目次
- 1. チョコレートの染み抜き方法
- 2. 頑固または時間が経ったチョコレートの染み抜き方法は?
- 3. チョコレートの染み抜きに苦労するのはなぜなのか?
- 4. チョコレートの染み抜きは油分が冷え固まる前に!
- 食器用の中性洗剤
- ぬるま湯(40度)と容器
- タオル
- 歯ブラシや綿棒
- チョコレートの固まりが残っている場合はつまんで取り除く
- シミに食器用中性洗剤を数滴垂らして指でなじませる
- シミの部分にタオルを当てたら衣服を裏返す
- 歯ブラシにお湯をつけてシミの裏側から優しく叩く
- キレイな面と入れ替えながらタオルにシミを移していく
- ぬるま湯ですすいだらシミがキレイに取れたか確認する
- シミが残っている場合はもう一度食器用中性洗剤を垂らして手順4~6を繰り返す
- シミが十分に薄くなったらいつも通り洗濯機で洗う
- 衣類用洗剤をシミに塗布して揉み込む
- 軽く水ですすぐ
- 液体タイプの酸素系漂白剤を塗布する
- 洗濯機に入れたら衣類用洗剤を投入してまわす
- 乾いたティッシュペーパーでチョコレートの固まりをつまんで取り除く
- 乾いたティッシュペーパーで押さえて油分を吸い取る
- シミの裏側に乾いたティッシュペーパーを当てる
- 濡らしたティッシュペーパーにハンドソープをつける
- ハンドソープをつけたティッシュペーパーでシミを軽く押さえる
- 乾いたティッシュペーパーで水分を拭き取る
1. チョコレートの染み抜き方法

チョコレートの正しい落とし方を解説する。染み抜きに必要な洗剤と道具、詳しい手順を紹介しよう。
使用する洗剤と道具
チョコレートは油分を多く含むため、油汚れに効果的な食器用中性洗剤を使おう。また、28度を超えると溶ける性質があるので、ぬるま湯を使うとキレイに落とせる。
先に洗濯表示を確認する
洗濯表示(※1)の桶のマーク(洗濯処理記号)で、水洗いが可能なのか確認することが大事だ。バツ印がついていると水洗いができないため、自分で染み抜きをせずクリーニングに出してほしい。
また、桶のマークの中にある数字は、使用できる水温の上限を表している。30という記載がある場合は40度のぬるま湯が使えない。水温の上限にあわせてお湯の温度を調整してから、チョコレートの染み抜きをしよう。
染み抜きの手順
デリケートな衣類や細かい部分の染み抜きをする場合は、綿棒で叩いてシミを移すとよい。洗濯機である程度は落ちるので、染み抜き後にチョコレートが薄く残っていても大丈夫だ。
2. 頑固または時間が経ったチョコレートの染み抜き方法は?
.jpeg)
なかなか落ちなかったり、時間がたったりしたチョコレートの染み抜き方法を紹介しよう。酸素系漂白剤とベンジンを使った取り方について解説する。
酸素系漂白剤を使った染み抜きにチャレンジしてみる
頑固なチョコレートのシミには、ワイドハイターなど液体タイプの衣類用漂白剤を使用するとよい。ただし、酸素系漂白剤が使用できない衣服もあるので注意。洗濯表示(※1)の三角のマーク(漂白処理記号)にバツ印がついていたら、使用を避けよう。
ベンジンを使うくらいならクリーニング店に相談を
ベンジンは油を溶かす効果がある液体有機溶剤だ。油分を含んだチョコレートの染み抜きにも有効だが、引火しやすく取り扱いには注意を必要とする。失敗する可能性もゼロではなく、購入したり染み抜き方法を調べたりする手間もかかる。最初からクリーニング店に依頼したほうが、素早くキレイに仕上がるだろう。
3. チョコレートの染み抜きに苦労するのはなぜなのか?

基礎知識として、チョコレートの染み抜きが難しい理由を解説する。外出先で汚してしまったときの応急処置と、あわせて紹介しよう。
チョコレートの汚れがなかなか落ちない理由
カカオバターやカカオマスが含まれるチョコレートは、脂溶性の汚れだ。溶けずに水を弾くので、通常の洗濯では落とすのが難しい。さらに時間がたつと油分が固まるため、より落としにくいシミとなる。チョコレートのシミを除去するためには、ぬるま湯や酸素系漂白剤を使った正しい染み抜き方法を実践しよう。
外出先で汚してしまったときの応急処置も覚えておこう
擦ると繊維の奥に入り込むので、チョコレートはつまんで取り除こう。水やハンドソープを使えないときは、取り除くだけでも十分だ。この方法はあくまで応急処置なので、家に帰ったらすぐに染み抜きをしてほしい。
4. チョコレートの染み抜きは油分が冷え固まる前に!

チョコレートには油分が含まれており、時間がたつと冷えて固まる。落ちにくいシミになってしまうので、素早く染み抜きをすることが重要だ。食器用の中性洗剤やぬるま湯を使えばキレイに落とせる。もしも時間がたってしまった場合は、酸素系漂白剤を活用しよう。
結論
目立ちやすいチョコレートはスッキリと染み抜きしたい。洗濯機で落とすのは難しいので、食器用中性洗剤を塗布してから歯ブラシで軽く叩いて染み抜きしよう。その際、ぬるま湯を使って溶かすことが重要だ。時間がたったチョコレートのシミは、液体タイプの酸素系漂白剤を塗布してから洗濯機で
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」