目次
1. 発泡スチロールの間違った捨て方

発泡スチロールの捨て方を間違えると、トラブルの原因になる。2つのNG例をチェックしておこう。
燃やす
発泡スチロールを燃やすと黒い煙が出るので注意。有害なガスではなくただの煤(スス)だが、周りに付着して黒くなることがある。ご近所にも迷惑をかける可能性があるので、正しい捨て方で処分することが重要だ。
有機溶剤で溶かす
発泡スチロールは有機溶剤を使用すると簡単に溶かせる。ただし、一部の有機溶剤は毒ガスが発生するので注意。リモネンなど無害な天然成分を使用する方法もあるが、溶液の処理が面倒なのでこの捨て方は避けたほうがいいだろう。
2. 発泡スチロールの正しい捨て方

発泡スチロールの基本的な捨て方を紹介しよう。2つの捨て方をチェックして、正しく処分してほしい。
自治体のルールに従ってゴミに出す
分別したあと指定の袋に入れて回収日に出す。発泡スチロールの分類は「容器包装プラスチック」とするケースが多い。一方で「プラマーク」がない場合は燃えるゴミとして分別する可能性が高いので、事前にチェックしておこう。
自治体によって詳しい分別や捨て方は異なるため、まずは公式サイトや問い合わせで確認する。汚れをキレイに落としておく、サイズが大きなものはカットするなど、細かい指定があるケースもあるので調べておこう。
発泡スチロール回収ボックスに入れる
スーパーの店頭に設置している「回収ボックス」を活用する捨て方だ。肉や魚など、食材に使用したトレーを無料で入れられる。あらかじめキレイに洗ってから乾燥させておくのがマナーだ。
ただし、入れられない発泡スチロールもあるので確認しておく。納豆のパックやカップ麺の容器、梱包材は回収できないケースが多いので注意してほしい。輪ゴムやレジ袋、ひもなど余計なものも取り除いておこう。
3. 発泡スチロールを小さくする方法

梱包用に使用される大きな発泡スチロールは、袋に入るように小さくする必要がある。捨て方の基礎知識として、小さくする方法を覚えておこう。
カッターで切り分ける
カッターを使って、発泡スチロールにグルリと切れ目を入れて割る方法だ。細かいクズが散らばらないように、新聞紙の上や袋の中で切り分けるのが捨て方のポイントになる。また、カッターに水をつけておけば静電気が発生しにくい。使用後はサビないように刃の水分を拭き取ることが大事だ。
スチロールカッターを使う
スチロールカッターなら、大きな発泡スチロールをキレイに切れる。手軽に使える刃物タイプなど種類はさまざまだが、熱で切る発熱タイプならクズが散らばる心配がない。大量の発泡スチロールを短時間で小さくできるので、処分する機会が多い方は用意しておくといいだろう。
結論
発泡スチロールは自治体のルールに従って処分する。まずは公式サイトで分類や捨て方を確認しよう。食材などに使用したトレーはキレイに洗ってから、スーパーの店頭にある回収ボックスに入れてもいい。大きい発泡スチロールを小さくする方法も紹介したので、捨て方と一緒にチェックしておこう。