目次
1. CDの正しい捨て方

まずはCDの捨て方について基礎知識を紹介する。 分別の正しいルールを確認しておくことが重要だ。
自治体の分別ルールを確認する
ゴミの分別ルールは自治体によって異なるので、まずはWEBサイトや問い合わせでチェックしよう。たとえば、名古屋市や京都市、札幌市ではCDを燃えるごみ(可燃ごみ)としている。一方で不燃ごみとして回収している自治体もあるので注意。正しく分別したうえで、回収日に回収場所に持っていくのが正しい捨て方だ。
ディスクとケースの捨て方が違うことがある
名古屋市や札幌市など、ディスクとケースを燃えるごみとして処分できる自治体は多い。一方で港区では、ディスクが可燃ごみでケースが資源プラスチックだ。大阪市ではCDとケースは普通ごみだが、ケースの包装フィルムは容器包装プラスチックになる。このように捨て方が違うことがあるので、それぞれの分別方法を確認しておこう。
2. CDのゴミ以外の捨て方

ここでは、CDをゴミとして処分する以外の捨て方をまとめた。CDの種類や状態、枚数にあわせて捨て方を選ぶといい。
買取業者に売る
音楽CDなら買取業者に売ることを検討してみよう。不要なCDをお金に変えられる捨て方だ。宅配買取なら店舗に持ち込む必要がなく、自宅にいながら利用できる。
ただし、安価での買い取りになったり、売約が不可能だったりするケースも多い。枚数が少ない場合はこの捨て方をするメリットが少ないため、ほかの方法で処分したほうがいいだろう。
フリマやオークションに出品する
フリマやオークションなら、自分でCDの値段を決めることが可能だ。売れない可能性もあるが、買取業者を利用するより高値で売れることもあるだろう。
しかし、出品には画像の撮影や説明の記載、購入希望者とのやり取り、発送などの手間がかかる。手数料などもかかるため、詳細を調べておくことが大事だ。
欲しい人に譲る
CDの状態がよく、友人や知人に欲しい方がいるなら譲ろう。渡すだけでいいので、手間がかからないのがメリットだ。ジモティーやSNSで欲しい人を募集する方法もあるが、見知らぬ相手とのやりとりが必要になる。トラブルにつながらないように、慎重に話を進めてほしい。
不用品回収業者に依頼する
大量のCDを処分したい方におすすめの捨て方だ。電話で申し込めば自宅に引き取りにきてもらえるため、手間や時間がかからない。また、ほかの不用品と一緒に引き取ってもらうことも可能だ。
ただし、ほかの捨て方と違って費用がかかるのがデメリット。無許可の不用品回収業者(※1)も多いので、「一般廃棄物処理業許可」があるかを確認してから依頼しよう。
3. CDを処分する際の注意点

写真や動画など個人のデータが入ったCDは、そのまま捨てると情報漏洩のリスクがある。捨て方の基礎知識として、注意点をチェックしておこう。
シュレッダーで破砕する
大量のCDを処分したいときはシュレッダーが便利だ。入れるだけで細かく粉砕できるため、手が痛くなることがない。CDの裁断機能がついたシュレッダーを選ぶ必要があるが、安価で購入できるアイテムもある。CDを捨てる機会が多いなら購入を検討してほしい。
ハサミで切る
CDの枚数が少ないならハサミで切るだけでも十分だろう。力が必要なので手を痛めないように慎重に作業してほしい。大量のCDを処分するのは難しいため、枚数が多い場合はその他の方法で処分しよう。
カッターで傷を付ける
CDにカッターで傷を入れる方法だ。光って見える表側に数か所ほど傷を付ければ、データを読み取れなくなる。手を切らないように注意しながら、深めに切れ目を入れるのがポイントだ。
記録面を剥がす
傷を付けるだけだと心配な場合は収録面を剥がすといい。上記で紹介したように表側に傷を入れたあと、ガムテープを貼り付けよう。あとはガムテープを引っ張れば収録面がキレイに剥がれる。絶対に知られたくないCDを処分する場合は、傷を付けるだけではなく剥がしておくのがおすすめだ。
結論
CDを処分するときは、まず自治体のWEBサイトで捨て方のルールを確認してほしい。燃えるごみや不燃ごみなど、分別の方法をチェックすることが大事だ。CDとケースでは分別が異なるケースもあるので、別々に捨て方をチェックしてほしい。また、大事なデータが入ったCDを処分する場合、適切な処理が必要だ。ハサミで切る、収録面を剥がすなど基本の方法を確認しておこう。
(参考文献)
※1:環境省「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!」