目次
- 1. 換気扇の「ダクト」とは?自分でも掃除できる?
- 2. 換気扇のダクト掃除をしたほうがよい状態とは
- 3. 換気扇のダクト掃除を業者に依頼した場合の料金
- 4. 換気扇のダクト掃除の頻度は3?5年を目安にしよう
1. 換気扇の「ダクト」とは?自分でも掃除できる?

換気扇ダクトとは、何のための設備なのか。そして自分でも掃除することができるのだろうか。
換気扇のダクトとは
換気扇ダクトは、キッチン、浴室、トイレなどに設置されており、外部の排気口を結んでいる換気設備のことだ。部屋の中の空気を外に排出し、外の新鮮な空気を取り込むために必要だ。部屋の空気を清潔に、そして快適に保つために換気扇ダクトは重要な役割を担っている。
自分では掃除できない
換気扇と同じように、換気扇のダクト掃除も自分でできるのだろうか。結論からいうと、自分で換気扇のダクト掃除するのは現実的ではない。ダクトが建物の中で複雑に通っている場合もあり、もし破損してしまうと修理に莫大な費用がかかってしまうかもしれない。換気扇のダクト掃除は、専門の知識と器具を持ったプロに任せるべきだろう。
2. 換気扇のダクト掃除をしたほうがよい状態とは

換気扇のダクト掃除は、どのタイミングで行えばいいのだろう。換気扇のダクト掃除のタイミングには、いくつかのサインがあるので見逃さないことだ。
換気効率の低下や外壁の汚れがサイン
換気扇の掃除をしているのに、部屋の空気が入れ替わらない。換気効率が悪く、換気扇自体から嫌なニオイがするというサインがある。
また、外にある換気口のまわりの外壁をチェックしてみよう。換気口から油ダレやまわりの壁面が油などで汚れていないだろうか。もし汚れていたら、換気扇のダクト掃除のタイミングといえる。
換気扇のダクトの汚れを放置すると?
換気扇のダクト掃除をせずに、長年放置しておくと油やホコリなどで熱気や煙、室内の空気を排出する機能が低下する。
キッチンでは、調理のニオイや熱気がほかの部屋にまで広がる。
浴室では、湿気によってダクト内部の汚れはカビの繁殖の原因となる。
トイレでは、トイレットペーパーの細かいホコリで換気能力が低下してしまう。
ホコリや汚れが溜まるだけではない。室内の空気が汚れることで、喘息や気管支炎といったアレルギーなどの健康被害も起こるかもしれない。また、長年ダクトに溜まった油汚れは、何かの拍子に引火する可能性もある。焼肉店など飲食店の火災の原因の多くは、ダクトに溜まった油汚れだ。
また、換気扇のダクト汚れがひどくなると、エアコンなどの空調設備にも影響が出る。エアコンのファンに負担がかかるため、電気代がかかってしまう。
3. 換気扇のダクト掃除を業者に依頼した場合の料金

換気扇のダクト掃除は自分でできないとなると、業者に依頼することになる。
気になるのが料金の目安だ。
料金の目安
換気扇のダクト掃除の料金は、掃除をする箇所によっても変わってくる。主に「キッチン」「浴室」「トイレ」のダクト掃除となるが、場所によって料金が異なる。また、ダクト自体の構造が複雑になっていると、料金は高くなる。
キッチンの場合は、油汚れがこびりついていることも多いため、高い料金設定となっている。また、ダクトだけでなく換気扇もセットでクリーニングしてもらえる料金設定もある。
<クリーニング費用の目安>
キッチンの換気ダクト掃除の場合は17,000円~
浴室・トイレの換気ダクト掃除の場合は17,000円~
キッチンの換気ダクト+レンジフードの掃除の場合は32,000円~
浴室・トイレの換気ダクト+換気扇掃除の場合は35,000円~
フルセット掃除の場合は55,000円~
キッチンだけといった単体でクリーニングしてもらうよりも、同時に3カ所クリーニングしてもらった方が割安感があるのではないだろうか。
キッチンだけといった単体でクリーニングしてもらうよりも、同時に3カ所クリーニングしてもらった方が割安感があるのではないだろうか。
4. 換気扇のダクト掃除の頻度は3~5年を目安にしよう

換気扇のダクト掃除頻度は、調理を頻繁にするか、料理で揚げ物や炒め物が多いかどうか、換気扇を回す頻度が高いかなど、環境によって大きく違ってくる。また、ダクトが真っ直ぐではなく、何度か折れ曲がっているような構造では、折れ曲がっている部分に汚れが溜まりやすくなる。
一般的な使い方を想定するなら、3~5年に1度を目安にすれば、深刻なトラブルを招くことはないだろう。
結論
換気扇のダクト掃除は、自分ではできないので専門の業者に依頼する必要がある。ダクト掃除を怠ると、健康被害、火災のリスクが増え、エアコンなどの電気代もかかってしまう。
換気扇のダクト掃除は、一般的に3~5年に1度行うと安心だ。換気扇ダクトの掃除を定期的に行い、快適な環境で生活しよう。