塩入りのお湯(料理の茹で汁など)をかけるのは避けよう。
3. 熱湯以外の有効な雑草対策とは?

広範囲の除草をしたいときや高い効果を期待する場合は、熱湯以外の方法を用いるのがおすすめだ。
気温や体力と相談しながら草むしりをしたり、除草シートや除草剤を使ったりするとよいだろう。また砂利やレンガ、コンクリートを敷くのも一つの方法だ。
手っ取り早さを重視する方は、専門業者に依頼して駆除してもらうのがよいだろう。
まとめ
熱湯を使った除草は、手軽にできるが広範囲には不向きである。そのうえ火傷のリスクも生じる。
目的や広さを考慮しながら、最適な方法で除草を試みよう。
状況が深刻な場合は、思い切って専門業者に頼むことも視野に入れていただきたい。